🗨️「加熱式たばこが10月に上がるって本当? 紙巻きも一緒に上がるの?」
上がるのは加熱式のスティックだけです。JTは「プルーム」用の全31銘柄を一律で引き上げる申請を出しています。紙巻たばこはこの申請の対象に入っていません。
[経済] この記事の要点
2026年9月14日 発表
- 加熱式たばこ「プルーム」のスティックを使っている人
- たばこを扱う小売店
- 10月からの値上げが重なる時期に家計を見直している人
ブランド別に、いくらからいくらになるのか
JTの発表に載っている改定後の価格です。対象は「プルーム」ブランドのたばこスティック全31銘柄で、上げ幅は一律40円です。
| ブランド | 銘柄数 | 現行 | 10月1日から |
|---|---|---|---|
| エボ | 12銘柄 | 580円 | 620円 |
| メビウス | 12銘柄 | 550円 | 590円 |
| キャメル | 7銘柄 | 530円 | 570円 |
金額の差はブランドによって残りますが、上がる幅はどれも同じ40円です。安い銘柄に替えても、上がるぶんは変わりません。
紙巻たばこは、この申請に入っていない
今回の申請は「加熱式たばこに係る課税方式の見直し」に伴うものです。対象として書かれているのは加熱式専用のスティックだけで、紙巻たばこは含まれていません。加熱式だけが上がる理由は、値上げの中身が原材料費ではなく税だからです。
加熱式たばこは、紙巻たばことは別の考え方で課税されてきました。その課税方式を紙巻たばこに合わせていく見直しが段階的に進められていて、2026年10月1日はその最終段階にあたります。つまり今回の40円は、会社が値上げしたというより、税の計算方法が変わった結果として価格に乗るものです。
加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴うたばこの小売定価改定の認可申請について
日本たばこ産業株式会社 2026年7月15日 ニュースリリース
これは「申請」であって、まだ確定ではない
JTが7月15日に出したのは、財務大臣への認可申請です。たばこの小売定価は会社が自由に決められるものではなく、たばこ事業法にもとづいて財務大臣の認可を受ける必要があります。発表文も「申請の通り認可された場合」という書き方になっています。
過去の改定では申請どおりに認可されるのが通例ですが、価格が確定するのは認可が下りたあとです。店頭表示が切り替わるのも10月1日からで、それまでは現行価格のままです。
月にいくら増えるか
1箱40円という数字は小さく見えますが、毎日買うものなので月単位では効いてきます。本数別に置き換えると次のようになります。
| 買う量 | 1か月の増加 | 1年の増加 |
|---|---|---|
| 2日に1箱 | 約600円 | 約7,300円 |
| 1日1箱 | 約1,200円 | 約14,600円 |
| 1日2箱 | 約2,400円 | 約29,200円 |
1日1箱の人で、年間およそ1万4,600円です。認可されたとおりに10月1日から適用された場合の単純計算で、買う場所や本数によって実際の額は変わります。
10月1日は値上げが重なる日
同じ2026年10月1日には、酒税の一本化でビールが下がり発泡酒と新ジャンルが上がる改正と、ゆうパックの運賃改定(全国平均で約1割)が実施されます。首都高の料金改定も同じ日です。
ひとつずつは数十円から数百円でも、同じ日にまとめて動くと月の支出が目に見えて変わります。10月の家計を見るときは、値上げを1件ずつ追うより、10月1日に何が変わるかをまとめて確認するほうが早く済みます。
生活・仕事にどう効くか
- 1箱あたり:エボは580円から620円、メビウスは550円から590円、キャメルは530円から570円。どれも40円の引き上げ。
- 1か月あたり:1日1箱なら月30箱で、40円×30=1,200円の増加。1日半箱なら月600円ほど。
- 10月の家計:同じ10月1日には酒税の一本化とゆうパックの運賃改定も重なる。値上げが1日に集中する月になる。
結局どうすればよいか
- 自分が吸っている銘柄が31銘柄のどれに当たるか、ブランド名で確認する
- 1か月の本数から、増える金額を先に計算しておく
- 10月1日に重なる他の値上げとあわせて、月々の固定費を一度に見直す
公式出典
- 日本たばこ産業株式会社「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴うたばこの小売定価改定の認可申請について」(2026年7月15日発表)
更新履歴
- 2026年9月14日 初版を公開
※本記事は2026年9月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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