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北九州市 土砂崩れ どこが危ないの?

2018年7月6日、北九州市門司区でがけ崩れが起き、2人が亡くなりました(国土交通省砂防部)。同じ豪雨で北九州都市高速は全線通行止めになり、10か所が被災。2025年8月にも4号線下りの大里〜富野間で土砂災害が起きています。

福岡県の一覧(R8.9.25現在)では、市内の土砂災害警戒区域は1,353か所、うち特別警戒区域が1,237か所です。

先に結論

  • ✓ 1953年の門司災害の死者数は、資料によって132名・143名と分かれる
  • ✓ 町別で最多は八幡西区畑の50か所(国のデータ・2023年12月31日時点の整備)
  • ✓ 県が公表した市内の「調査箇所」2,859か所にも、市は避難情報を出す
目次

2018年7月6日、門司区のがけ崩れで2人が亡くなった

亡くなった場所の町名は、今回確かめた一次資料では門司区までしか確認できませんでした。

資料 北九州市の数
市の地域防災計画 死者2・負傷者5、崖くずれ407
福岡県(8月31日時点把握分) 死者2名、全壊10件
福岡管区気象台の資料(県防災企画課調べ・7月9日19時45分現在) 死者2、がけ222件

当時の名前の土砂災害警戒情報は、7月6日4時55分から7日7時55分まで出ていました。

北九州都市高速:2018年は10か所、2025年は4号線で土砂災害

福岡北九州高速道路公社によると、2018年は7月6日7時30分から全線通行止めになり、「土砂の流出や法面の崩壊等」を確かめ、全線で10か所が被災。全線を開放したのは10日17時です(一部で交通規制)。

2025年は8月10日15時30分から4号線・5号線が通行止め。4号線下りの大里〜富野間の土砂災害で足立〜春日の通行止めが続き、全線の解除は12日6時15分でした。

「トンネル」で今回の一次資料に見つかったのは、1953年の門司災害の「トンネルの閉塞」(県砂防課)だけで、どのトンネルかは書かれていません。近年のトンネル付近の崩落は確認できませんでした。

1953年の門司災害:死者数は資料で分かれる

1953年6月28日正午頃、旧門司市の風師山系の山々が相次いで山腹崩壊を起こし、土石流が市街地を襲いました(県砂防課)。家屋は2,098戸が失われています。

資料 書かれている数 何の数か
福岡県砂防課「門司災害」 132名 門司の土石流
国土地理院の自然災害伝承碑 143名 旧門司市内
北九州市地域防災計画 死者175・行方不明8 昭和28年6月の大雨・市全体

数が違う理由は、どの資料にも書かれていません。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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北九州市で土砂崩れが危ない場所:八幡西区畑・小倉南区道原・門司区白野江

北九州市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円の大きさが町ごとの区域の数。門司区の東の海沿いと小倉南区の山あいに大きな円が集まる
区 町 区域の数(うち特別警戒=レッド)
八幡西区 畑 50(49)
小倉南区 道原 45(45)
門司区 白野江 38(38)
門司区 黒川 29(29)
門司区 伊川 29(28)
小倉南区 合馬 27(25)
小倉南区 貫 26(26)
八幡東区 河内 24(23)
門司区 猿喰 21(21)
門司区・小倉南区 大積・春吉 19(19)ずつ
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町別の内訳は、国のデータ(国土交通省「国土数値情報」、2023年12月31日時点の整備・市内1,343区域)で数えました。区域の所在地は1つの町だけに入っているので、その町で1回だけ数えました。〇丁目の分かれた町は1つにまとめています。
北九州市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町の上位10
北九州市八幡西区畑のまわりの土砂災害警戒区域の地図
畑の50か所のうち20か所が土石流の区域

八幡西区畑(50か所)

点は畑のおよその中心で、崖崩れの現場ではありません。

八幡西区畑をGoogleマップで開く ›

区ごとでは門司区と小倉南区が300か所を超える

区 区域 うち特別警戒 土石流
門司区 369 346 148
小倉南区 329 320 154
八幡東区 200 176 45
八幡西区 177 163 36
若松区 162 135 55
小倉北区 94 79 12
戸畑区 22 18 0

表は県のR8.9.25現在の数です。

北九州市7区の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
国のデータ(2023年12月31日時点の整備)の区ごとの数。県の最新の数とは門司区・小倉北区が違います
急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

市のハザードマップ、区域は何日時点?

区域を指定するのは県、地図を作るのは市です。区ごとの「令和5年度修正版」は2024年2月1日の公開。確かめた地図面2枚には、何日時点の区域かは書かれていませんでした。

公開日より後にも、県は門司区・小倉南区・小倉北区で告示しています。新たな災害リスク情報は、反映までの間デジタル版で確認するよう市は案内しています。

北九州市の避難指示は、県の危険度情報が「紫」になったら出る

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の地域防災計画は、県の土砂災害危険度情報で2時間後までの予想が「危険(紫)」になったときや、土砂災害警戒情報(今のレベル4土砂災害危険警報)が出たときに避難指示を出すとしています。

区ごとの対象地域には、県が2024年5月に公表した「新たな指定に向けた調査箇所」も入ります。市内に2,859か所あり、県は人家などの建物がある箇所から令和6年度に調査を始め、令和15年度までを目途に指定を進めるとしています。いまは区域の外でも、避難情報の対象になる場所があります。

2026年の県の発表文で危険警報が出たと書かれているのは筑豊・京築・筑後・福岡の各地方の一部で、北九州の名は今回確かめた範囲にはありません。雨の夜は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」も見てください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 県の土砂災害警戒区域図で、自宅の場所が黄色か赤の線の中かを見る
  2. 避難情報の対象かは、市の区ごとのページ(例:門司区)の表で番地まで確かめる
  3. 正確な線は、市の河川整備課か区役所総務企画課で告示図書を見る

市のがけ地近接等危険住宅移転事業は、土砂災害特別警戒区域や急傾斜地崩壊危険区域などにある家が対象で、除却・動産移転などに97万5千円/戸。代替住宅は、市内の土砂災害のおそれのある区域の外へ移るのが条件で、借入金の利子相当額(年利率の上限8.5%)を421万円/戸まで。令和8年度は先着順で、予算の上限に達したら終わります。

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北九州市のほかの災害リスク・ほかの市

福岡県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

市のマップより後に指定された区域は、県の区域図で確かめてください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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