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伊万里市 土砂崩れ どこが危ないの?

伊万里市 土砂崩れ どこが危ないの?の記事アイキャッチ

伊万里市では、瀬戸町・木須町・脇田町に土砂災害警戒区域が多くあります。区域の数は、以下に示す資料の時点で数えたものです。

2026年7月1日22時40分、伊万里市に「レベル4土砂災害危険警報」が出ました。35分後の23時15分、市が市内全域に出したのは警戒レベル3の「高齢者等避難」です。この夜に避難指示(レベル4)を出したという記載は、市の緊急情報サイトの投稿を確かめた範囲では見当たりません。

佐賀県の区域一覧(最終告示 令和7年11月14日)を数えると、市内の土砂災害警戒区域は1,259か所、特別警戒区域は1,148か所です。

先に結論

  • ✓ 1951年と1957年、人形石山の地すべりで山代町の3人、7人が亡くなった(国土地理院の自然災害伝承碑)
  • ✓ 区域が最も多い町は瀬戸町の76か所で、うち75か所に特別警戒区域がある
  • ✓ 市の地区別防災マップは令和4年度の更新。その後の県の告示は2025年11月の1区域
目次

2026年7月の避難情報

日時 市の防災緊急情報の記載
7月1日21時58分 レベル3大雨警報。災害情報連絡室を設置
22時40分 レベル4土砂災害危険警報
23時15分 市内全域に「高齢者等避難」。災害警戒本部へ
7月2日3時44分 危険警報が注意報へ。高齢者等避難を解除

防災行政無線の文では、避難所は「町コミュニティセンター、啓成中学校、山代西小学校」です。対象の世帯数と人数は投稿に書かれていません。

1951年と1957年、山代町の人形石山で地すべり

国土地理院の「自然災害伝承碑」に、山代町の地すべりの碑が2つ載っています。西分の「西分地辷復旧碑」(1967年建立)によると、1951年2月16日に人形石山で突然大規模な地すべりが起き、西分・西大久保・立岩地区の「26戸が埋没し、3名の犠牲者」を出しました。

西大久保の「人形石山地辷復旧記念碑」(1960年建立)は、1957年7月6日午後4時、人形石山が「大音響とともに地すべりを起こし」、家屋12戸を埋めて7名の命を奪ったと伝えます。市の地域防災計画の過去の災害の節には、確かめた範囲でこの2つは出てきません。

伊万里市山代町立岩のまわりの土砂災害警戒区域の地図
山代町立岩の27か所は、がけ崩れ23・土石流3・地すべり1。まわりの町の区域も写っています

山代町立岩(27か所)

地図の点は山代町立岩の字のおよその中心です。人形石山や、過去に動いた斜面の位置ではありません。

山代町立岩をGoogleマップで開く ›

県の一覧では、西分に11か所、西大久保に2か所の区域もあります。1951年・1957年に動いた斜面がいまの区域に入っているかは、資料に書かれていません。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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区域が多い町

伊万里市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
いちばん大きな円は瀬戸町の76か所です

1位の瀬戸町は76か所で、うち74か所ががけ崩れの区域です。土石流の区域が多いのは東山代町滝川内(14)と脇田町(12)です。

町 区域(うちレッド) うち土石流
瀬戸町 76(75) 2
木須町 48(44) 2
脇田町 47(46) 12
波多津町辻 46(42) 9
二里町中里甲 36(33) 6
東山代町滝川内 34(29) 14
松浦町山形 33(30) 5
立花町 29(27) 5
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佐賀県の伊万里市の区域一覧(最終告示 令和7年11月14日、番号1〜1,259)を1行ずつ数え、所在地の町・字に1区域1回ずつ振り分けました(140の町・字)。番号の無い3行は数えていません。
伊万里市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町の上位10。9位に山代町立岩が入ります

種類別では、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)987、土石流226、地すべり46。地すべりの46区域は2019年の3回の告示で指定され、特別警戒区域はありません。

崖の上と下の家、沢の下流と谷の出口の住宅に土砂が届く位置関係を示した模式イラスト
AI生成の一般的な模式イラスト。現地の被害写真や指定区域図ではありません。実際の範囲は公式マップで確認してください。
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

2002年は土砂崩れで1人が犠牲に、2021年は「長谷」で土石流等

市の地域防災計画によると、2002年9月16日は17時からの1時間に86mmの雨が降り、土砂崩れで家屋1棟が倒壊し、1人が亡くなりました。場所の町名は書かれていません。

2021年8月の大雨では、国土交通省のまとめ(令和3年12月13日17時現在)の「土石流等」の表に伊万里市の「長谷」が1件あり、人的被害・人家被害の欄は「-」です。長谷がどの町かは表からは分かりません。

避難情報の見方

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の地域防災計画(2026年7月15日更新)は、レベル4土砂災害危険警報などが出たら「直ちに避難指示等を発令することを基本とした」発令基準を設けるとし、土砂キキクルなどで危険度が上がった地域の区域に絞って出せるよう、範囲を前もって決めるよう努めるとしています。どの地区にどう出すかの表やマニュアルは、公開資料では見つけられませんでした。

7月1日の夜、確かめられた市の発令は高齢者等避難です。裏に斜面がある家は、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で自分の地区の色も見ておいてください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

防災マップの時点

市の「土砂災害警戒区域等の確認について」は、警戒区域「1330箇所」、特別警戒区域「1148箇所」を「平成30年3月末現在」としています。県のページ(2025年5月20日現在)では1,259と1,148です。

指定は県、地図は市の担当です。市の地区別「わがまち・わが家の防災マップ」は令和4年度の更新(長野地区は「令和5年3月更新」)で、何年何月時点の指定かは市のページに書かれていません。県の一覧でその後に告示されたのは、2025年11月14日の大川内町二本黒木二の1区域です。紙の地区マップと県の地図で、家のまわりの線を見比べてください。

自宅の区域を調べる

  1. 市が案内するいまりんマップで自宅を探す(開くと利用許諾への同意画面が出ます。地図の区域が何年何月時点のものかは、今回は確かめられていません)
  2. 佐賀県地理情報システム「安図くん」で、敷地や裏の斜面に黄色・赤が重なっていないか見る
  3. 区域の図は、伊万里土木事務所管理課(0955-23-4152)で縦覧できる

県の「がけ地近接等危険住宅移転事業」は市町が行う制度で、伊万里市が実施しているかを書いた市のページは見つけられませんでした。

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伊万里市のほかの災害リスク・ほかの市

佐賀県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

人形石山は6年のあいだに2度動きました。山代町でも瀬戸町でも、地区マップと「安図くん」の線を並べておいてください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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