MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

AIが書いた物件紹介文はそのまま掲載できる?入稿前に確認する7項目

AIが書いた物件紹介文はそのまま掲載できる?入稿前に確認する7項目

物件紹介文をAIに書かせること自体は、もう珍しい話ではありません。アットホームのATBBには「かんたんコメント生成」が標準で付いていますし、手元のChatGPTやGeminiに物件情報を貼れば、それらしい文章はすぐ出てきます。

問題は、その先です。出てきた文章を、確認せずにそのまま掲載してよいのか。

結論から書くと、AIが書いた文章を掲載すること自体に問題はありません。ただし掲載した広告の内容に責任を負うのは、生成したAIではなく掲載する不動産会社です。ここが変わらない以上、確認の工程は消せません。

この記事では、AIが書いた広告文で実際に起きやすい間違いと、入稿前に見るべき7項目を整理します。

目次

「AIで書けるか」はもう論点ではない

まず前提を揃えておきます。

ATBBの「かんたんコメント生成」は、物件情報からおすすめコメントとエンド向けアピールを自動生成する機能です。文体2種とイメージ3種を設定でき、6つのアピールポイントと組み合わせて計36種類から選べます。媒体側が無料で用意している機能です。

つまり「AIに物件紹介文を書かせる」ことは、すでに標準的な作業の一部になりつつあります。差が出るのは書かせる工程ではなく、出てきた文章を掲載できる状態にする工程のほうです。

なお、かんたんコメント生成には対象範囲があり、土地や事業用物件、一括登録システム経由の物件、そしてSUUMOなど他媒体の原稿はカバーしません。この範囲はアットホーム(ATBB)のおすすめコメントは100文字。つまずきやすい4つの落とし穴にまとめています。

AIが書いた広告文で起きやすい間違い

1. 資料に無い情報を足してくる

いちばん多いのがこれです。文章として自然に見えるので、読み流すと気づきません。

  • 日当たり良好
  • 閑静な住宅街
  • 子育てに最適な環境
  • 治安が良いエリア
  • 資産価値の落ちにくい立地

これらは、渡した物件資料に書かれていないことがほとんどです。AIは「南向き」という情報から「日当たり良好」を、「住宅地」という情報から「閑静な」を補います。もっともらしいので通ってしまうのが厄介なところです。

2. 使用が制限されている語が混ざる

不動産の表示に関する公正競争規約では、次のような語の使用が禁止または制限されています。AIは「魅力的に書いて」と指示されると、この種の語を自然に選びます。

種類
断定的表現 完全、絶対、万全
最上級表現 最高、最高級、極上
優位性の表現 日本一、業界一、当社だけ
価格の表現 格安、激安、破格
選別の表現 特選、厳選

合理的な根拠を表示できる場合に限って認められる語もありますが、根拠を示せないのであれば使わないでください。

3. 数字を自分で計算してしまう

「徒歩◯分」は、道路距離80メートルにつき1分として算出します。AIは地図情報を持たないまま、それらしい分数を出すことがあります。資料に徒歩分数の記載がないときに、AIの出力をそのまま使わないでください。

同じことが築年数、面積、駐車場台数にも起きます。資料に無い数字は書かない、が原則です。

4. 「新築」の使い方を間違える

「新築」と表示できるのは、建築後1年未満かつ未入居のものに限られます。AIは築浅物件を「新築同様」「ほぼ新築」と書きたがりますが、この言い換えも読み手の誤認を招く可能性があります。築年月をそのまま書くほうが安全です。

5. 写真から見た目で断定する

写真をAIに読ませて説明文を作らせる場合、特に注意が必要です。

  • リフォーム済み
  • 新品の設備
  • 傷なし
  • 高級素材
  • 眺望良好

写真に写っているのは「そう見える状態」であって、事実の裏付けではありません。リフォームの有無や設備の交換時期は、資料で確認できる範囲だけを書きます。

6. 媒体ごとの制約を知らない

AIは「不動産広告として自然な文章」は書けますが、入稿先の仕様までは知りません。

  • ATBBのおすすめコメントは半角文字が登録できない(半角カナだけでなく半角英数字も不可)
  • ATBBのコメント欄に仲介手数料のことを書いてはいけない(専用の登録項目がある)
  • SUUMOのメインキャッチは入力欄が84文字でも、掲載されるのは先頭37文字

生成された文章が 4LDK133.93㎡ を含んでいれば、アットホームではそのまま登録できません。媒体ごとの上限と文字種はSUUMOのキャッチコピーは何文字まで?と上記のATBBの記事にまとめています。

7. 古い情報のまま書かれる

価格変更、販売状況、引渡し時期、リフォーム内容は動きます。以前作った原稿をAIに清書させると、古い条件のまま整った文章になって戻ってきます。整った文章ほど、内容の古さに気づきにくくなります。

入稿前に確認する7項目

上をそのままチェックリストにするとこうなります。掲載前にこの順で見ます。

# 確認すること 見る場所
1 資料に無い情報が入っていないか 販売図面・登記・物件概要書
2 制限されている語が入っていないか 広告文全体
3 数字が資料と一致しているか 面積・築年月・徒歩分数・駐車場
4 「新築」の要件を満たしているか 建築年月と入居履歴
5 写真から断定していないか 写真キャプション
6 媒体の文字数・文字種を満たしているか 各媒体の入稿マニュアル
7 最新の販売条件と一致しているか 直近の売主・元付との連絡

1と3は同じに見えますが、別物です。1は書いてはいけないことが増えていないか、3は書いてある数字が合っているかの確認です。AIの出力では両方が同時に起きます。

AIに書かせるときの渡し方

確認の手間そのものを減らすなら、渡し方を変えるのが早いです。

確定した情報だけを渡す

資料を丸ごと投げるのではなく、確認済みの項目だけを渡します。未確認の情報が混ざっていると、AIはそれも事実として扱います。

推測を禁止すると明示する

指示文に一行加えるだけで、余計な追記はかなり減ります。

提供した物件情報だけを使ってください。資料に無い設備・周辺環境・性能・評価は追加しないでください。分からない項目は「記載なし」と書いてください。

事実と訴求を分けて書かせる

同じ内容でも、この3つは性質が違います。

  • 事実:LDK15帖
  • 訴求:家族が集まりやすいLDK
  • 要確認:広々としたLDK

事実はそのまま使えます。訴求は根拠が資料内にあるかを見ます。要確認は、根拠が無ければ落とします。分けて出力させると、確認する対象がはっきりします。

最後は人が資料と突き合わせる

生成文・元資料・入稿画面の3つを並べて確認します。ここを飛ばすと、上の7項目のどれかが必ず通り抜けます。

まとめ

AIが書いた物件紹介文は掲載できます。掲載できないのは、誰も確認していない文章です。

媒体側の機能であれ、手元の生成AIであれ、出てくるのは下書きです。下書きを掲載できる状態に仕上げるのは、資料を持っている人にしかできません。

入稿でお困りの方へ

  • ポータルサイト入稿代行 — SUUMO・HOME’S・athomeへの入稿を代行します。媒体ごとの文字数・文字種・表記ルールの確認もこちらで行います

媒体ごとの入稿の違いについては、こちらでまとめています。

👉 アットホーム(ATBB)のおすすめコメントは100文字。つまずきやすい4つの落とし穴

👉 SUUMOのキャッチコピーは何文字まで? 84文字と37文字、どちらが正解か

👉 SUUMO・HOME’S・athome、入稿作業の違いと注意点まとめ


この記事の情報について

ATBBの「かんたんコメント生成」に関する記載は、ATBB入稿マニュアル(119ページ)に基づいて2026年7月に確認したものです。広告表現に関する記載は、不動産の表示に関する公正競争規約の一般的な内容を整理した参考情報です。実際の広告表現の可否は、掲載媒体の基準および所属する不動産公正取引協議会の判断によります。媒体の仕様は変更されることがあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次