「内蔵の電池が外せるやつだったので、このままで大丈夫です。と言われ、荷物を預けました」。2022年5月、Yahoo!知恵袋に充電式ヘアアイロンの質問が投稿されました。ところが帰りの便では「中の電池だけ機内持ち込みしてください」と言われた、という内容です。
答えは帰りの便のほうです。コイズミのコードレスストレートアイロン(KHS-8660)の取扱説明書は、充電池を入れたままでは機内持ち込みも預け入れも認められていないと書いています。電池を外せば本体は預けても持ち込んでもよく、外した電池は機内だけです。
運営者はこのアイロンを買っていません。使い心地は、実際に旅行へ持って行った価格.comマガジンの筆者の記述として紹介します。持ち込みの条件は、取扱説明書・国土交通省・航空会社の説明で確かめました。
コイズミ
コードレスストレートアイロン(KHS-8660)
充電池を工具なしで外せる最高約200℃約165g
USB充電式の手のひらサイズのストレートアイロンです。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)
この記事で確かめたこと
- ✓ 電池を入れたままのアイロンは、預けるのも機内に持ち込むのも不可です。
- ✓ 外したリチウムイオン電池は、端子をテープで絶縁して機内へ。預けられません。
- ✓ 満充電で使えるのは約25分、充電は約4時間で、充電しながらは使えません。
\充電池を外して持ち運べる機種です/
色はピンク・ホワイト・チャコールグレーの3色です。
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電池を入れたままでは預けも持ち込みもできない
取扱説明書の9ページ「旅行に携行される際のご注意」には、次の文があります。
本製品は日本の空港への持ち込み・持ち出しにおいて、充電池が内蔵されたままでは機内持ち込み・預け入れともに認められておりません。
理由は国土交通省のチラシに書かれています。電池式のヘアケア製品は、スイッチが入ってしまうと高温になり、火災にまで発展するおそれのある危険物にあたる、という説明です。チラシは「コードレス製品が危険物に該当する」と知らないまま運ばれる事案が起きている、とも書いています。
判断の分かれ目は、熱が出る部分と電池を分けられるかどうかです。分けられない電池式は預けも持ち込みも不可。分けられるなら条件付きで可、とチラシは整理しています。KHS-8660は電池カバーを開けてタブを引けば、工具なしで充電池を抜けるタイプです。
読者
空港の人に「そのままで大丈夫」と言われたら?
取扱説明書は、没収された場合にメーカーは責任を負えないと書いています。言われた内容より、説明書の条件に合わせておくほうが確実です。
外した電池は端子を絶縁して機内へ
取扱説明書は、外した充電池について「プラスとマイナスの端子部にテープなどを貼って絶縁した場合に限り機内持ち込みが可能」とし、続けて「充電池の預け入れはできません」と書いています。本体はスーツケースに入れてかまいませんが、電池は手荷物に移します。
スターフライヤーの案内も同じ向きです。本体から外したリチウムイオン電池と予備電池は、短絡防止をしたうえで、1人あたりの制限量内であれば機内持ち込みのみ可能としています。国土交通省のチラシは、電池をケースに入れる、複数の電池や金属と同じ袋に入れない、といった例を挙げています。

電池の大きさは、公称の3.6V・2550mAhから計算すると約9.18Wh(ワット時)です。国土交通省のチラシにある機内持ち込みの上限160Whを大きく下回ります。取扱説明書にWhの表記は無く、これは運営者の計算値です。
2026年4月24日から、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは2個(160Wh以下)までになりました。外したヘアアイロンの電池がこの2個に数えられるかは、国土交通省の発表からは確認できませんでした。モバイルバッテリーも持って行く人は、搭乗する航空会社に確かめてください。
取り上げたきっかけ
筆者のフルノなな子氏は、旅行にもこのアイロンを持って行き、ビジネスホテルでの朝の支度に使っています。スイッチを入れてから温まるまでの間にメイクを進めておけば、効率よく準備ができると書いています。
メイク直しをしつつ待つと、160度の場合は3分弱で使えるようになりました
一方で、プレートが小さいぶん一度に挟める髪の量に限りがあり、髪全体をこれ1本で整えるのは少し難しく感じた、とも書いています。前髪や顔まわりのお直し向き、というのが同氏の見立てです。
どんなアイロンか
画像:Amazon.co.jp の商品ページより
プレートは幅18mm・長さ64mmのチタンコーティングで、髪に当たると沈み込むクッション機能が付いています。本体が丸みのある形なので、毛先のカールも作れるとメーカーは説明しています。温度は160℃と200℃の2段階です。
閉じた状態で固定できるプレートロックと、2つのスイッチを入れないと電源が入らない安全スイッチが付いています。付属品は充電用のアダプターとケーブル、収納ポーチです。アダプターは交流100〜240Vに対応し、海外では市販のプラグアダプターが別に要ります。
主な仕様
| 品名 | コードレスストレートアイロン(KHS-8660) |
|---|---|
| 電池 | リチウムイオン充電池(3.6V・2550mAh)、工具なしで取り外し可能 |
| 充電時間/連続使用時間 | 約4時間/約25分(200℃設定) |
| スピード加熱 | 約50秒(100℃に達するまで) |
| 温度調節 | 2段階(160℃・200℃)、最高約200℃(周囲温度30℃の場合) |
| プレート | チタンコーティング、幅18×長さ64mm |
| 大きさ・重さ | 約183×31×35mm、約165g(本体のみ) |
| 付属品 | USB-ACアダプター、USBケーブル(約1.0m)、ポーチ |
| 価格 | オープン価格 |
| 乾電池での使用 | 確認できませんでした(公式仕様表と取扱説明書に記載なし) |
出典:小泉成器の製品ページと取扱説明書(2026年9月24日閲覧)
旅先で困りそうなところ
1つ目は電池の持ちです。満充電で使えるのは約25分で、充電には約4時間かかります。取扱説明書には「充電しながらのご使用はできません」ともあります。朝に電池が切れたら、その日の支度には間に合いません。
フルノなな子氏も、旅の2日目に充電が切れたと書いています。そのとき「乾電池対応が役立ちました」とありますが、公式の仕様表と取扱説明書には乾電池の記載が見当たりませんでした。使える電池は本機専用のリチウムイオン充電池1本で、替えとして同じ充電池が別売されています。
2つ目は冷めるまでの時間です。取扱説明書は、スイッチを切ってから約30分はプレートが高温だとし、ポーチへの収納は本体が完全に冷めてからと書いています。チェックアウトの直前に使うなら、この30分を見込んでおく必要があります。
こんな人は見てもよさそう
- 旅行や出張で、前髪や顔まわりだけを整え直したい人。
- 電池を外して持ち運べることを、選ぶ条件にしたい人。
- ホテルでヘアアイロンを借りられるか分からない人。
逆に、髪が長く量も多くて、旅先で全体をしっかり伸ばしたい人には、プレートの小ささが合わない可能性があります。筆者も、全体をこれ1本で仕上げるのは大変だと書いています。
この記事で確認した情報源
- ・小泉成器「コードレスストレートアイロン KHS-8660」製品ページ(仕様と特長。)
- ・コイズミ KHS-8660 取扱説明書(旅行時の注意と電池の扱い。)
- ・国土交通省「ヘアケア製品をご購入の皆様へ 航空機への持込みにご注意ください!」(電池式の判断の流れ。)
- ・国土交通省 報道発表(2026年4月14日)(モバイルバッテリーの新ルール。)
- ・スターフライヤー「ヘアカーラー、ヘアアイロンは機内に持ち込めますか。」(航空会社の案内の例。)
- ・価格.comマガジン フルノなな子氏の記事(2026年9月21日公開。)
- ・Yahoo!知恵袋「充電式のヘアアイロンについてです。」(2022年5月16日。)
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