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上越市 土砂崩れ どこが危ないの?

上越市で新潟県が土砂災害警戒区域に指定している場所は1,831か所。そのうち360か所が「地すべり」の区域で、およそ5つに1つです。多いのは安塚区坊金の30か所、浦川原区横住の23か所です。

2012年3月7日に板倉区国川で起きた地すべりは、7日間動き続け、県道と用水を埋めてようやく止まりました(県砂防課)。

先に結論

  •  区域の85%は、合併前の上越市の外の13の区にある。安塚区262・浦川原区231・柿崎区200
  •  1,000か所は2017年1〜3月の告示。市は「平成29年3月に土砂災害警戒区域等の指定が概ね完了しました」
  •  1751年の高田地震の「名立崩れ」では、名立小泊一帯で428人が亡くなった
目次

上越市で土砂崩れが危ない場所

上越市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字。市の東側の安塚区・浦川原区・大島区・吉川区に大きな円が集まります
町・字 区域(うちレッド) うち土石流・地すべり
安塚区坊金 30(18) 土石流8・地すべり7
浦川原区横住 23(13) 土石流5・地すべり5
吉川区山直海 22(13) 土石流4・地すべり4
大島区仁上 22(11) 土石流8・地すべり8
大島区大平 21(12) 土石流4・地すべり5
板倉区久々野 21(11) 土石流14・地すべり7
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新潟県の区域ごとの一覧(2026年9月23日取得)で上越市の1,831か所を数えました。字は大字にまとめ、2つの字にまたがる区域は両方に数えています。総数とレッド1,041は県の「重複を含めた土砂災害警戒区域等の指定数」(令和8年8月14日現在)の値で、一覧を数えるとレッドは1,040です。
上越市の町・字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字(19か所は頸城区玄僧も同じ)。安塚区坊金が30か所でいちばん多い字です
上越市安塚区坊金のまわりの土砂災害警戒区域の地図
安塚区坊金は30か所のうち18か所がレッド。がけ崩れ15、土石流8、地すべり7か所の区域があります

安塚区坊金(30か所)

点は字のおよその中心です。番地まで寄せて、区域の中か外かを見てください。

安塚区坊金をGoogleマップで開く ›

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

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区で見ると:合併前の上越市277、安塚区262、浦川原区231

区域(うちレッド) うち地すべり
安塚区 262(158) 59
浦川原区 231(126) 47
柿崎区 200(133) 18
牧区 192(101) 58
大島区 160(87) 34
吉川区 159(89) 24
合併前の上越市 277(164) 41

ほかは名立区111、板倉区103、清里区47、頸城区41、三和区37、中郷区9、大潟区2か所。頸城区・中郷区・大潟区に地すべりの区域はありません。2020年4月以降の告示は11か所です。

3つの種類:上越市は地すべりが360か所、レッドは0

県の数では、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)941、土石流530、地滑り360か所。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

これとは別に、国が指定する「地すべり防止区域」が上越市内にあり、国交省の分を数えただけでも213件です(指定するのは国土交通大臣か農林水産大臣)。県の砂防課は、この防止区域が「新第三紀層の分布する上越・中越地方に集中」していると書いています。県のQ&Aは、防止区域は原因の地で工事や行為を制限し、警戒区域は被害が予想される側で避難の体制や建物の規制を整える、と分けています。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

レッドゾーンは1,041か所で、がけ崩れの84%、土石流の47%。地すべりの360か所はすべてイエローだけの指定で、県全体でも地すべりのレッドは「0箇所」です。

2012年3月 板倉区国川の地すべり:7日間動き続けた

市の計画の記録では、幅約150m、長さ約500m、深さ約20m。約75万立方メートルの土砂が約250m動き、人的被害はありませんでした。建物の被害は、市の計画では「住家4棟、非住家7棟(全壊)」、県危機対策課の第3報では同じ棟数が「損壊」、県砂防課の事業紹介では「住宅5棟倒壊」と、資料で書き方が違います。

県はこのとき土砂災害防止法の緊急調査に入り、「土砂災害緊急情報の発出は、全国で初めて」と発表しました。国川は2013年3月に地すべり防止区域(約73ha)となり、対策工事は2018年(平成30年)に終わっています。

2025年9月3日の大雨:五智・虫生岩戸など9か所で崩れた

2025年9月3日、上越市に7時25分から11時5分まで「土砂災害警戒情報」が出ました。県の最終報では、がけ崩れが五智5丁目と吉浦、地すべりが虫生岩戸で5か所と長浜・名立区名立小泊で、合わせて9か所。9か所とも、人や建物の被害は「なし」でした。

名立崩れと、地区のマップに書き込まれた災害

自然災害伝承碑によると、1751年の高田地震で名立小泊の背後の斜面が崩れ、91戸のうち被害を逃れたのは3軒だけでした。名立小泊一帯で428人が亡くなっています。2025年9月に地すべりが出た1か所も、この名立小泊です。

板倉区曽根田・国川・福王寺地区のマップには、住民が「耕作放棄地 今後地すべりの危険あり」と書き込んでいます。

避難指示が出る条件:前兆が見つかったときも

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の計画は、いまのレベル4土砂災害危険警報にあたる「土砂災害警戒情報」が出たときや、キキクルが「危険(紫)」になったときに避難指示を出すと定めています。前兆の「山鳴り、湧き水・地下水の濁り、渓流の水量の変化等」が見つかったときも同じで、「夜間・未明であっても」「躊躇なく」出すと書いています。

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

2026年7〜8月に上越市に出た土砂災害の情報は、レベル2土砂災害注意報まででした(気象台の発表履歴表)。危険度は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」新潟県土砂災害警戒情報システムで見られます。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 市のeマップじょうえつ(上越市地図情報サービス)で、自宅のまわりの区域を見る
  2. 県の上越市の区域の一覧で、区域名と種類、レッドかどうかを確かめる
  3. 市の土砂災害ハザードマップ(地区別)で、避難先と過去の災害を見る

区域を指定するのは県、地区別のマップを作るのは市です。マップは157枚で、作成は2014年12月から2022年8月まで。157枚のうち確かめた3枚には、区域が何年何月の時点かは書かれていませんでした。区域の公示図書は県砂防課・妙高砂防事務所・市の河川海岸砂防課で見られます。

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この記事のまとめ

上越市の区域は1,831か所で、13の区に85%、地すべりが360か所。坊金や横住、仁上に住んでいるなら、eマップじょうえつで自宅を開き、地すべりの区域の中かどうかを見てください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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