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酒田市 土砂崩れ どこが危ないの?

酒田市で土砂災害の危険があるとして山形県が指定している区域は458か所(2026年3月6日現在)。平田地域の北俣45か所、田沢44か所が多く、市の東側の山すそに集まっています。

2024年7月25日の大雨では、八幡・平田・松山の各地域で斜面が崩れました。市が挙げた八幡地域の主な箇所を数えると、区域の中が22か所、区域の外が39か所です。

先に結論

  •  458か所のうち76か所が地すべりの区域。大蕨10・北俣8・田沢6に多い
  •  離島の飛島にも24か所の区域がある
  •  県は2025年1月、まだ区域になっていない「おそれのある箇所」を市内に300か所公表した
目次

酒田市で土砂崩れが危ない場所

酒田市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い字。平田・八幡・松山地域の山すそに円が集まります。飛島(24か所)は地図の外です
区域の数(うちレッド) 土石流 地すべり
北俣 45(29) 13 8
田沢 44(30) 19 6
中野俣 28(21) 7 1
大蕨 27(13) 9 10
飛島 24(15) 11 0
生石 17(8) 7 4
寺田 15(10) 6 0
北青沢 15(11) 6 3
i
山形県の区域一覧(令和8年3月6日現在)で、酒田市の458区域を1件ずつ数えました。所在地の字は大字にまとめ、2つの字にまたがる区域はそれぞれの字に数えています。市全体の区域数とレッドの数は、県の「市町村ごとの指定数一覧」の値です。
酒田市の字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域が多い字。北俣45か所と田沢44か所が並び、飛島が5番目です。14か所の字は下青沢・新出のほかに山元もあります
酒田市北俣のまわりの土砂災害警戒区域の地図
北俣の相沢川沿い、鹿島・岩代のまわり。北俣全体では45か所のうち29か所がレッドゾーンで、土石流13か所、地すべり8か所を含みます

北俣(45か所)

点は字のおよその中心です。自宅の番地まで寄せて、山すそとの近さを見てください。

北俣をGoogleマップで開く ›

市の地域防災計画の地域別の数は、平田199か所、八幡144か所、酒田69か所、松山46か所です。計画は、がけ崩れの主な危険区域に「山地、山間部及び飛島地区」を挙げています。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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2024年7月25日の大雨:区域の外でも崩れた

市の第二十五報によると、八幡地域では升田で区域内の地滑りが1か所、常禅寺・下青沢・新出などで区域から土砂が流れ出ました。区域外では大蕨7か所、下黒川6か所、草津4か所などで崩れています。市のページには「流出した土砂に埋まる家屋(北青沢)」の写真も載っています。八幡地域の大沢地区は孤立し、自衛隊が住民の無事を確かめました。

table([‘八幡地域の主な箇所(市の第二十五報)’, ‘か所’], [

[‘区域内の地滑り’, ‘1’],

[‘区域から土砂が流れ出た’, ‘8’],

[‘区域内のがけの崩れ・土砂崩れ’, ’13’],

[‘区域外の土砂崩れ(道路の法面を含む)’, ’39’],

]),

平田地域では山元3か所、山楯・楯山・田沢新田・北俣で、区域内の地滑りが起きました。

県のまとめでは、酒田市の土砂災害は「がけ崩れ9箇所」と「土石流1箇所」です。市の報告は山林の被害として数十か所を挙げていて、県の数とはそろいません。違いの理由は、どちらの資料にも書かれていません。

酒田市は地すべりの区域が76か所

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

県の数では、土石流182、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)200、地すべり76です。地すべりは大蕨で10か所あり、字の区域の3分の1を超えます。

市の計画は、土石流は「7月から9月にかけて多い」、がけ崩れは「7、8月に集中する」と書いています。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

レッドゾーンは289か所です。地すべりの76か所は、県の数でレッドが0で、イエローだけの指定です。

まだ区域でない「おそれのある箇所」300か所

県の一覧で、酒田市の区域の告示は2015年3月17日が最後です。そのあと県は2025年1月30日、「土砂災害が発生するおそれのある箇所」を公表し、酒田市は300か所(土石流87・急傾斜地213)でした。

市のページは「新たに公表された箇所が、必ずしも区域指定されるとは限りません」と書いています。それでも家の裏の斜面が300か所に入っているなら、区域と同じ目で見ておく価値があります。

前兆と避難のタイミング

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

市の計画は、「湧き水・地下水の濁り、渓流の水量の変化等」の前兆が見つかったら避難指示を出すとしています。斜面の異常は、市の危機管理課(平日の日中0234-26-5701、夜間・休日0234-22-5111)に知らせます。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

避難指示は、原則として、キキクルと県の土砂災害危険度情報で警戒が必要になった区域がある地区の、土砂災害警戒区域に出ます。2024年7月25日は、8時27分に北部(八幡地域)に「土砂災害警戒情報」(いまのレベル4土砂災害危険警報)が出て、2分後の8時29分に八幡・松山・平田の3地域へ避難指示が出ました。離島の飛島は別の区分で、このときは出ていません。家のあたりがいま紫や黒になっていないかは、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」の地図で確かめられます。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 山形県土砂災害警戒システムで、いまの区域と300か所を見る(入口で利用規約への同意を求められます)
  2. 地区ごとのハザードマップは市のサイトに載っておらず、市は危機管理課か各総合支所への問い合わせを案内しています
  3. 県のシステムが止まっているときは、重ねるハザードマップ(国土交通省)で見る

レッドゾーンなどにある住宅を移す人には、市の「土砂災害等危険住宅移転事業」があります。動産の移転に97万5千円まで、新しい家と土地の借入金の利子に421万円まで(建物325万円・土地96万円)の助成です。移る前年度の8月ごろまでに事前協議が必要です。

!
区域の色がない家でも、2024年7月には八幡地域だけで区域の外の崩れが39か所ありました。裏に斜面がある家は、県のシステムで300か所に入っていないかも確かめてください。

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酒田市のほかの災害リスク・ほかの市

酒田市の冠水の記事と、同じ山形県の鶴岡市、ほかの市の土砂崩れの記事です。

この記事のまとめ

酒田市の土砂災害警戒区域は458か所で、北俣・田沢など東側の山すそに多く、地すべりの区域が76か所あります。2024年7月の大雨では、八幡地域だけで区域の外の崩れが39か所ありました。

八幡・平田・松山の山すそに住んでいるなら、県のシステムで家の場所を開き、区域と300か所の両方を確かめてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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