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柏市 土砂崩れ どこが危ないの?

柏市高柳の通行止めについて、市の公式X(交通)は8月14日7時11分に投稿しましたが、理由は「大雨によるの影響」(原文のまま)だけで、土砂崩れとは書いていません。8月の豪雨の「土砂災害(崖崩れ)」は市の発表で2件、場所は書かれていません。

県が指定した柏市の土砂災害警戒区域は179か所。このうち71か所は、2025年7月29日の1回の告示で加わった区域です。

先に結論

  • ✓ 区域が最も多い字は「柏」の13か所。うち12か所は2025年7月以降の指定
  • ✓ 8月13日は17時02分に土砂災害危険警報、28分後に区域の全域へ避難指示
  • ✓ 柏市の8月の死者1人(八幡町)は道路冠水によるもので、土砂災害ではない
目次

「柏市 高柳 土砂崩れ」:市の発表で確かめられたこと

投稿の場所は「高柳付近,パーラーニューヤマト高柳店付近」で、添付の地図に×印が2つあります。

市の報道発表では、市道の通行止めのうち「土砂災害のため」が8月13日に2か所、14〜20日に1か所。場所は書かれておらず、高柳と同じ場所かは分かりません。「高柳で土砂崩れ」は、今回確かめた資料では確認できませんでした。避難所の高柳近隣センターの避難者は11世帯・最大23人でした。

柏市高柳のまわりの土砂災害警戒区域の地図
高柳のまわりの土砂災害警戒区域です(崩れた場所を示す図ではありません)

高柳(9か所)

点は高柳の字のおよその中心で、通行止めや崩れた場所ではありません。

高柳をGoogleマップで開く ›

高柳の字にかかる区域は9か所(うちレッド8)で、7か所は2023年9月19日の指定です。通行止めの場所が区域の中かは、資料に書かれていません。

「柏 根戸 土砂崩れ」は我孫子市の根戸

柏市にも根戸がありますが、今回確かめた柏市の報道発表とまとめに、根戸の土砂崩れは出てきません。我孫子市の根戸は我孫子市 土砂崩れ どこが危ないの?で扱っています。

8月の崖崩れは2件、台風25号は4件 どちらも町名の記載なし

市の発表 項目名 件数
8月18日とりまとめ 土砂災害 11件
8月24日とりまとめ 土砂災害 16件
8月25日9時45分時点 土砂災害(崖崩れ) 2件(6件現地確認中は含まず)

項目名が変わって2件になった理由は書かれていません。国土交通省の速報(9月8日19時時点)の千葉県304件の市町名に、柏市は載っていません。

柏市の死者1人は、県の資料の死亡者の表では八幡町の70代女性(発生日8月13日)で、状況は「道路冠水で自動車に閉じ込められ、心肺停止」。土砂災害ではありません。

9月21日の台風第25号は、市のまとめ(24日時点)で崖崩れ4件、土砂災害による通行止め1件。場所は書かれておらず、人的被害は「0名」です。1991年9月19日の台風18号では「崖崩れ11」の記録があります(市の計画の資料編)。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

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柏市で土砂崩れが危ない場所:柏・布瀬・花野井

柏市の字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円の大きさが字ごとの区域の数。柏駅の近くと手賀沼の南側に大きな円が並びます
字 区域の数(うちレッド)
柏 13(10)
布瀬 12(12)
花野井 12(10)
泉 11(11)
大井 10(10)
松ケ崎・高柳・鷲野谷 9(8)ずつ
手賀 9(9)
i
千葉県の指定箇所一覧(令和8年8月7日現在)の柏市が主の179区域を、字ごとに拾いました。2つ以上の字にまたがる区域はそれぞれの字に数え(字の合計は179を超える)、流山市・松戸市が主で柏市にかかる9区域は字ごとの数にだけ入れています。丁目は字にまとめました。
柏市の字ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い字の上位10

179か所すべてが崖の区域、布瀬と手賀には急傾斜地崩壊危険区域

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

柏市の区域は「急傾斜地の崩壊」だけで、土石流・地すべりの区域は0か所。レッドゾーンは159か所です。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

別の法律で県知事が指定する急傾斜地崩壊危険区域は、布瀬に2か所、手賀に2か所です。

2025年7月29日、1回の告示で71か所が加わった

県の告示の年 区域の数
2012年 8
2019〜2021年 47
2023年 32
2024年 19
2025年 73(うち7月29日が71)

2025年7月29日以降の73か所は、字では柏12・布瀬8・泉7が多く、区域の約4割にあたります。

区域を指定するのは千葉県、地図で知らせるのは柏市です。市のweb(ウェブ)版マップのページ(2026年4月20日更新)は「令和7年12月26日告示分までが反映されています」と書いています。県の一覧ではその後の柏市の指定は0か所で、計算上179か所はすべて地図に入っています。

8〜9月に4回、土砂災害警戒区域へ避難指示

日 レベル4土砂災害危険警報 土砂の避難指示
8月13日 17時02分 17時30分(区域の柏市全域)
9月6日 市の発表に記載なし 22時00分(前倒し)
9月8日 市の発表に記載なし 19時00分
9月21日 1時19分 1時30分

9月6日は「深夜帯での避難行動による危険を避けるため、雨が強まる前に前倒しで発令」と市は書いています。8月13日は19時40分に全域へ緊急安全確保も出ました。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

雨の夜は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で自宅のまわりの色も見てください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 市の柏市web版防災・ハザードマップで自宅のまわりを見る
  2. 県のちば情報マップ(防災情報→土砂災害警戒区域等)でも見る

レッドゾーンの家から移る人には、2026年度に始まった県の「土砂災害危険住宅移転支援事業」があり、補助は最大300万円/戸。主な条件は、特別警戒区域(指定予定を含む)の指定日より前からある住宅を持ち、指定日より前から住んでいること、警戒区域(指定予定を含む)の外へ移ること、移転先が県内、今の住宅を除却し跡地に家を建て直さないこと、急傾斜地崩壊危険区域の土地の住宅ではないこと。使う前に県の河川環境課砂防室への事前相談が必要です。県への申請前に契約などを結ぶと、補助の対象になりません。「がけ地近接等危険住宅移転事業」の実施15市町に柏市は入っておらず、市独自の崖・擁壁の補助も見つかりませんでした。

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千葉県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

高柳について一次情報で言えるのは、市が「大雨によるの影響」で通行止めにしたと投稿したところまでです。柏・布瀬・花野井・高柳で崖の近くに住むなら、web版マップで自宅を確かめておいてください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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