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仙台市 土砂崩れ どこが危ないの?

仙台市で土砂災害の危険があるとして宮城県が指定している区域は1,055か所です(県の集計、2026年9月18日現在)。石巻市の1,400か所に次いで県内2番目で、字別では青葉区大倉の95か所が最も多い数です。

区域が増えているのは泉区です。2026年3月13日に県が指定した121区域のうち113区域が泉区で、「令和7年5月時点」の仙台防災ハザードマップには載っていません。

2019年10月の台風第19号では、市内で崖崩れが117件あり、うち62件が青葉区でした。

先に結論

  •  1,055か所のうち941か所がレッドゾーン(県の集計表の特別警戒区域の数)。地すべりの区域も27か所ある
  •  2026年8月13日21時54分にレベル4。県の防災ポータルの仙台市の避難情報の履歴に、大雨による発令は載っていない
  •  高さ2mを超える古い擁壁は、市の安全対策工事の助成が上限200万円
目次

仙台市で土砂崩れが危ない場所

仙台市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字(県の区域ごとの一覧を数えた1,050か所)。青葉区大倉・芋沢、太白区茂庭・坪沼など西の山あいに大きな円が集まります
区・字 区域の数 うち土石流・地すべり
青葉区大倉 95 土石流48・地すべり7
青葉区芋沢 54 土石流25
太白区茂庭 49 土石流20・地すべり2
太白区坪沼 45 土石流15・地すべり2
泉区福岡 42 土石流20・地すべり1
太白区秋保町湯元 38 土石流20・地すべり1
青葉区作並 26 土石流18
太白区秋保町長袋 26 土石流14
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県の区域ごとの一覧(2026年9月18日掲載)で、仙台市が主な所在地の1,050か所に、名取市・村田町・川崎町との境をまたぐ5か所を足して数えました(計1,055か所は県の集計と同じですが、がけ崩れと地すべりの数が1か所ずつずれます)。2つ以上の字にまたがる区域はそれぞれの字に数え、小字まで書かれた区域は大字にまとめています。
仙台市の町・字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字。青葉区大倉の95か所が最も多い字です
仙台市青葉区大倉のまわりの土砂災害警戒区域の地図
青葉区大倉の定義のあたり。大倉全体では95か所のうち48か所が土石流、7か所が地すべりの区域です

青葉区大倉(95か所)

点は字のおよその中心です。自宅の番地まで寄せて見てください。

青葉区大倉をGoogleマップで開く ›

7月23〜27日の大雨で、県の被害状況報告の累加雨量が1位だった雨量計「白髪」(393.0ミリ)も大倉にあります。

台風シーズンが始まる前に、家へ置いておくもの

風で割れるのは窓、家に入ってくるのは水です。この2つは、進路が決まってから買いに走っても店の棚から消えています。

和気産業 ガラスの飛散防止フィルム 46cm×185cm(WF-005)

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窓が割れるのを防ぐ道具ではありません。割れたあとの破片を膜で押さえるものです。飛散率を約1%まで落とせるのは防災安全合わせガラスですが、そちらは発注から施工まで日数がかかって台風の前には間に合いません。今日のうちに手を動かせるのはこちらです。貼るのは室内側です。

吸水式 土のう袋(水で膨らむ・逆流防止にも使える)

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土のうは砂を詰める前提の道具ですが、住宅街ではその砂が手に入りません。水で膨らむ型なら平たいまま棚にしまえて、玄関の段差にも、下水が逆流してくる風呂・トイレの排水口の上にも置けます。

アイリスオーヤマ 防災リュック 1人用 33点セット(防災士監修)

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一から集めると抜けが出ます。まずセットで用意して、家族の人数分と常備薬だけ足すのが早いです。

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区ごとの区域の数:青葉区444、若林区は1

区域の数(一覧を数えた。市境をまたぐ5か所は除く) うち2026年3月13日の指定
青葉区 444 1
太白区 294 0
泉区 260 113
宮城野区 51 7
若林区 1 0

宮城野区の51か所のうち23か所は岩切です。

3月13日の指定:泉区の113区域はハザードマップより後

県の仙台市のページには、3月13日の告示2本(121区域)が載っています。代表所在地で多いのは泉区福岡20、根白石12、朴沢12です。

仙台防災ハザードマップ(令和7年度版)は「令和7年5月時点」の内容です。区域を指定するのは県、マップを作るのは市です。マップは令和7年5月時点の区域で作られているので、そのあとの指定は紙に入っていません。

県が公表した仙台市の土砂災害調査予定箇所は1,452(2024年3月末時点)で、県は順次指定を進めるとしています。

崖崩れの記録:2019年は117件、震災では5,728宅地

できごと(市の資料の記録)
1986年 台風10号。崖崩れ132件
2011年 東日本大震災。被災宅地5,728宅地(2013年7月末現在)
2015年 9月の大雨。がけ崩れ等114件(青葉区44・太白区33・泉区32など)
2019年 台風第19号。崖崩れ117件(青葉区62・太白区26・泉区22・宮城野区7)

1986年は、市が原因に「急激な集水(鉄砲水)が小規模な土石流現象を起こした」ことなどを挙げています。2019年は「市内全域 土砂災害」として「避難指示(緊急)」が出て、対象は153,153世帯315,329人でした。

震災では、造成宅地が地震で滑り崩れた(滑動崩落)160地区を市が公共事業で直しました。青葉区折立5丁目、太白区緑ヶ丘3丁目、泉区南光台1丁目などです。

がけ崩れ・土石流・地すべり:仙台市は地すべりが27か所

県の集計では、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)713、土石流315、地すべり27。地すべりの区域は青葉区大倉・荒巻・八幡、太白区緑ヶ丘などにあります。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます
イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

県の集計表では、941か所(89%)が特別警戒区域(レッドゾーン)です。地すべりの27か所は、県の集計表でレッドゾーンが0です。区域ごとの一覧にはこの別が無いので、大倉や芋沢のどの区域がレッドかは、重ねるハザードマップで区域の色を見て確かめてください。

2026年8月13日のレベル4と、避難情報の履歴

県の資料では、8月13日21時54分に仙台市東部・西部へレベル4土砂災害危険警報が出て、14日1時43分に解除。人的・住家被害は「0」でした。県の防災ポータルの仙台市5区の2026年の避難情報の履歴に、大雨による発令は載っていません。市の計画では、避難指示の目安はレベル4の発表ではなく、1km メッシュで危険度が「さらに高まることが予測された場合」です。

前兆と避難の基準:避難指示は町丁目ごと

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

仙台市の地域防災計画は「前兆現象を確認した場合」を避難指示の基準に入れ、対象を「当該地域」としています。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

雨による判断は宮城県砂防総合情報システム(MIDSKI)などの「1km メッシュ」の予測を使い、避難情報は「土砂災害のおそれのある区域等を含む町丁目単位で発令します」とハザードマップにあります。危険度は気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で見られます。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 市のせんだいくらしのマップで、地図カテゴリ「防災」の「土砂災害危険地マップ」を開く
  2. 市は最新の区域を県のページで見るよう案内しているので、県の仙台市の指定箇所のページで3月13日の区域と見比べる

高さ2mを超え、2006年の宅地造成等規制法改正より前に造られた擁壁は、市の「宅地擁壁の支援制度」の対象です。専門家派遣は「派遣費用は無料」で、2026年度の受付は12月11日までです。工事の助成は、古い擁壁をすべて造り直す工事が対象で、工事費のうち100万円を超えた分の3分の1です。

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仙台市のほかの災害リスク・ほかの市

地下道の冠水は、別の記事にまとめています。

この記事のまとめ

仙台市の区域は1,055か所で、青葉区大倉・芋沢、太白区茂庭・坪沼に多くあります。泉区福岡・根白石・朴沢は3月13日の指定がマップより後なので、県の告示と地図で番地を確かめてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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