🗨️「秋田市の駐車場で車が壁に突っ込んだのは、何があったんですか?」
9月15日夜7時すぎ、秋田市の公営立体駐車場で、83歳の男性が3階から車を出そうとバックして後ろの壁にぶつかりました。この事故で動揺したとみられ、その後も他の車や設備に衝突を繰り返し、駆けつけた職員の呼びかけを振り切って4階へ進み、最後は壁にめり込む状態で動けなくなっています。壁の奥は事務所でしたが巻き込まれた人はおらず、男性と同乗していた妻を含めけが人はいません。警察によると、複数の事故現場のいずれにもブレーキ痕がありませんでした。
[事件・事故] この記事の要点
2026年9月17日 発表
- 立体駐車場をふだん使っている人
- 高齢の家族が運転を続けている家庭
- 駐車場の壁の裏側が事務所や店舗になっている建物の管理者
始まりは、よくある「バックで壁」でした
この事故が広がった経緯を、順番に並べます。
| 順番 | 起きたこと |
|---|---|
| 1 | 3階に駐車していた車を出そうとバックし、後ろの壁にぶつかる |
| 2 | この事故で動揺したとみられる |
| 3 | 他の車や建物の設備に衝突を繰り返す |
| 4 | 駐車場にいた人が「前後左右に傷をつけた車が走っている」とスタッフへ電話 |
| 5 | 駆けつけた職員の呼びかけを振り切って4階へ進入 |
| 6 | 壁に衝突し、めり込むような状態で動けなくなる |
1件目は、立体駐車場でいちばん起きやすい接触です。そこから4階の壁にめり込むまで進んだのは、ぶつけたこと自体ではなく、そのあとも車を動かし続けたからでした。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
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ブレーキ痕が、どこにもありませんでした
警察によると、男性は駐車場内の複数の場所で事故を繰り返していましたが、いずれの現場にもブレーキ痕はありませんでした。
踏んでいなかったのか、別のペダルを踏んでいたのか。そこは警察が調べている段階で、まだ発表されていません。分かっているのは「止めようとした跡が路面に残っていない」というところまでです。
運転していたのは83歳の男性で、同乗していた妻を含めけが人はいませんでした。男性は病院に搬送されています。
壁の奥は事務所でした
最後にめり込んだ壁の裏側は事務所です。巻き込まれた人はいませんでしたが、立体駐車場の壁の向こうに部屋があるという構造そのものは、どこの施設にもあります。
駐車場はこの事故のあと、4階から上のフロアを使用中止にしました。「満車」と表示されていたのはそのためで、実際に埋まっていたわけではありません。1台の事故で、その建物の収容台数が上から丸ごと削られたことになります。
周りにいた人ができたこと、家族ができること
駐車場でこの状況に出くわしたとき、やってはいけないのは「出してください」と声をかけることです。動揺している運転者に操作を促す形になります。
先にやるのは、車から降りてもらうことと、周囲の人を通路から離すことです。今回は職員が呼びかけていますが、車は止まりませんでした。声が届かない状態がある、という前提で動いたほうが安全です。
家族の側でできるのは、乗っている車にペダル踏み間違い時の加速抑制装置が付いているかを確かめることです。後付けできる装置もあります。免許を返すかどうかという大きな話の前に、確認できることが1つあります。
立体駐車場が、事故が広がりやすい理由
同じ操作ミスでも、平面の駐車場なら1回ぶつけて終わります。立体駐車場で連鎖するのは、構造にいくつか理由があります。
逃げ場が少ないこと。壁と柱と他の車で四方が囲まれていて、慌てて動かすと必ず何かに当たります。そしてスロープが上へつながっていること。今回も3階から4階へ上がっています。外へ出ようとしたつもりで、より出口から遠いほうへ進んでしまう構造です。
だから最初の1回でエンジンを切ることが、そのまま被害の大きさを決めます。ぶつけたあとに「動かして直す」はしない。止まったところで切って、降りる。これだけで、4階の壁までは行きません。
生活・仕事にどう効くか
- 1件目は駐車場でよくある「バックで壁にぶつけた」でした。そこから4階の壁にめり込むまで進んだのは、最初の接触そのものではなく、そのあとに車を動かし続けたからです。
- 複数の現場のいずれにもブレーキ痕がありませんでした。踏んでいなかったのか、別のペダルを踏んでいたのかは、警察が調べている段階です。
- 駐車場は4階から上を使用中止にしたため「満車」表示になりました。1台の事故で、その建物の収容台数が丸ごと削られています。
結局どうすればよいか
- バックでぶつけたら、その場でエンジンを切る。動かして直そうとしない
- 動揺している運転者に「出して」と声をかけない。車から降りてもらうことを先にする
- 家族の車に、ペダル踏み間違い時の加速抑制装置が付いているかを確認する
公式出典
- 秋田朝日放送 秋田市の公営駐車場での事故(報道)(2026年9月17日発表)
- 国土交通省 ペダル踏み間違い時加速抑制装置(サポカー関連)(2026年9月17日発表)
- 警察庁 高齢運転者支援サイト(2026年9月17日発表)
更新履歴
- 2026年9月17日 初版を公開。事故の状況は報道に基づく。原因は警察が調査中で、断定していない。関係者の氏名は記載していない。
※本記事は2026年9月17日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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