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粕屋町 事故/右折トラックの内輪差か

🗨️「曲がってくるトラックの先頭が自分の前を通り過ぎたら、もう渡っていいの?」

まだです。車が曲がるとき、後輪は前輪より内側を通ります。この差が内輪差で、車体の長いトラックほど大きくなると全日本トラック協会は説明しています。頭が過ぎても、後ろのタイヤはそのあとから自分のほうへ寄ってきます。2026年9月13日午後5時前、福岡県粕屋町仲原の県道24号と県道607号の交差点で、右折した大型トラックが横断歩道を歩いていた80代とみられる男性をはねました。男性は荷台の下のタイヤに足を巻き込まれ、意識不明の重体です。警察は内輪差に巻き込まれた可能性があるとみています。

[事件・事故] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月14日 発表

影響を受ける人
  • 交差点の横断歩道を歩いて渡る人
  • 大型車の通る道路の近くに住んでいる人
  • 福岡県粕屋町仲原の県道24号・県道607号を使う人
目次

報じられていること

項目内容
日時2026年9月13日 午後5時前
場所福岡県粕屋町仲原、県道24号と県道607号の交差点
状況右折していた大型トラックが、横断歩道を歩いていた男性をはねた
けがをした人80代とみられる男性。荷台の下のタイヤに足が巻き込まれた
容体直後は会話ができ痛みを訴えていたが、その後に意識不明
警察の見方右折する大型トラックの内輪差に巻き込まれた可能性

過失の有無は捜査中です。原因や責任について、ここでは推測を書きません。

内輪差とは、後輪が前輪より内側を通る差のこと

読者

前のタイヤが避けて通ったのに、後ろのタイヤが当たるんですか

おかあさん

当たります。全日本トラック協会は「自動車が曲がるとき、後輪は前輪と比べて内側を通ります」と説明していて、曲がるほうの前輪と後輪の通り道の幅の差を内輪差と呼びます。車体が長いトラックほど、この差が大きくなります

つまり運転席が自分の前を通り過ぎた時点では、まだ車は自分の横を通り終えていないということです。今回、足が巻き込まれたのは荷台の下のタイヤでした。

国土交通省が事業者向けに出している指導監督マニュアルも、トラックの「車長」に合わせた運転の項で、車長が長いトラックは内輪差が大きく、曲がるときに左側方の二輪車や歩行者を巻き込む危険があると書いています。右折については、車体後部のオーバーハング部がはみ出すことも並べて注意されています。曲がる向きが左でも右でも、車体の後ろは前とは違う線を描きます。

大型車が右へ曲がるとき、前輪が通る線より内側を後輪が通ることを示した図。その差が内輪差
曲がるほうの前輪と後輪で、通る線がずれます。この帯の分だけ後輪が内側へ寄ります(全日本トラック協会の説明をもとに作成)

横断歩道を渡っていれば安全、とは限らない

「横断歩道を渡っていれば安全でしょう」。そうではありません。警察庁が令和8年2月26日に公表した令和7年の統計では、歩行中に亡くなった65歳以上608人のうち、159人は横断歩道を横断中でした。

事故類型(65歳以上の歩行中死者・令和7年)人数構成率
横断中(合計)442人72.7%
 うち 横断歩道横断中159人26.2%
 うち 横断歩道以外横断中283人46.5%
背面通行中37人6.1%
路上横臥38人6.3%
路上停止中16人2.6%
合計608人100%

同じ統計で、令和7年の歩行中死者は867人、うち65歳以上が608人で70.1%を占めています。渡っている最中が最も危ない、というのが数字の形です。

夕方5時という時間

事故が起きたのは午後5時前でした。9月のこの時間は、日が傾いて路面と歩道のコントラストが落ちる時間帯にあたります。歩行者からは車の姿がよく見えていても、運転席から見た歩行者は背景に溶けやすくなります。

見えているかどうかは、こちらからは判断できません。判断できるのは、待つか、進むかだけです。

横断歩道の上でできること

大型車が曲がってきたときに歩行者側でできることは、多くありません。それでも次の2つは、待っている数秒のあいだにできます。

1つは、白線のぎりぎりに立たないこと。内輪差で寄ってくる分だけ、立つ位置を後ろへ下げておく。もう1つは、運転席のミラーに自分が映っているかを見ること。ミラーに自分が見えないなら、運転者からも自分は見えていません。

i 状況は2026年9月14日時点の報道によります。事故の原因は捜査中で、この記事では推測を書いていません。

生活・仕事にどう効くか

  • 内輪差は左折だけの話ではなく、右折で横断歩道を渡る歩行者にも及ぶ
  • 歩行中に亡くなる人の7割は65歳以上で、その7割は道路を横断しているときに事故にあっている
  • 横断歩道を渡っていても、65歳以上の歩行中死者のうち159人が巻き込まれている

結局どうすればよいか

  • 曲がってくる大型車は、先頭が通り過ぎても後輪が来るまで待つ
  • 横断歩道の手前では、白線の内側ではなく一歩下がって信号を待つ
  • 運転席から自分が見えているかどうかを、ミラー越しに確かめてから渡り始める

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月14日 初版を公開。事故の状況は報道、内輪差の説明と統計は業界団体・国の資料による。

※本記事は2026年9月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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