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佐世保市 土砂崩れ どこが危ないの?

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佐世保市では、黒髪町・針尾東町・小佐々町楠泊に土砂災害警戒区域が多くあります。区域の数は、以下に示す資料の時点で数えたものです。

2026年6月23日からの大雨で、佐世保市黒髪町のがけが崩れ、小屋が全壊しました。長崎県の被害報告(第3報・25日15時現在)の注記は「がけ崩れにより小屋が全壊したもの(佐世保市黒髪町)」。人的被害は0です。

県の一覧(令和8年8月28日現在)で、市内の土砂災害警戒区域は7,175か所。黒髪町はそのうち201か所です。

先に結論

  • ✓ 7月1日からの大雨では、大和町でもがけ崩れが1件(県の最終報。人的被害・住家被害は0)
  • ✓ 地すべりの区域は241か所あり、特別警戒区域は1つもない
  • ✓ 1955年4月には佐世保炭鉱のボタ山が崩れ、市の計画に「死者73名」とある
目次

黒髪町・大和町の被害

宇久地域を除く市内には、25日0時5分からレベル4土砂災害危険警報が出ていました(第3報の別紙)。崩れたがけが区域の中かは、今回見た資料では確かめられません。

佐世保市黒髪町のまわりの土砂災害警戒区域の地図
黒髪町の区域は国のデータで209か所。広く塗られた橙色は地すべりの区域です

黒髪町(県の一覧で201か所)

地図の点は黒髪町のおよその中心で、6月にがけが崩れた場所ではありません。

黒髪町をGoogleマップで開く ›

黒髪町の201区域は、県の佐世保市指定一覧表で平成24年3月23日の指定。それより後の日付に、黒髪町の行は見当たりません。

大和町は、県の最終報(7月2日5時15分現在)に「がけ崩れ1件(佐世保市大和町)」とあります。崩れた大きさは、今回確かめた資料では確認できませんでした。

避難指示は6月が一括、7月は地区ごと(広田は2日0時50分)

6月は25日0時40分、宇久地区を除く全域にレベル4避難指示が出て、解除は26日14時40分(市の防災ポータル)。対象の数は、市と県の資料で違います。

資料 世帯 人 対象の書き方
市の防災ポータル「避難情報」 101,371 225,797 宇久以外
県の被害報告(第3報) 100,819 222,427 宮地区宮村川浸水想定等区域ほか

7月は、土砂災害危険警報が1日21時38分〜2日3時39分(県の最終報)。市は21時50分の相浦地区から順に地区を足し、2日0時50分に24地区・97,384世帯214,199人へ。解除は5時でした。

最後の0時50分に加わった地区の1つが広田(5,601世帯・11,574人)です。「広田」で土砂崩れがあったかは、今回調べた一次資料では確かめられませんでした。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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区域が多い町

佐世保市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円の大きさが町ごとの区域の数です
町 区域の数(うちレッド)
黒髪町 209(190)
針尾東町 132(126)
小佐々町楠泊 132(127)
指方町 124(119)
小佐々町矢岳 123(117)
鹿子前町 120(118)
日宇町 120(116)
鹿町町長串 120(115)
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町ごとの表と2枚の図は、国土交通省「国土数値情報」(令和6年3月末時点の整備)の6,923区域を町に振り分けたものです。県の7,175とは別の資料です。どの区域も所在地の町のどれか1つに入れ、丁目は町(大字)にまとめました。
佐世保市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町の上位10

黒髪町の209には地すべり8か所が入っています。県の一覧は地すべり240区域を町名なしの「佐世保市(一部)」で載せていて、黒髪町の201は土石流と急傾斜地の数です。

地すべり241か所・土石流787か所:県の表の内訳

種類(県の表) 警戒区域 うち特別警戒区域
急傾斜地の崩壊 6,147 5,987
土石流 787 758
地すべり 241 0
崖の上と下の家、沢の下流と谷の出口の住宅に土砂が届く位置関係を示した模式イラスト
AI生成の一般的な模式イラスト。現地の被害写真や指定区域図ではありません。実際の範囲は公式マップで確認してください。
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

市の地域防災計画には「北部地区を中心として全国有数の地すべり地帯を有しており」とあります。地すべり241のうち240は、令和2年3月27日にまとめて指定されました(県の一覧)。

1955年のボタ山崩壊と1967年の大水害

市の計画は昭和30年4月15〜16日を「佐世保地方空前の豪雨」とし、佐世保炭鉱のボタ山崩壊で炭鉱住宅が埋まり死者73名と記しています。崩壊は「この後の17時に突如として発生した」とあります。

昭和42年7月8〜9日の大水害は、11時から14時までの3時間に186mm。死者29名・負傷者270名で、災害救助法が適用されました(同計画)。

防災マップの時点

指定は県、地区別の土砂災害ハザードマップは市の仕事です。黒髪町北部周辺の版には、区域の基準日も作成年月も見当たりません。大和町周辺の版は「令和七年十月作成」ですが、いつの指定までを載せたかは読み取れません。江迎町で令和7年6月6日に指定された247区域が、江迎地区のマップに入っているかは確かめられません。

避難情報の見方

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の計画は、土砂災害の避難指示を「土砂災害警戒情報や補足情報、前兆現象や災害状況などを総合的に判断して」出すとしています。警戒情報は、いまのレベル4土砂災害危険警報。7月1日は、危険警報から最後の地区への指示まで3時間12分ありました。その間も、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で家のまわりが紫かどうかは見られます。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅の区域を調べる

  1. 市が案内する長崎県防災ポータルの地図で、家と裏の斜面に黄色・赤が重なるかを見る
  2. 町ごとの指定日は県の佐世保市指定一覧表で見る
  3. 線の位置は、県北振興局の砂防防災課か市の土木部河川課(0956-25-9637)に聞く

斜面の工事は市の急傾斜地崩壊対策事業で、勾配30°以上・高さ5m以上の自然斜面、空き家でない人家5戸以上、移転適地がないことなどが条件。令和3年4月1日以降の要望書で行う場合は、地区ごとに保全人家戸数×10万円の分担金を、市長が指定する期日までに一括で納めます。特別警戒区域などの危険住宅の移転には、除却費等と、代わりの住宅の借入金の利子分の補助があります(限度額は市に問い合わせ)。

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長崎県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

黒髪町の201区域は平成24年、江迎町の247区域は令和7年の指定。マップで時点が読めなければ、県の防災ポータルで家のまわりの線を見てください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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