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長岡市 土砂崩れ どこが危ないの?

長岡市で土砂災害の危険があるとして新潟県が指定している場所は2,162か所。多いのは山古志竹沢の45か所、与板町本与板の43か所、半蔵金の38か所で、山古志の5つの字を合わせると136か所です。

2004年の中越地震では、その山古志の14集落すべてが孤立しました。2026年7月26日にもレベル4土砂災害危険警報が出て、山古志東竹沢の県道に土砂が流れ出しています。

先に結論

  •  地すべりの区域206か所は、どれもレッドゾーンではない。それでも中越地震の濁沢と2013年の寺泊山田では、地すべりで人が亡くなった
  •  2013年7月・8月の豪雨では、栃尾と寺泊で土砂により住宅が全壊し、寺泊で60代の男性が亡くなった
  •  市の土砂災害ハザードマップは地区別に205枚。作成・改定はどれも2019年度まで
目次

長岡市で土砂崩れが危ない場所

長岡市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字。南東の山古志・半蔵金、北西の与板、西の大積町に大きな円があります
町・字 区域(うちレッド) うち土石流・地すべり
山古志竹沢 45(28) 土石流6・地すべり7
与板町本与板 43(18) 土石流27
半蔵金 38(29) 土石流3・地すべり8
大積町 37(28) 土石流15・地すべり1
与板町与板 34(12) 土石流26
東谷 32(20) 土石流8・地すべり4
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新潟県の区域ごとの一覧(2026年9月23日取得)で長岡市の2,162か所を数えました。字は大字にまとめ、2つの字にまたがる区域は両方に数えています。総数とレッドは県の「重複を含めた土砂災害警戒区域等の指定数」(令和8年8月14日現在)の値で、一覧の数と一致します。
長岡市の町・字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字。与板町の2つの字は土石流の区域が多い
長岡市山古志竹沢のまわりの土砂災害警戒区域の地図
山古志竹沢は45か所のうち28か所がレッド。がけ崩れ32、土石流6、地すべり7か所の区域があります

山古志竹沢(45か所)

点は字のおよその中心です。番地まで寄せて、家と斜面の近さを見てください。

山古志竹沢をGoogleマップで開く ›

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山古志に136か所:中越地震で14集落が孤立

山古志の区域は竹沢45、虫亀27、南平25、東竹沢25、種苧原14か所。2004年10月23日の中越地震では、山古志だけで一般県道が18か所で寸断され、市の記録は「14集落全てが孤立した」と書いています。

東竹沢では地すべりが芋川をせき止め、自然災害伝承碑によると「木籠集落24戸のうち14戸が水没」しました。濁沢町では地すべりの土砂が住宅4棟を飲み込み、2人が亡くなっています。

県のQ&Aによると、土砂災害防止法は「降雨を想定しており、地震は想定していません」。

2026年7月26日:レベル4の日、山古志東竹沢の県道に土砂

気象台の発表履歴表では、この日の長岡市は5時37分にレベル2土砂災害注意報、8時15分にレベル4土砂災害危険警報が出て、22時8分に注意報へ下がりました。

県の報告では、山古志東竹沢の主要地方道柏崎高浜堀之内線が「土砂流出」で10時50分から通行止めになり、8月7日も続いていました。2004年に濁沢で地すべりの土砂が埋めたのと同じ県道です。市は9時30分に岡南小学校と宮本小学校へ自主避難所を開きましたが、今回確かめた資料に、この日の避難指示は書かれていません。

がけ崩れ・土石流・地すべり:長岡市は地すべりが206か所

県の数では、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)1,305、土石流651、地滑り206か所。およそ10に1つが地すべりで、県は地すべりが「4、5月の融雪期や7月の梅雨期に」多いと書いています。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

地すべりには、国土交通大臣または農林水産大臣が指定する「地すべり防止区域」も別にあり、国交省の所管分だけで市内に132件。県は、防止区域を工事などで崩れる原因を抑える区域、警戒区域を避難の体制を整える区域と分けて説明しています。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

レッドゾーンは1,357か所。がけ崩れの89%、土石流の30%がレッドです。地すべりの206か所には、レッドが1か所もありません。イエローだけの表示でも、区域の中です。

2013年7月・8月の豪雨:栃尾・寺泊で住宅が全壊

市の記録では、7月30日の未明に乙吉川があふれて土石流が起き、乙吉町で家屋が被害を受けました。栃尾の森上では30日の明け方に住宅2棟が土砂で全壊しました。前線が戻った8月1日朝までの24時間に寺泊では104.5ミリが降り、寺泊の山田地区では住宅が全壊して60代の男性が亡くなりました。

道路の「土砂災害等」は市全体で374か所、うち185か所が栃尾です。県は山田地区を「地すべり防止区域」と書いています。

避難のタイミング:長岡市の計画はレベル4危険警報で避難指示が基本

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の計画は「土砂災害警戒情報が発表された場合に直ちに避難指示等を発令することを基本」とし、危険度が高まった地域の区域に絞って出す方針です。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

2013年は、乙吉町と栃尾の森上で家が土砂に襲われたのが30日の未明から明け方でした(土砂災害警戒情報、今のレベル4土砂災害危険警報は1時30分)。夜は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」新潟県土砂災害警戒情報システムで字の色を見てください。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 県の長岡市の区域の一覧で、字の区域名と種類、レッドかどうかを見る
  2. 市の土砂災害ハザードマップ(地区別)で、避難先と道を確かめる

区域を指定するのは県、マップを作るのは市です。地区別の205枚は2006〜2019年度の作成・改定で、確かめたマップの区域は最も新しいもので「令和2年3月」時点。その後に告示された区域は37か所あり、市も最新の区域は県の一覧で見るよう案内しています。

レッドゾーンなどにある古い基準の家には、市の移転補助があります(引越し費用等は限度975千円)。市のページは「令和9年度に利用したい方は、令和8年4月末までにご相談ください」のままで、この期限は過ぎています。使いたい人は、次の受付を市に問い合わせてください。

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この記事のまとめ

長岡市の区域は2,162か所で、山古志の5つの字に136か所。地すべりの206か所はどれもレッドではありません。山古志や半蔵金、与板に住んでいるなら、県の一覧で自分の字の区域名と種類を開いてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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