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神戸市 土砂崩れ どこが危ないの?

2026年7月2日11時30分、神戸市は長田区明泉寺町2丁目の一部(2世帯・9名)に避難指示(レベル4)を出しました。市の表の備考は「土砂流出」で、9月26日も「発令中」の表にあります。

兵庫県の集計(令和8年6月30日時点)では、市内の土砂災害警戒区域は2,356か所、うち特別警戒区域が1,035か所。県内の市町で最も多い数です。

先に結論

  • ✓ 2026年5月29日から9月26日まで、神戸市にレベル4土砂災害危険警報は出ていない(確かめた範囲)
  • ✓ 紙のハザードマップ17枚はどれも「令和8年3月1日現在」。6月に県が市内10区域の指定を変えた
  • ✓ 1967年の豪雨では、長田区明泉寺地区でも長さ40m・幅25mの崩壊があった(六甲砂防事務所)
目次

2026年7月2日、長田区明泉寺町2丁目に「土砂流出」の避難指示

発令 場所 対象 備考
2026年7月2日 11時30分 長田区明泉寺町2丁目の一部 2世帯・9名 土砂流出
2023年5月19日 12時30分 垂水区塩屋町の一部 4世帯・8名 民家の擁壁崩壊
2020年7月8日 5時30分 須磨区白川の一部 1世帯・3名 土砂崩れ

雨の量や土砂の規模、被害は、今回確かめた資料には書かれていません。市の区域一覧では、明泉寺町2丁目に3区域があります。

神戸市長田区明泉寺町のまわりの土砂災害警戒区域の地図
国のデータでは、明泉寺町の区域は6か所(うちレッド1)です

長田区明泉寺町(6か所)

点は明泉寺町のおよその中心で、土砂が出た地点ではありません。

長田区明泉寺町をGoogleマップで開く ›

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神戸市で土砂崩れが危ない場所:須磨区妙法寺・北区山田町下谷上・有野町唐櫃

神戸市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
国のデータ(2023年12月31日時点)で、円が大きい町ほど区域が多い
区 町 区域(うちレッド)
須磨区 妙法寺 81(34)
北区 山田町下谷上 65(25)
北区 有野町唐櫃 63(27)
北区 有馬町 54(24)
中央区 神戸港地方 52(19)
中央区 葺合町 48(27)
灘区 六甲山町 47(14)
兵庫区 平野町 47(21)
北区 山田町小部 40(17)
垂水区 塩屋町 38(15)
i
町ごとの数には国のデータ(国土数値情報。2023年12月31日時点の整備で、神戸市は2,352区域)を使いました。区域ごとに、国のデータに書かれた所在地の町(大字)1つだけに数えました。「〇丁目」は分けずに町の数に入れています。県の令和8年6月30日時点の数とは時点が違います。
神戸市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域数の上位10町

区ごとでは北区が858か所で最多

神戸市9区の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
国のデータ(2023年12月31日時点)の区別。見出しと本文は県の令和8年6月30日時点の数

県の令和8年6月30日時点では北区858か所、次いで須磨区306、垂水区210か所です。地すべりの31か所には、レッドゾーンがありません。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

2018年7月豪雨:灘区篠原台に崩れた土砂が流れ込んだ

市の地域防災計画では、灘区篠原台で7月6日、民間の土地の崩土が私道と沿道の宅地に流れ込み、200余世帯が住む区域に避難指示(緊急)が出ました。市内の土砂災害は「100件を超える」とあります。六甲砂防事務所が県の第14報から整理した神戸市の被害は、軽傷1名、全壊10棟・半壊7棟、土砂崩れ109箇所です。

阪神大水害(1938年)と昭和42年7月豪雨:死者の数は資料ごとに違う

災害 資料 書かれている数
1938年 神戸市地域防災計画 死者616人
1938年 六甲砂防事務所の年表 死者671名・行方不明者24名
1938年 国土交通省(砂防事業の効果) 死者・行方不明者695人
1967年 神戸市地域防災計画 死者84人
1967年 六甲砂防事務所の年表 死者90名・行方不明8名
1967年 六甲砂防事務所ニュースレター 死者98名

年表の数が神戸市だけか六甲山系全体かは書かれておらず、1つに寄せていません。

六甲砂防事務所によると、1967年は葺合区(今の中央区葺合町)市ヶ原の世継山で約5,200立方mの土砂が崩れ、21名の命が失われました。葺合町の区域は国のデータで48か所です。

紙のハザードマップは「令和8年3月1日現在」、6月に10区域が変わった

区域を指定するのは県、「くらしの防災ガイド」の地図面を作るのは市です。区ごと(北区6枚・西区4枚)の17枚すべてに「令和8年3月1日現在の情報」とあります。

県のページでは、その後の令和8年6月に、灘区篠原台・東灘区本山北町・兵庫区天王町など市内10区域の指定が変わりました。紙の地図の日付(3月1日)は、この6月の変更より前です。地図面にも、最新の情報は神戸市情報マップや兵庫県CG(シージー)ハザードマップで確かめるよう書かれています。

避難指示は「区の区域」と「現地の確認」の2通り

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の地域防災計画(令和8年3月)では、避難指示を出す時期の1つ目が「土砂災害警戒情報が発表された場合」(今のレベル4土砂災害危険警報)。対象は県の「地域別土砂災害危険度」で基準を超えたエリアがある区の区域です。前兆現象を見つけたときは、現地で危険と判断した地域に出します。警報がなくても、現地で危険があると判断したときは「消防署長は危険箇所の住民に対して個別に」出すと計画にあります。

9月14〜15日の大雨でも、神戸市の9区に出たのはレベル2土砂災害注意報まで。気象台と気象庁の資料で確かめた範囲では、5月29日〜9月26日に神戸市へレベル4は出ていません。雨の夜は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」も見てください。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 兵庫県CGハザードマップで、自宅の敷地に黄色や赤の区域が重なっていないか確かめる
  2. 神戸市情報マップ「土砂災害・水害ハザードマップ」でも確かめる

応急工事には、市の危険がけ応急対策助成があります。対象は個人か地縁による団体が持つ、地盤面から高さ1m超の市内の「危険がけ」で、第三者への重大な危害を防ぐ工事。額は工事費の3分の2・上限100万円で、予算が尽きた時点で終了です。

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神戸市のほかの災害リスク・ほかの市

兵庫県とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

区域が最多の町は須磨区妙法寺、区では北区です。6月に指定が変わった篠原台・本山北町などの人は、紙の地図ではなく県のCGハザードマップで今の線を確かめてください。

出典(すべて2026年9月26日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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