MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

日光市 土砂崩れ どこが危ないの?

2025年6月25日の豪雨で、国道120号の第二いろは坂は14カーブから15カーブ付近の法面が崩落しました。車線規制は、復旧工事が終わった10月3日(金)に解除されています(栃木県日光土木事務所)。

市内の土砂災害警戒区域は、県の告示の現行版(例規集。県のページは「令和8年2月6日現在」)を数えると1,140か所、うち特別警戒区域が1,009か所です。

先に結論

  • ✓ 2015年9月の関東・東北豪雨で、芹沢(せりざわ)地区の8渓流に土石流。住民25名が一時孤立した
  • ✓ 区域が最も多いのは足尾町の133か所(国のデータで、旧足尾町の全域の数)
  • ✓ 2026年のレベル4土砂災害危険警報は、日光市には出ていない(県の発表履歴)
目次

いろは坂の土砂崩れ:2025年6月、第二いろは坂の法面が崩落

第二いろは坂の崩落は、県日光土木事務所のページに復旧前と復旧後の写真が載っています。市の計画の災害履歴にも、1991年8月の台風12号で「土砂崩れによる道路被害(いろは坂、和の代~小来川)」とあります。

国の日光砂防事務所は、令和元年9月4日に第一いろは坂(下り)の幸橋付近を、崩壊地対策工事の落石撤去のため15分ほど通行止めにしました。場所は「栃木県日光市細尾地先」です。国のデータでは細尾町の区域が20か所(うち土石流11)、中宮祠(ちゅうぐうし)が37か所(同20)です。

2015年9月、芹沢地区で8つの渓流から土石流

国土交通省の速報(9月15日7時時点)は、9月10日に芹沢地区の「8渓流(9箇所)において土石流が発生」と書いています。人的被害はなし。全半壊の家屋が4軒、市道芹沢線も崩れ、住民25名が一時孤立しました。

日光市芹沢のまわりの土砂災害警戒区域の地図
国のデータ(2023年12月31日時点)では、芹沢の区域は27か所、うち土石流は6か所です

芹沢(27か所)

点は芹沢の27区域が集まるあたりのおよその中心で、土石流の渓流や崩れた場所の位置ではありません。

芹沢をGoogleマップで開く ›

市の計画では、この豪雨の市内の被害は死者1名・負傷者4名、全壊9棟・半壊110棟。別の節には「土砂災害により3名の負傷者」とあり、死者1名が土砂災害によるものかは計画では分かりません。

1998年9月の台風5号では小来川(おころがわ)が、2007年9月の台風9号では道路の崩落で湯西川の住民や観光客など約1,420名が一時孤立しました(市の計画)。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

日光市で土砂崩れが危ない場所:足尾町・小百・所野

日光市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど、区域の多い町・字です
町・字 区域の数(うちレッド)
足尾町 133(117)
小百(こびゃく) 54(49)
所野(ところの) 49(44)
藤原 41(29)
中宮祠 37(35)
川俣 33(26)
湯西川 31(25)
板橋 30(30)
中三依 29(27)
芹沢 27(22)
i
町・字の内訳は、国土交通省「国土数値情報」(2023年12月31日時点の整備、日光市1,151区域)で出しました。1つの区域を所在地の町・字に1回だけ数えました。「足尾町」は国のデータの字の書き方がまちまちなため、旧足尾町の全域をまとめた数です。
日光市の町・字ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町・字の上位10

中宮祠には、1902年の足尾台風で土石流が中宮祠小学校を襲い、教師一家3人を中禅寺湖まで押し流したと記す伝承碑があります(国土地理院)。

日光白根山のまわりの崩落は、国・県・市の資料で今回確かめられませんでした。

足尾町の133か所:旧足尾町をひとまとめにした数

うちレッドは117、土石流は58です。足尾に区域が多い理由を書いた一次資料は、今回見つかりませんでした。市の計画は、主要な道が切れると「地域が孤立する懸念がある」、「13箇所の捨石・鉱さい堆積場」があると書いています。国の渡良瀬川の砂防事業は、森林の乱伐や足尾銅山の煙害などで荒れた山からの土砂で災害が続き、昭和12年に始まりました(区域数の理由の説明ではありません)。

日光市の土砂災害警戒区域はいくつ?県・市・国で数が違う

資料 時点 区域 うち特別警戒
県の告示(例規集)を数えた数 令和7年10月28日の告示まで 1,140 1,009
市の地域防災計画の表 H30.4.1現在 935 ―
国土数値情報 2023年12月31日 1,151 1,020

県のページに市町別の表は見つからず、告示の区域名を数えました。内訳は急傾斜地の崩壊681・土石流446・地すべり13で、地すべりの区域にレッドはありません。935は今市251・日光263・藤原192・足尾122・栗山107の合計です。数の違いの理由は、今回確かめた資料には書かれていません。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

2026年の日光市:危険警報は出ず、栗山舘岩線は8年通行止め

県の発表履歴で、2026年に日光市へ危険警報は出ていません。8月2日と9日の「日光市今市」の大雨警報も、特記事項は「土砂災害注意」でした。市内の土砂災害と避難指示は、一次情報では見つかりませんでした。

県道栗山舘岩線(くりやまたていわせん)は、川俣から湯西川の福島県境までの10,400mが、平成30年7月29日から「路肩崩落のため」全面通行止めのままです。解除予定は「未定」です(県、令和8年6月11日現在)。

日光市の避難指示の基準

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の計画は、土砂の避難指示を「土砂災害警戒情報が発表された場合」(いまのレベル4土砂災害危険警報)などに出すとし、対象は「必要な範囲の市民」です。危険警報の夜は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で家の近くの色を確かめてください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅が区域に入っているか調べる

  1. とちぎまるっとマップ(県)を開き、「ハザード情報(土砂災害)」に切り替える。黄色・赤の区域を押せば公示図書が出る
  2. 市の日光市WEBハザードマップでも見られる

指定は県、ハザードマップは市の仕事です。市のウェブ版のマップに、区域の時点の記載は見つかりませんでした。

がけ崩れ対策やがけ地からの移転を補助する日光市の制度ページは、見つかりませんでした。

\住所を入れるだけ 1分で公的データを確認できます/

災害リスク診断で自分の住所を調べてみる ›

登録不要・無料。土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさをまとめて出します

日光市のほかの災害リスク・ほかの市

栃木県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

足尾・栗山・藤原に住む人は、家のまわりだけでなく通る道の区域も調べてください。栗山では2007年の県道の崩落で約1,420名が一時孤立し、栗山舘岩線は平成30年から全面通行止めのままです。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

災害・防災の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次