🗨️「警察官を名乗る人から電話が来た。本物かどうか、どこで見分けるの?」
話の中身ではなく、連絡の手段で見分けられます。香川県警は「警察がLINE(ライン)で連絡を取ったり、捜査のために現金や暗号資産の振り込みや送金を指示したりすることは絶対にない」としています。香川県では、県内に住む60代の女性が警察官や検察官を名乗る男らに現金2,900万円をだまし取られていたことが、2026年9月14日に明らかになりました。始まりは7月23日、家の固定電話にかかってきた1本の電話でした。
[事件・事故] この記事の要点
2026年9月14日 発表
- 家に固定電話がある人
- 離れて暮らす親に固定電話を持たせている家族
- 香川県内に住んでいる人
7月23日から始まっていた
| 段階 | 言われたこと |
|---|---|
| 1|固定電話に着信 | 郵便局員を名乗る男から「あなたが送ろうとしている荷物の中にキャッシュカードなどが見つかった」 |
| 2|警察官を名乗る男に交代 | 「犯罪に巻き込まれている可能性がある。身の潔白を証明するためにも協力してほしい」 |
| 3|連絡手段がLINEへ | やり取りの中で、検察官を名乗る別の男を紹介される |
| 4|検察官を名乗る男 | 「犯人として疑われているので。逃亡しないためにも金が必要」 |
| 5|受け渡し | 男が指定する場所に、複数回に分けて現金合計2,900万円を置いた |
| 6|発覚 | 連絡が取れなくなり、詐欺だと分かった |
被害にあった人の氏名や住所は公表されていません。この記事でも、当局が発表した事実の範囲を超えて書きません。
件数は減っているのに、被害額は増えている
警察庁が2026年9月4日に公表した令和8年7月末の暫定値では、特殊詐欺全体の認知件数は26,051件、被害額は2,108.1億円。前年同期より3,709件、632.8億円増えました。手口別では、ニセ警察詐欺だけが不思議な形をしています。
| 手口 | 認知件数(前年同期比) | 被害額(前年同期比) |
|---|---|---|
| SNS型投資詐欺 | 6,566件(+75.6%) | 881.2億円(+88.6%) |
| ニセ警察詐欺 | 5,422件(−6.4%) | 617.1億円(+25.7%) |
| SNS型ロマンス詐欺 | 3,037件(+2.0%) | 293.2億円(+5.3%) |
| 架空料金請求詐欺 | 3,688件(+13.7%) | 86.5億円(+14.1%) |
| オレオレ詐欺 | 2,350件(+17.1%) | 84.2億円(+7.0%) |
| 還付金詐欺 | 1,757件(−15.1%) | 40.7億円(+4.7%) |
| 合計 | 26,051件(+16.6%) | 2,108.1億円(+42.9%) |
件数が6.4%減って、被害額が25.7%増えている。割り算をすると、1件あたりの被害額が約848万円から約1,138万円へ、1.3倍になった計算です。香川の2,900万円は、その平均をさらに大きく超えています。
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