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雲仙市 土砂崩れ どこが危ないの?

雲仙市 土砂崩れ どこが危ないの?の記事アイキャッチ

雲仙市では、愛野町乙・愛野町甲・国見町土黒庚に土砂災害警戒区域が多くあります。区域の数は、以下に示す資料の時点で数えたものです。

2021年8月13日、雲仙市小浜町で国土交通省が「土石流等」と区分する土砂災害が起き、長崎地方気象台のまとめでは3人が亡くなり、1人が重傷を負いました。全壊は小浜町の2棟です。

県の表(令和8年8月28日現在)では、市内の土砂災害警戒区域は1,394か所、うち特別警戒区域のあるものが1,317か所。市の冊子は、特別警戒区域では建築物の移転勧告や開発の許可が必要になることがあると書いています。

先に結論

  • ✓ 2026年3月13日、愛野・吾妻・瑞穂・国見の4町で395区域が新しく指定された
  • ✓ 市の防災マップのページは2022年3月31日の更新で、区域の時点は確認できなかった
  • ✓ 国のデータ(令和6年3月末時点の整備)で区域が最も多い字は愛野町乙の67か所
目次

2021年の小浜町の被害

国交省の速報(令和3年9月14日9時30分現在)は、小浜町の「土石流等」を写真つきで挙げ、死者3名・負傷者1名としています。

産業技術総合研究所は場所を「小浜町雲仙」とし、一帯には多数の温泉(雲仙温泉)があり、熱水による変質で粘土鉱物を多く含む場所もあると説明しています。発生の時刻と、小浜町雲仙のどの地区かは、今回の国の資料では確認できませんでした。

宿の名前が出る場所:小浜町の国民宿舎「青雲荘」付近でがけ崩れ

長崎地方気象台のまとめは、この大雨のがけ崩れの場所に「小浜町国民宿舎「青雲荘」付近、温泉神社付近」を挙げています。宿の名前が出る一次資料はこれだけで、ほかの旅館・ホテルへの影響は、今回の国・県の資料では確認できませんでした。

雲仙市小浜町雲仙のまわりの土砂災害警戒区域の地図
小浜町雲仙の36か所は、すべてに特別警戒区域が重なります(国のデータ)

小浜町雲仙(36か所)

地図の点は小浜町雲仙の字のおよその中心です。2021年に崩れた斜面を指すものではありません。

小浜町雲仙をGoogleマップで開く ›

旧小浜町の最初の告示は平成30年4月27日(219区域、県の一覧)で、崩れた斜面が当時区域の中だったかは、今回の資料では確かめられませんでした。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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区域が多い字

雲仙市の字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円の大きさは字ごとの区域数(国のデータ999区域)
字 区域(うち特別警戒)
愛野町乙 67(59)
愛野町甲 66(64)
国見町土黒庚 57(49)
瑞穂町西郷丁 50(42)
吾妻町川床名 49(46)
南串山町丙 47(45)
千々石町庚 46(34)
南串山町乙 39(36)
小浜町雲仙 36(36)
小浜町富津 34(34)
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字ごとの数は、国土交通省「国土数値情報」(令和6年3月末時点の整備)の雲仙市999区域を、所在地の大字へ1区域1回ずつ振り分けて数えました。所在地の書き誤り(「吾愛野町乙」など)は正しい字にまとめました。この999は、県の一覧で令和5年9月12日までに告示された区域の合計と一致します。令和8年3月13日に新しく指定された395区域は、この表と地図に入っていません。
雲仙市の字ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い字の上位10(国のデータ)

県の一覧で見る指定の順番:2026年3月に395区域

告示日 地区 区域(うち特別警戒)
平成30年4月27日 旧小浜町・旧南串山町 317(305)
令和元年7月5日 旧千々石町・旧愛野町 114(103)
令和2年1月21日 市の一部(地すべり) 41(0)
令和2年6月5日 旧吾妻町・旧瑞穂町・旧国見町 190(182)
令和5年9月12日 愛野町・吾妻町・瑞穂町・国見町 337(334)
令和8年3月13日 同じ4町 395(393)

395区域の内訳は瑞穂町183・吾妻町153・国見町56・愛野町3。市全体の1,394の種類は急傾斜地の崩壊1,241・土石流112・地すべり41で、地すべりに特別警戒区域はありません。

崖の上と下の家、沢の下流と谷の出口の住宅に土砂が届く位置関係を示した模式イラスト
AI生成の一般的な模式イラスト。現地の被害写真や指定区域図ではありません。実際の範囲は公式マップで確認してください。
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

防災マップの時点

線を引くのは県、防災マップを作るのは市です。ページの最終更新は2022年3月31日ですが、冊子の区域が何年何月時点かは、今回確かめた冊子では確認できませんでした。

その後の指定は、令和5年9月12日の337区域と令和8年3月13日の395区域です。合わせて732区域が、ページの更新日より後の指定。冊子に入っているかは確かめられません。

1957年の諫早豪雨:雲仙岳の北斜面で一昼夜1,109.2mm

1957年7月25日、雲仙岳北斜面の西郷では一昼夜に1,109.2mmの雨が降り、愛野の日雨量は898.2mmでした(長崎地方気象台)。吾妻町の「大水害記録碑」(国土地理院の自然災害伝承碑)は、この日の夕刻に川があふれ、山崩れが起き、橋が落ちたと伝えています。

避難情報の見方

6月23日からの大雨で雲仙市に出たのは大雨警報(6月24日5時16分〜9時28分)で、県の報告の土砂災害危険警報の欄は空欄です。この大雨で市は7町の17,685世帯41,293人に高齢者等避難を出し、避難指示は0世帯でした。県の報告で確かめた範囲では、2026年に雲仙市へレベル4土砂災害危険警報が出た記録は見つかりません。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の地域防災計画(令和8年度版)は、レベル4土砂災害危険警報を避難指示の「判断の材料」とし、発令の基準は「避難指示等の判断・伝達マニュアル」によるとしています。このマニュアルは、今回市のサイトでは見つけられませんでした。大雨の日は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で住む町の色を確かめてください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅の区域を調べる

  1. 県の長崎県防災ポータル「防災GIS」で住所を探し、家や裏の斜面に色が重なるか見る
  2. 市の雲仙市防災マップ WEB版も、データの時点を確かめてから県の地図と見比べる
  3. 県の一覧の確認先は島原振興局建設部管理課(0957-63-0612)。境目の家はここで確かめる

がけ地の移転やがけ崩れ対策の補助の案内は、今回市のサイトでは見つけられませんでした。

\住所を入れるだけ 1分で公的データを確認できます/

災害リスク診断で自分の住所を調べてみる ›

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雲仙市のほかの災害リスク・ほかの市

長崎県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

2026年3月に瑞穂町・吾妻町など4町で395区域が加わり、市の防災マップのページはそれより前の2022年3月31日の更新です。家の近くの線は、県の防災GISで確かめてください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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