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室蘭 市立病院 横領/金庫は1年点検されず

🗨️「室蘭の市立病院で400万円がなくなったのは、どういう経緯ですか?」

市立室蘭総合病院の課長補佐(53)が、2025年4月から2026年3月にかけて、金庫に両替金として保管されていた現金400万円を着服した疑いで送検されました。本人は「紛失しました」と容疑を否認しています。金庫には600万円が入っていましたが、2026年3月に本人から紛失の報告があるまで、点検は行われていませんでした。病院は会見で管理体制が不十分だったと謝罪しています。この病院は赤字が続いており、2027年度をめどに閉院する方針です。

[事件・事故] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月17日 発表

影響を受ける人
  • 市立室蘭総合病院を利用している人と、室蘭市の住民
  • 自治会・PTA(ピーティーエー)・管理組合など、少人数で現金を扱う組織の会計担当
  • 職場で金庫や小口現金の管理を1人で任されている人
目次

なくなったのは「両替金」でした

横領と聞くと、動いているお金を抜いた話を想像します。ところが今回なくなったのは、金庫に置いてある両替金でした。

項目内容
どこ市立室蘭総合病院
誰が課長補佐の職員(53)※氏名は記載しません
いつ2025年4月〜2026年3月
いくら400万円(金庫には600万円が保管)
名目両替金として保管されていた現金
本人の説明「紛失しました」と容疑を否認
発覚2026年3月に本人から紛失の報告があるまで、点検はされていなかった

両替金は使うためのお金ではなく、置いておくためのお金です。動かないお金だからこそ、減っていても気づかれませんでした。

病院が会見で認めたのは「1人で動ける状態」

逮捕を受けて病院が開いた会見で、事務局長はこう述べています。

「管理していた本人がある程度1人で動けるような状態になっていた」

ここが今回の芯です。悪意のある人がいたかどうかより前に、1人で開けられて、1人で数えられて、誰も確かめない状態が1年続いていたという構造があります。本人は否認していて、司法の判断はまだ出ていません。ただ、管理の側の事実は会見で認められています。

同じ構造は、自治会でもマンションの管理組合でも起きます

金額を400万円と聞くと自分とは別の話に見えますが、条件だけ抜き出すとこうなります。

  • ふだん動かない現金がある
  • その現金を扱えるのが1人だけ
  • 残高を数える日が決まっていない

自治会の会計、PTA(ピーティーエー)の繰越金、マンション管理組合の小口現金。どれも当てはまります。分かれ目は金額の大きさではなく、1人で完結しているかどうかです。

直し方も難しくありません。金庫を開ける人と数える人を分けること、そして「報告があったら確かめる」のではなく日付を決めて数えること。この2つだけで、1年間気づかれないという状態は起きなくなります。

閉院に向かう時期であることも書いておきます

この病院は深刻な赤字が続いていて、2027年度をめどに閉院する方針です。

組織が畳まれていく時期は、人が減り、引き継ぎが増え、管理の目がいちばん緩む時期でもあります。今回の件がその影響かどうかは分かりませんが、終わりが決まっている組織ほど、現金の数え方を先に決めておく必要があるとは言えます。

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「紛失」と「横領」は、どこで分かれるのか

本人は「紛失しました」と説明していて、容疑を否認しています。ここは司法が判断する部分なので、記事の側で決めることはできません。

ただ、管理の話としては分かれ目がはっきりしています。紛失なら、いつ無くなったかが分かるはずです。定期的に数えていれば「前回あって今回ない」という形で期間が絞れます。今回は1年間数えていなかったので、いつの時点で無くなったのかを後から特定できません。

数えていないことの本当の損害は、お金が減ったことよりも、減った時期が分からなくなることのほうです。これは家庭の通帳でも同じで、記帳しない期間が長いほど、何かあったときに遡れなくなります。

生活・仕事にどう効くか

  • 金庫に入っていた600万円は、2026年3月に本人から報告があるまで点検されていませんでした。1年間、誰も数えていなかったことになります。
  • 同じ構造は自治会やマンション管理組合の会計でも起こります。金額の大小ではなく「1人で完結しているか」が分かれ目です。
  • 病院は2027年度をめどに閉院する方針です。閉院に向けて資産と現金の整理が進む時期は、管理の目が緩みやすい時期でもあります。

結局どうすればよいか

  • 現金を扱う担当を1人にしない。開ける人と数える人を分ける
  • 残高の確認を「報告があったとき」ではなく、日付を決めて定期的に行う
  • 両替金のように動かない現金こそ、期日を決めて数える(動かないから気づかれない)

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月17日 初版を公開。事案の内容は報道と病院の会見に基づく。本人は容疑を否認しており、司法の判断は出ていない。関係者の氏名は記載していない。

※本記事は2026年9月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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