MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

一関市 土砂崩れ どこが危ないの?

一関市で岩手県が指定している土砂災害警戒区域は、県の一覧を数えると2,105。多いのは千厩町磐清水の205、千厩町千厩の204です。

市が2023年2月に作った紙の防災マップは「令和5年1月現在」の情報です。県の一覧では、この後に告示された区域が961あり、いまの区域の46%にあたります。961のうち627は千厩町の5つの字です。

先に結論

  •  藤沢町・東山町・川崎町に、調査済みで未指定の箇所が502ある
  •  地すべりの区域は厳美町が最多。2008年の地震で川がせき止められた地域
  •  レッドゾーンの家の移転に、市の補助(移転費は1戸97万5,000円まで)がある
目次

一関市で土砂崩れが危ない場所:千厩町の5つの字に723

一関市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字。市の東側の千厩町に大きな円が集まり、西の萩荘、北東の大東町にも円が並びます
町・字 区域の数 うち土石流 防災マップより後の告示
千厩町磐清水 205 48 184
千厩町千厩 204 31 162
萩荘 121 18 55
千厩町清田 115 31 101
千厩町奥玉 109 8 96
千厩町小梨 90 12 84
花泉町永井 69 7 44
東山町松川 69 33 0
i
岩手県の指定済一覧表(一関土木センター・千厩土木センターの2ページ、2026年9月23日取得)で、一関市の区域を1件ずつ数えました。県の市町村別の公式の集計は確かめていないので、2,105も一覧を数えた数です。字は旧町名と大字で数え、小字は大字にまとめました。2つ以上の字にまたがる区域は、一覧で最初に書かれた字に数えています。「防災マップより後」は2023年1月31日より後の告示です。
一関市の町・字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字。千厩町の磐清水と千厩が200を超えます

千厩町の5つの字を足すと723で、市全体のおよそ3分の1です。

一関市千厩町磐清水のまわりの土砂災害警戒区域の地図
国土地理院の重ねるハザードマップの配信データで描いた磐清水のまわり。県の一覧では205の区域があり、うち184は市の防災マップより後の告示ですが、この図に描かれている区域はその一部です

千厩町磐清水(205)

点は字のおよその中心です。区域は沢や斜面ごとに分かれているので、番地まで寄せて見てください。

千厩町磐清水をGoogleマップで開く ›

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。

紙の防災マップ(令和5年1月現在)より後の961

2023年1月31日より後の告示は961。2025年2月21日の139、2026年3月23日の633、3月27日の189です。

一方で、東山町松川(69)・大東町大原(68)・藤沢町黄海(60)は、区域はすべてマップの時点で告示済みです。

まだ指定されていない624か所と、「おそれのある箇所」3,188

県の公表 一関市の数 何の数か
基礎調査結果公表一覧表(2026年3月31日公表) 624 調査済みで、まだ指定されていない箇所
新たな「土砂災害が発生するおそれのある箇所」(2022年度・2023年度) 3,188 地形の情報から県が抜き出した箇所

未指定の624は藤沢町211、東山町184、川崎町107などです。藤沢町・東山町・川崎町の3町とも、未指定の箇所のほうが、いま指定済みの区域(藤沢町105・東山町126・川崎町100)より多くなっています。

3,188のうち紙の防災マップにあるのは2022年度公表の1,814で、2023年12月公表の1,374は載っていません。

一関市は土石流の区域が3割、地すべりの区域も31

2,105の内訳は、がけ崩れ1,416、土石流658、地すべり31。大東町大原は68のうち43が土石流です。地すべりは厳美町の6が最多です。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

中里の大平山は、1948年のアイオン台風から「2~3年おきに地すべりによる災害が発生」し、1962年に地すべり防止区域になりました(市のページ)。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

県の一覧にはレッドゾーンかどうかが載っていないので、レッドかどうかは地図で確かめます。

一関市で起きた土砂災害:2008年の厳美町、2013年の花泉町永井

2008年6月の岩手・宮城内陸地震では、厳美町の市野々原で地すべりにより磐井川がせき止められ、国が事業費10.7億円の緊急の砂防事業を行うと発表し、21日には仮排水路が通りました。国道342号は祭畤大橋が落ち、秋田県境まで通行止めになりました。

市野々原には、自然災害伝承碑「祭畤被災地展望の丘」があります。

2013年7月27日の大雨では、花泉町永井で自宅の裏山が崩れ、80代の女性が重傷を負いました(県の資料)。2026年8月1〜2日の大雨では、大東町の区域内の民家の敷地に土砂が崩れ落ちました(物的・人的被害なし)。

一関市の計画にある前兆:湧き水の濁り、山鳴り、流木

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

市の計画は「湧き水・地下水の濁り、渓流の水量の変化等」の前兆が見つかれば避難指示、「山鳴り、流木の流出」が確かめられれば緊急安全確保としています。沢沿いに住むなら、水の色と量を見ます。

避難のタイミング:市の基準はキキクルの「紫」

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

市の計画では、「大雨警報(土砂災害)」が出て、危険度分布に「危険(紫)」が出て、雨が続く見込みのときに避難指示です(2025年12月修正の計画のため旧名で、いまのレベル3土砂災害警報です)。

2026年8月の大雨では、市は2日1時35分に災害警戒本部を置きました。県の資料の備考欄には「レベル4土砂災害危険警報」などの名前があります。家のまわりのマス目がいま何色かは、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で見られます。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. いわてデジタルマップ(土砂災害に関する規制図)で、いまの区域と「おそれのある箇所」を見る
  2. 一関市のウェブ版防災マップで、避難場所と道を確かめる
  3. 県の一関土木センター(0191-26-1418)か千厩土木センター(0191-52-4971)に聞く

市の「がけ地近接等危険住宅移転事業」は、知事が指定したレッドゾーンの住宅が対象です。引っ越しの費用に1戸97万5,000円まで、新しい家の借入の利子に1戸421万円まで出ます。2027年度に行うなら、2026年9月末までに市への事前の相談が要ります。

\住所を入れるだけ 1分で公的データを確認できます/

災害リスク診断で自分の住所を調べてみる ›

登録不要・無料。土砂災害警戒区域・洪水の浸水想定・地盤の揺れやすさをまとめて出します

一関市のほかの災害リスク・ほかの市

一関市の冠水の記事と、岩手県の地名と災害の碑の記事です。

この記事のまとめ

一関市の区域は県の一覧で2,105。千厩町の5つの字に723あり、土石流の区域も658あります。

紙の防災マップより後に961が告示され、藤沢町・東山町・川崎町には指定前の箇所が502あります。紙の地図ではなく、いわてデジタルマップで家の番地を開いてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する

災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。

災害・防災の新着

もっと見る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次