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越前市 土砂崩れ どこが危ないの?

越前市で土砂災害の危険があるとして福井県が指定している場所は1,140か所(令和8年3月3日現在)。412か所が土石流の区域で、3分の1を超えます。町・字別では春日野町の45か所、池ノ上町の36か所が多い2つです。

2026年8月30日の大雨では、7時24分にレベル4土砂災害危険警報が出ました。県の報告に越前市の土砂の被害は載っておらず、住家も「被害なし」でした。

市の土砂災害ハザードマップは町内ごとの136のPDFで、住所で探す機能はありません。住所で探すなら国の地図を使うよう、市が案内しています。

先に結論

  •  1965年、今立町大滝の地すべりで人家4戸が流され、10名が亡くなった(県の年表)
  •  区域の数は、県の集計で2022年8月から1,140か所のまま
  •  レッドゾーンの家の改修に、最大75万9千円の補助がある
目次

越前市で土砂崩れが危ない場所

越前市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字。市の西側の春日野町・池ノ上町に大きな円が並び、東側の横住町・文室町にも区域が集まります
町・字 区域の数(うちレッド) うち土石流
春日野町 45(44) 21
池ノ上町 36(35) 14
横住町 24(19) 7
文室町 23(22) 12
広瀬町 23(22) 8
北山町 23(22) 7
中山町 23(22) 5
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県のオープンデータ(令和8年3月末現在)の越前市の1,145区域を、形の中心が入る町・字(令和2年国勢調査の町・字の境界)で数えました。県のデータに字名が無いため、2つの町にまたがる区域も1つの町に入れています。県の集計(令和8年3月3日現在の1,140)とは5つ違い、違う理由は県の資料に書かれていません。
越前市の町別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字。春日野町の45か所がいちばん多く、池ノ上町の36か所が続きます
越前市春日野町のまわりの土砂災害警戒区域の地図
春日野町は45か所のうち44か所がレッドゾーンで、21か所が土石流の区域です

春日野町(45か所)

点は町のおよその中心です。自宅の番地まで寄せて見てください。

春日野町をGoogleマップで開く ›

土石流の区域は、春日野町の21か所に次いでひばりが丘町が16か所です(19か所のうち16か所)。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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8月30日の大雨:越前市のレベル4は7時24分

越前市には29日9時14分からレベル2土砂災害注意報が出ていて、30日7時24分にレベル4に上がりました。福井市より7時間あまり遅い発表です。解除の時刻は報告に書かれておらず、31日10時には注意報・警報がすべて消えています。30日17時の県の報告で、越前市の避難情報の欄は「ー」でした。

避難のタイミング:越前市の避難指示はレベル4が目安

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

越前市の地域防災計画は2026年8月19日に直され、避難指示の基準は「レベル4土砂災害危険警報が発表されたとき等」です。対象は「災害リスクのある区域に絞って」決めるとしています。

2024年6月23日は、16時15分に越前市が土砂災害警戒情報(いまのレベル4)の対象になり、17時45分に白山地区と坂口地区へ避難指示が出ました(20時30分に解除)。理由は「土砂災害のおそれ等」です。対象の数は、市の計画が1,818人、県の報告が1,531人で食い違っています。2024年の白山・坂口のような雨の日に、自分の町のまわりの危険度が上がっているかは気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で確かめられます。

土砂崩れと土砂災害の違い:越前市は土石流が412か所

越前市の区域は、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)722か所、土石流412か所、地すべり6か所です。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

レッドゾーンは1,016か所。がけ崩れは722か所のうち709か所がレッドですが、土石流は412か所のうち307か所で、地すべりにレッドはありません。

地すべり防止区域:大滝・村国山・寺地の3つ

別の法律で国(国土交通大臣・農林水産大臣)が指定する「地すべり防止区域」も、市の計画の資料編に3か所載っています。

区域 場所 告示
大滝 大滝町 1959年10月12日
村国山 村国 1988年3月18日
寺地 波垣町・東樫尾町・寺地町 2002年5月24日

大滝の告示は、1965年の大滝の地すべりより6年前です。崩れた場所が区域の中だったかは分かりません。

過去の土砂災害:1965年の大滝と戸谷町

年月日 できごと
1965年 今立町大滝で地すべり。人家4戸が流出、死者10名(県の年表)
1965年9月19日 台風24号の豪雨で戸谷町が崩れ、八幡神社の拝殿が倒壊
2004年7月18日 福井豪雨。がけ崩れ・土石流が起きた
2006年1月 豪雪。西河内町の法面で、雪崩が地すべりを誘発

市の計画は、土砂災害の記録を「残っているものは少ない」と書き、大滝の地すべりは概要に書かれていません。一方で「市西部の山間部では新旧崩壊地形や地すべり地形を呈する箇所が多く分布し」とも書いています。

前兆:雨の日だけでなく、雪の季節にも

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

図のもとにした政府広報も、がけ崩れは「雨水や雪解け水の浸透や地震等」で起きるとしています。西河内町の地すべりは2006年1月15日の雪崩に誘われて起き、県道武生美山線は2月18日まで通れませんでした。

割れ目や湧き水の濁りに気づいたら、避難の情報を待たずに斜面から離れます。市の計画も、緊急安全確保の基準に「土砂災害が発生したとき等」を入れています。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 市の土砂災害ハザードマップ(対象町内別)で、地区から町内の順に自分の町のPDFを開く
  2. 住所で探すときは、市が案内する重ねるハザードマップ(国土交通省)を使う
  3. 区域の形を細かく見るなら、市が案内する福井県土砂災害警戒区域等管理システムを開く

マップは「平成16年以降に指定された土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域を基に作成」したもので、各家庭への配布の予定はありません。

レッドゾーンに指定される前から建っている家の改修は工事費の23%・最大75万9千円、区域の外への移転は除却に最大200万円などの補助があります。業者との契約の前に交付決定が要ります。

\住所を入れるだけ 1分で公的データを確認できます/

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ほかの市の土砂崩れ

この記事のまとめ

越前市の土砂災害警戒区域は1,140か所で、412か所が土石流です。春日野町・池ノ上町など市の西側に多くあります。

市の計画では、避難指示は災害リスクのある区域に絞って出します。家が区域の中か外かをすぐ言えるよう、自分の町のPDFを一度開いておいてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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