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八王子市 土砂崩れ どこが危ないの?

八王子市の土砂災害警戒区域は、東京都の表(令和8年8月26日現在)で3,664か所、そのうち特別警戒区域が3,177か所です。都内の区域15,745か所の約23%にあたり、都は八王子市を「全域で区域指定完了」としています。

「八王子 土砂崩れ」でよく調べられる八王子バイパスの法面崩落(2023年6月)は、国の資料では町田市相原町の現場です。市内で土砂が住宅を倒した例には、2008年8月の川町があります。

先に結論

  • ✓ 区域が最も多い町は上川町の268か所。上恩方町257か所、館町179か所と続く
  • ✓ 市の土砂災害マップは2022年12月時点。その後に指定された区域が、国のデータだけで32か所ある
  • ✓ 6月2日以降の都の発表履歴で、レベル4土砂災害危険警報は8月14日18時44分の1回。9月21日の台風はレベル2止まり
目次

八王子バイパスの法面崩落:場所は町田市相原町(2023年6月3日)

国土交通省相武国道事務所の資料では、6月3日1時ごろ、台風第2号の雨で国道16号の下り線の法面(長さ46m、高さ最大約19m)が崩れました。場所は「東京都町田市相原町地先」で、八王子市内ではありません。

日時 できごと
2023年6月3日1時ごろ 法面が崩落。国が現地で確かめた時点で、警察が鑓水(やりみず)インター〜坂下交差点の上下線1.7kmを全面通行止めにしていた
6月4日17時 上り2車線と下り1車線の通行止めを解除
6月16日5時 本線の通行止めを解除
2025年3月28日15時 すべての通行規制を解除

道路の利用者の被害は「人身:1名 物損:1台損傷」で、けがの程度は資料に書かれていません。

川町の土砂崩れ:2008年8月29日、住宅1棟が倒壊

市の記録集「平成20年8月末豪雨 八王子の記録」によると、29日未明、川町で民間開発が行われた住宅(10区画)に隣接する斜面の一部が崩れ、住宅1棟が倒壊しました。前もって消防団が避難勧告を伝えて誘導していたため、この倒壊による人的被害はありませんでした。

川町の13世帯への避難勧告(当時の名前)は29日13時に出て、東京都の行政代執行による安全確保の措置のあと、12月5日に解除しています。

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この記録集は市のサイト上で見つからず、国立環境研究所「災害廃棄物情報アーカイブ」にある写しで読みました。

2026年の八王子市:レベル4は8月14日の1回

東京都土砂災害危険度情報の発表履歴(6月2日〜9月25日の185件)で、八王子市にレベル4土砂災害危険警報が出たのは1回です。

日時 八王子市への発表
8月14日18時44分 レベル4土砂災害危険警報
8月15日5時32分 レベル2土砂災害注意報に切り替え
8月15日7時38分 注意報を解除

この夜に市が避難指示を出したかは、今回確かめた市と消防庁の資料では確認できませんでした。2026年に市内で土砂崩れが起きたという記録は、今回確かめた市・都・国の資料では見つかっていません(市の被害状況一覧は2026年4月1日更新の分まで)。9月25日10時2分の時点で、八王子市に土砂災害の情報は出ていませんでした。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

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八王子市で土砂崩れが危ない場所:上川町・上恩方町・館町

八王子市の町ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
町ごとの区域の数を、円の大きさで表しています
町 区域の数(うち特別警戒区域)
上川町 268(256)
上恩方町 257(254)
館町 179(170)
鑓水 171(144)
美山町 143(132)
南浅川町 124(119)
戸吹町 123(97)
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町別の内訳は、国土交通省「国土数値情報(土砂災害警戒区域)」の2023年12月31日時点の整備データ(3,667か所)で数えました。区域番号で1つにまとめ、所在地の最初の町・字に数え、丁目は町にまとめています。
八王子市の町ごとの土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
区域の多い町の上位10

区域がある町・字は85。上川町と上恩方町の2町で全体の約14%です。国のデータの3,667か所の内訳は、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)3,168か所、土石流498か所、地すべりは南浅川町の1か所です。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

上川町:268か所、2017年は戸沢峠に約1万㎥の土砂

八王子市上川町のまわりの土砂災害警戒区域の地図
上川町の268か所のうち55か所は土石流の区域です

上川町(268か所)

点は上川町の町域のおよその中心です。戸沢峠や崩れた斜面の位置ではありません。

上川町をGoogleマップで開く ›

2017年10月23日未明、台風第21号の雨で上川町の道路脇の斜面が崩れ、約1万㎥の土砂が約70mにわたって道路に積もりました(市の記録)。戸沢峠の道は12月19日まで通行止めになり、周辺の3地区の住民は町会会館へ自主避難しています。

市の土砂災害マップは2022年12月時点、その後も指定が続く

区域の線を引くのは東京都で、市のガイドブックの地図は、国と都から受け取ったデータで作られています。市の土砂災害マップは「総合防災ガイドブック(第3版)」のハザードマップのページで、情報は「令和4年(2022年)12月時点」とされています。

国土数値情報では、2023年1月以降の指定が32か所。さらに都は2026年3月25日に市内の15区域を指定し、3区域を解除しました。この分は町別の集計に入っていません。

ガイドブックで自宅が区域の外に見えても、その後に線が引かれたかもしれません。都は指定を終えたあとも、おおむね5年ごとに基礎調査をして区域を指定しています。

市が避難指示を出す目安:危険警報と前兆

市の地域防災計画は、土砂災害警戒情報(いまのレベル4土砂災害危険警報)や、湧き水・地下水の濁りなどの前兆を、避難指示の目安にしています。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました
年 市の記録の土砂の被害 避難指示の対象
2019年東日本台風 土砂災害187件 区域の23,691世帯52,642人
2024年8月末の大雨 がけ崩れ11 区域と0.5m以上の浸水想定区域の48,863世帯92,172人

2019年と2024年の避難指示は、どちらも区域に住む人が対象でした。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 東京都「土砂災害警戒区域等マップ」で自宅の住所を開き、敷地が黄色(警戒区域)か赤(特別警戒区域)の中に入っていないかを見る
  2. 線の位置は、東京都南多摩西部建設事務所か市の防災課で公示図書を見て確かめる
  3. 大雨の日は東京都土砂災害危険度情報で八王子市のレベルを見る

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八王子市のほかの災害リスク・ほかの市

東京都とほかの県の土砂崩れ

この記事のまとめ

ガイドブックの地図は2022年12月時点です。2023年以降の指定は都の地図で確かめ、危険警報が出たら区域の家から先に動いてください。

出典(すべて2026年9月25日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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