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藤沢市 土砂崩れ どこが危ないの?

藤沢市白旗には、神奈川県が指定した土砂災害警戒区域が6か所あり、6か所とも特別警戒区域(レッドゾーン)を含みます。白旗の崖が崩れたという話は、今回確かめた県と市の一次資料では確認できませんでした。

市内の区域は176か所で、最多は大庭の16か所です。

先に結論

  • ✓ 2026年、土砂災害警戒区域への避難指示は3回。毎回13地区・7,710世帯・17,220人(計算)
  • ✓ 9月21日は、レベル4土砂災害危険警報の22分後に避難指示が出た
  • ✓ 市のハザードマップ4枚に、区域の基準日は見当たらない。県は2026年2月にも大鋸と片瀬山で指定
目次

藤沢市白旗の土砂崩れ:1・3・4丁目に6区域

藤沢市白旗のまわりの土砂災害警戒区域の地図
白旗とまわりの善行・本藤沢・西富などのがけ崩れの区域。白旗の6か所は、どれも特別警戒区域を含みます

白旗(6か所)

地図の点は白旗の町のおよその中心です。崩れた場所や区域の線を指すものではありません。

白旗をGoogleマップで開く ›

県の告示図書の区域名は、白旗1丁目が1つ、3丁目が2つ、4丁目が3つ。6つとも2021年5月25日の指定です。白旗三丁目には、県の急傾斜地崩壊危険区域「伊勢山辺」(0.22ヘクタール)もあります。9月21日の避難指示は、善行地区の対象に「白旗1、3~4丁目」を挙げていました。

崖崩れについては、県の被害状況の発表(2026年5〜9月の45本)と市のサイトで確認できず、その場所が区域の中かどうかも一次資料からは分かりません。

2026年は3回、13地区に土砂災害の避難指示

避難指示の発令 解除 対象
6月3日 7時45分 11時42分 13地区
9月7日 0時45分 8時30分 13地区
9月21日 12時25分 22時15分 13地区

3回とも対象は「土砂災害警戒区域」で、地区も世帯・人数も同じです。

地区 世帯 人
村岡 2,200 5,720
藤沢 2,200 4,180
片瀬 890 2,000
湘南大庭 840 1,910
善行(白旗1、3~4丁目を含む) 540 1,040
明治 460 1,020
辻堂 140 310
御所見 120 290
鵠沼(鵠沼藤が谷3丁目) 110 240
長後 110 230
遠藤 40 120
湘南台 30 80
六会 30 80

9月21日、藤沢市のレベル4土砂災害危険警報は12時03分発表、22時41分解除。避難指示は発表の22分後に出て、警報より早い22時15分に解除されました。解除が先になった理由は、今回確かめた資料には書かれていません。6月3日と9月7日の警報の時刻は確認できませんでした。

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藤沢市で区域が多い町:大庭16・片瀬山13・本藤沢12

藤沢市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域の多い町・字です
町・字 区域の数(うちレッド)
大庭 16(16)
片瀬山 13(13)
本藤沢 12(12)
西俣野 11(10)
片瀬 10(10)
用田 10(10)
大鋸 10(9)
川名 9(9)
遠藤 8(8)
石川 7(7)
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神奈川県の告示図書の藤沢市のページ(令和8年2月27日現在)を1件ずつ数えました。「指定を解除」の行と、茅ヶ崎市など隣の市町が主で藤沢市にまたがる13区域は数えていません。丁目は町・字にまとめ、2つの町・字にまたがる区域は両方に数えたので、町・字の数を足すと176より多くなります。
藤沢市の町・字ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町・字の上位

藤沢市の区域は176か所すべて「がけ崩れ」

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

176か所のうち165か所(94%)が特別警戒区域を含みます。市の地域防災計画は、北部の丘陵地について「丘陵末端部は崖状を呈して」いると書いています。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

過去の崖崩れ:1966年の台風第4号は41か所

年月 原因 資料の記録
1966年6月 台風第4号 がけ崩れ41箇所(降雨量306.5mm)
1976年9月 台風第17号〜集中豪雨 崖崩れ17箇所、小田急 藤沢本町駅~善行駅間の不通
2004年10月 台風第22号 崖崩れ17件
2014年10月 台風第18号 崖崩れ4件、土砂流出8件

市の地域防災計画の資料編(藤沢市消防年報2024年版)から抜き出しました。どの町で崩れたかは、この表には書かれていません。市は、把握している被害を本庁舎7階と4階で見られると案内しています。

市のハザードマップの区域は「いつ現在」か見当たらない

藤沢市の区域は県が指定し、それを地図に載せて配るのが市の役目です。市の土砂災害・洪水ハザードマップ4枚は「令和5年度作成」「令和8年3月印刷」で、区域の基準日は表紙・凡例・奥付に見つかりませんでした。

県は2026年2月にも、大鋸3丁目と片瀬山1丁目で1か所ずつ指定しています。マップはそのあとの印刷ですが、区域をいつの時点で描いたかは分かりません。市のページも、最新の区域は「神奈川県土砂災害情報ポータル」で確かめるよう案内しています。

資料 時点 警戒区域 うち特別警戒
市「土砂災害特別警戒区域等の指定、解除について」 2025年7月4日 189 176
市の地域防災計画 2024年4月1日 189 177
県の告示図書(この記事で数えた) 2026年2月27日 176 165

市の189には、綾瀬・横浜・鎌倉・茅ヶ崎の各市との境の21区域が入っています(藤沢市のみは168)。数が資料ごとに違う理由は、今回確かめた資料には書かれていません。自宅のまわりは、県のポータルで最新の区域を見てください。

避難指示は「危険警報」か「キキクルの紫」で出る

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成
土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の地域防災計画は避難指示の基準に、「土砂災害警戒情報が発表された場合」(2026年からのレベル4土砂災害危険警報)、土砂キキクルが「危険(紫)」になった場合、山鳴りや湧き水の濁りなどの前兆が見つかった場合などを挙げています。「降雨が終わった後であっても発生することがある」とも書いています。雨がやんでも、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で紫が消えたかを見てから崖に近づいてください。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 神奈川県土砂災害情報ポータルの地図で自宅を探し、敷地や裏の崖に黄色・赤の帯がかかっていないかを見る
  2. 区域の線は、県の藤沢市の告示図書の区域図で確かめる

伊勢山辺のような急傾斜地崩壊危険区域は県知事が指定し、市内の19区域を地域防災計画は「すべて概成している」と書いています。個人の崖の工事への市の助成は、今回、市のサイトで見つけられませんでした。

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この記事のまとめ

白旗のある善行地区を含む13地区には、2026年だけで3回、避難指示が出ました。崖の近くに住むなら、紙のマップだけでなく県のポータルで自宅の区域を確かめておいてください。

出典(すべて2026年9月25日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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