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石巻市 土砂崩れ どこが危ないの?

石巻市で土砂災害の危険があるとして宮城県が指定している区域は1,400か所です(県の集計、2026年9月18日現在)。宮城県の市町村でいちばん多く、字別では北上町十三浜の80か所、大瓜の64か所、真野の62か所が上位です。

9月18日には、県が177区域を新たに告示しました(女川町にまたがる1区域を含む)。2025年3月に全戸へ配られた洪水ハザードマップの土砂の区域は「令和6年10月4日告示まで」です。177区域は区域としては載っておらず、マップにあるのは指定前の「土砂災害調査予定箇所」の印までです。

9月7日の大雨では、市が9時に市内全域へ避難指示を出し、レベル4土砂災害危険警報はその3時間31分後の12時31分でした。

先に結論

  •  1,400か所のうち1,285か所がレッドゾーン(県の集計表の特別警戒区域の数)
  •  9月18日の177区域は132が土石流。字別では真野33・沢田31・大瓜27が多い
目次

石巻市で土砂崩れが危ない場所

石巻市の町・字ごとの土砂災害警戒区域の数を円で示した地図
円が大きいほど区域が多い町・字。北上町十三浜と、市街地に近い大瓜・真野・沢田・湊に大きな円があります
町・字 区域の数 うち土石流
北上町十三浜 80 21
大瓜 64 37
真野 62 34
沢田 57 24
雄勝町雄勝 52 33
福地 50 15
49 23
北上町女川 46 18
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県の区域ごとの一覧(2026年9月18日掲載)で、石巻市の1,395か所と市境をまたぐ3か所を数えました(県の集計の1,400か所と数か所ずれます)。2つ以上の字にまたがる区域はそれぞれの字に数え、小字まで書かれた区域は大字にまとめています。
石巻市の町・字別の土砂災害警戒区域数を並べた棒グラフ
上位10の町・字。北上町十三浜の80か所が最も多い字です
石巻市真野のまわりの土砂災害警戒区域の地図
真野の区域。62か所のうち33か所は2026年9月18日に告示された区域です

真野(62か所)

点は字のおよその中心です。自宅の番地まで寄せて見てください。

真野をGoogleマップで開く ›

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9月18日の177区域:紙の洪水ハザードマップより後の指定

告示は3本で177区域、うち132が土石流です(第650号の40区域は警戒区域だけの指定)。区域は県が告示し、マップは市が配ります。配ったあとに告示された区域は、紙のマップにはありません。

区域ごとの一覧で2024年10月4日より後の区域を数えると、石巻市が主たる区域で174か所。真野33、沢田31、大瓜27、湊20、南境12で、「日和が丘」「住吉町」など市街地の区域もあります。

県は2024年5月、指定に先立って「土砂災害調査予定箇所」を公表しました。石巻市は2,257で、気仙沼市の2,448に次いで県内2番目です(2024年3月末時点)。9月18日の指定は、この予定箇所に関するものです。紙のマップの予定箇所の印について、市は「現在土砂災害警戒区域等に指定されている区域と同様に注意しましょう」と書いています。

9月7日の大雨:避難指示はレベル4の3時間31分前

市の掲示板では、9時00分に市内全域へ避難指示、9時53分にレベル3大雨警報、12時31分にレベル4土砂災害危険警報。避難指示は15時15分に解除されました。県の資料では、この日レベル4が出たのは石巻市だけです。

翌8日19時には、稲井地区(大瓜井内・大瓜入など)と牡鹿地区に、土砂災害の危険を理由に高齢者等避難が出ました。大瓜は9月18日の告示で27か所加わった字です。9月21日17時01分にも、掲示板にレベル4の発表が載っています。

石巻市で起きた土砂崩れ:2025年は県道と市道で

日時 場所と内容(市の掲示板から)
2025年5月31日 20時30分 県道河南南郷線(旭山ドライブイン前)で土砂崩れ
同日 22時20分 県道石巻鮎川線から小積・牧ノ浜・竹浜へ向かう市道で法面崩壊
同日 22時30分 市道小積浜福貴浦小網倉線、土砂崩れで片側交互通行
2025年9月5日 6時50分 荒峠十字路から船越防集団地へ向かう県道で土砂崩れ

市の地域防災計画の記録では、1991年9月の台風18号で「がけ崩れ 26 箇所」、2002年7月の台風6号でも「蛇田地区、旧河南・桃生・北上町でがけ崩れ等の発生」とあります。

がけ崩れ・土石流・地すべり:石巻市は土石流が4割

県の集計では、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)791、土石流608、地すべり1(北村)です。

急傾斜地の崩壊・土石流・地すべりの違いを並べた模式図
「土砂崩れ」は、法律上この3つに分かれます

土石流は大瓜で37か所、雄勝町雄勝で33か所と、字の区域の半分を超えます。

イエローゾーンとレッドゾーンの違いを並べた図
危険度の段階ではなく、かかる規制が違います

県の集計表では1,285か所、92%が特別警戒区域(レッドゾーン)です。字ごとのレッドの数は、県の区域ごとの一覧に載っていないため数えていません。真野や大瓜の区域がレッドかどうかは、地図の色で見分けます。

前ぶれと避難のタイミング:市は前兆だけでも避難指示を出す

土砂崩れの前ぶれ8つを並べた図
政府広報オンラインの「主な前兆現象」をもとに作成

石巻市の地域防災計画では、「土砂災害の前兆とされる現象が確認された場合」も、避難指示を出す条件の1つです。立ち退いて避難する時間がないときは、緊急安全確保の条件になります。

土砂災害の情報と市の避難情報の対応を示した図
2026年5月29日から、土砂災害警戒情報は「レベル4土砂災害危険警報」に名前が変わりました

雨の量では、土壌雨量指数の「2時間先までの予測」の段階でも避難指示を出せる書き方で、基準の線は県の宮城県砂防総合情報システム(MIDSKI)で確かめるとされています。

避難情報を出す範囲の定めは計画の表になく、7日の避難指示は市内全域、8日の高齢者等避難は地区ごとでした。雨の日に自宅のあたりが紫や黒になっていないかは、気象庁「キキクル(土砂災害の危険度分布)」で見られます。

自宅が区域に入っているか調べる

  1. 市の「ハザードマップ デジタル版」(石巻まちづくりマップ)で自宅のまわりを開く(何時点の区域かは、ページで見つけられませんでした)
  2. 県の石巻市の指定箇所のページで、9月18日の区域の所在地を見る
  3. 調査予定箇所は県の砂防総合情報システムで、区域は国の重ねるハザードマップ(国土交通省)でも見られる

県はレッドゾーンから移る人に、国の「がけ地近接等危険住宅移転事業」の補助と住宅金融支援機構の融資を案内しています。石巻市独自の補助のページは見つかりませんでした。

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石巻市のほかの災害リスク・ほかの市

冠水と9月7日の大雨は、別の記事にまとめています。

この記事のまとめ

石巻市の区域は1,400か所で宮城県最多です。9月18日の177区域は洪水ハザードマップに区域として載っていないので、真野・沢田・大瓜に住んでいるなら、県の告示と地図で番地を確かめてください。

出典(すべて2026年9月23日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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