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伊東市 土砂崩れ どこが危ないの?

伊東市 土砂崩れ どこが危ないの?の記事アイキャッチ

伊東市では、宇佐美・岡・鎌田に土砂災害警戒区域が多くあります。区域の数は、以下に示す資料の時点で数えたものです。

2026年9月21日、台風第25号の雨で伊東市にレベル4土砂災害危険警報が出て、市は9,120世帯・17,040人に避難指示を出しました(県の被害状況報告、21日14時現在)。

土砂災害(特別)警戒区域は、県の一覧(令和2年3月31日現在)で市内に369か所。市の総合防災ガイドブックの数も同じ369です。

先に結論

  • ✓ 6月2日の夜は、台風第6号で市が「市内全域」の区域に避難指示を出した
  • ✓ ガイドブックの区域は「令和7年2月現在」。その後の新しい指定は、今回の資料では見つからない
  • ✓ 指定前の「候補箇所」が市内に240か所。候補のうちは規制がかからない
目次

2026年9月の避難情報

県の報告で、21日6時の伊東市の土砂は注意報の段階。14時には危険警報になり、市は災害対策本部を置き、避難所4か所に7世帯17人が身を寄せていました。19時の報告では危険警報が解け、避難指示の表から伊東市が消えています。

雨は、県の報告にある鎌田の雨量計で連続354mm、1時間の最大58mm(21日13〜14時)。JR伊東線は熱海駅〜伊東駅が運転見合わせでした。

市内で崩れた場所は、県の第1〜4報でも市のサイトでも、9月26日時点で確認できませんでした。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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区域が多い町

伊東市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きい町ほど区域が多く、北の端の宇佐美がいちばん大きな円です
町 区域(うちレッド) うち土石流
宇佐美 76(61) 27
岡 44(43) 8
鎌田 33(31) 9
湯川 29(22) 11
新井 25(21) 9
富戸 24(23) 4
荻 22(20) 12
川奈 20(19) 2
八幡野 19(17) 8
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この表と2枚の図の元は、県の一覧ではなく国のデータです。国土交通省の国土数値情報(2023年12月31日時点の整備)に載る伊東市の区域368か所を、それぞれ所在地の大字へ1回ずつ振り分け、丁目は大字に寄せました。所在地が東伊豆町の地名で書かれた1か所は、表と地図に入れていません。
伊東市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域数の上位10町。宇佐美の76か所は、2番目の岡の44か所を大きく上回ります

吉田・鎌田・川奈・赤沢:町ごとの区域と、資料で確かめられたこと

伊東市鎌田のまわりの土砂災害警戒区域の地図
鎌田の字のおよその中心のまわり。鎌田全体の区域は33か所(うちレッド31・土石流9)です

鎌田(33か所)

点は鎌田の字のおよその中心で、斜面が崩れた地点ではありません。

鎌田をGoogleマップで開く ›

吉田・鎌田・川奈・赤沢は、国のデータで鎌田33か所・川奈20か所・吉田16か所(レッド14)・赤沢12か所。赤沢は12か所すべてに特別警戒区域が重なります。

ただ、この4町で崩れた場所や日付は、市・県の一次資料では確認できませんでした。9月21日の県の報告で鎌田の名が出てくるのは、雨量の欄です。

がけ崩れが7割、土石流が3割

種類(県の一覧) 区域 うち特別警戒区域
急傾斜地の崩壊(がけ崩れ) 260 257
土石流 107 72
地すべり 2 0
合計 369 329

がけ崩れはほぼすべてがレッドを含みます。

崖の上と下の家、沢の下流と谷の出口の住宅に土砂が届く位置関係を示した模式イラスト
AI生成の一般的な模式イラスト。現地の被害写真や指定区域図ではありません。実際の範囲は公式マップで確認してください。
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

防災マップの時点

線を引くのは静岡県、それを冊子にして配るのは市です。市の総合防災ガイドブックは令和7年2月に改められ、3月に各家庭へ届けるとしています。市のページによると、区域は「全て令和7年2月現在の情報」。今回見た地図面には日付の表記を見つけられませんでした。

県の一覧で最後の指定は令和2年3月13日。県の公表にある八幡野字向町ほかの急傾斜地の「変更」1件も、告示は令和7年1月21日で基準日の前です。

3ページだけは、警報名の変更で2026年5月に差し替えられました。冊子の3ページが古い警報名なら、市のページの差し替え版を見てください。

まだ区域ではない「候補箇所」が240か所

県は、基礎調査を終えたところから順に区域にしていく予定の場所を「候補箇所」として地図で公開しています。伊東市は240か所(土石流57・急傾斜183)で、指定済み369か所の約65%の量。県の質問と回答によると、候補箇所に「規制等はありません」。

避難情報の見方

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

6月2日の夜、市は公式Xで「災害発生危険度がさらに高まったため、市内全域の土砂災害(特別)警戒区域に対し、「避難指示」を発令します」と知らせました。県の6月3日6時の報告の対象は、9月と同じ9,120世帯・17,040人です。6月は、町を区切らず市内の区域すべてが対象でした。

市の地域防災計画(令和7年度修正)は、避難指示の判断基準の表に、土砂災害警戒情報(いまの危険警報)、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」の「危険(紫)」、夜から明け方に強い雨が見込まれるときの夕方の発令などを並べ、市のマニュアルに従って出すとしています。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

山鳴り・湧き水や地下水の濁り・渓流の水量の変化などの前兆の発見も、同じ表で避難指示の基準の1つです。

自宅の区域を調べる

  1. 市が案内する県の土砂災害情報マップで自宅に黄色・赤が重なるか見る
  2. 県の候補箇所の地図で、まわりの候補箇所を見る
  3. 指定は県の熱海土木事務所 企画検査課(0557-82-9171)、指定後の防災対策は市の危機対策課(0557-32-1362)へ

家を移すなら市の「がけ地近接危険住宅移転事業」。対象は、県の建築基準条例の災害危険区域に建つ住宅、条例で建築を制限する区域に昭和29年3月31日以前から建つ住宅、県知事が指定した土砂災害特別警戒区域に建つ住宅などです。県の住まいづくり支援ガイド(令和8年4月1日時点)では、建物除去費補助97万5000円(除去費用の一部補助)、建物建設費補助465万円(借入金利子の一部補助)などが載っています。窓口は市の建築住宅課(0557-32-1763)です。

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この記事のまとめ

伊東市の避難指示は、町ではなく「区域に住んでいるか」で決まります。県の地図で自宅の色を確かめておいてください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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