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コメ 価格/5kgが2年ぶりの安値

🗨️「スーパーのコメ、いま5kgでいくら? どこまで下がるの?」

9月7日からの1週間の全国平均は5kgで2,971円でした。105週ぶりに3,000円を割っています。ただし今年4月に業界団体が出した原価の目安は精米5kgで2,816円で、店頭との差はあと155円です。

[経済] この記事の要点

発表日・更新日

2026年9月19日 発表

影響を受ける人
  • 毎週スーパーでコメを買っている人
  • 新米をまとめ買いしようとしている人
  • コメを作っている農家
目次

9月7日の週は2,971円 5週続けて下がった

農林水産省が9月18日に出した数字です。全国およそ1,000店のスーパーのレジ(POSデータ)を集めたもので、対象は9月7日から13日までの1週間です。

週(令和8年)5kgの平均前の週との差
8月10日〜16日3,191円−29円
8月17日〜23日3,156円−35円
8月24日〜30日3,112円−44円
8月31日〜9月6日3,003円−109円
9月7日〜13日2,971円−32円

8月10日の週から数えて5週続けての値下がりです。農林水産省の資料には「令和8年1月以降下落基調に転じ、105週ぶりに3,000円を下回った」と書かれています。105週はおよそ2年です。報道の多くが「約2年ぶり」と書いているのは、この105週のことです。

安いうちに買うなら、置き場所を先に決める

値段が下がると1回に買う量が増えます。袋のまま台所の床に置くと、気温と虫でせっかくの味が落ちます。移し替えずに閉められるものを選ぶと続きます。

山崎実業 タワー 密閉 袋ごと米びつ 5kg(計量カップ付)
山崎実業 タワー 密閉 袋ごと米びつ 5kg(計量カップ付)

買ってきた袋をそのまま入れて閉めるだけの形です。米を移し替える手間が無いので、5kgを続けて買う家では出し入れの回数が減ります。

シービージャパン 密閉米びつ 5kg(冷蔵庫に入る広口タイプ)
シービージャパン 密閉米びつ 5kg(冷蔵庫に入る広口タイプ)

冷蔵庫の野菜室に入る大きさです。気温が高い時期に常温で置いておくのが不安なら、保管場所ごと変えるほうが確実です。

HOMORY 米びつ 5kg 前傾けですぐ取り出せる密閉ストッカー(計量カップ付)
HOMORY 米びつ 5kg 前傾けですぐ取り出せる密閉ストッカー(計量カップ付)

引き出しの中に置かず、そのまま棚に載せて使う形です。前に傾けるだけで出せるので、重い袋を持ち上げる回数が減ります。

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1年前との差は1,304円 1人あたり年13,927円ぶん

去年の同じ週(令和7年9月8日〜14日)の平均は4,275円でした。差は1,304円、率にして30.5%です。

農林水産省は、日本人が1年間に食べるコメの量を1人あたり53.4kg(令和6年度)としています。5kgの袋に直すと10.68袋。去年と同じ量を買うなら、1人あたり13,927円、4人家族なら約55,700円の違いになります。

i 53.4kgは食料需給表の数値で、家で炊くぶんだけでなく外食や加工品に回るぶんも含みます

売れる量も増えました。9月7日の週の販売数量は、前の年の同じ時期より27.6%多くなっています。安くなれば買い戻しが起きる、という当たり前のことが数字に出た形です。

銘柄米も3,000円を割った ブレンド米との差は122円

区分売れた量の割合5kgの平均前の週との差
銘柄米85%2,988円−35円
ブレンド米等15%2,866円−34円
全体2,971円−32円

3,000円を割ったのは全体の平均だけではありません。売れた量の85%を占める銘柄米そのものが2,988円まで下がりました。ブレンド米等との差は122円です。「銘柄米は高いからブレンド米で」という選び方の理由が、値段の側から薄くなりつつあります。

原価の目安は5kgで2,816円 店頭との差はあと155円

ここが、今週の数字でいちばん動いているところです。

米穀安定供給確保支援機構(米穀機構)は今年4月7日に「米のコスト指標」を公表しました。生産・集荷・卸売・小売の4つの段階を積み上げた金額で、精米5kg当たり2,816円です。店頭の平均と並べると、距離はこうなります。

週(令和8年)店頭の平均2,816円との差
8月24日〜30日3,112円296円
8月31日〜9月6日3,003円187円
9月7日〜13日2,971円155円

3週間で296円、187円、155円と縮みました。報道の見出しは「約2年ぶりの2,000円台」が並びましたが、同じ数字をコスト指標の側から見ると、店頭の値段は原価の目安に近づいている最中だ、という別の顔になります。

i コスト指標は利潤を含まない積み上げの数値で、取引を縛るものではありません。「2,816円で下げ止まる」という意味ではありません
読者

安いのは助かるけど、これって喜んでいい話なんですか?

おかあさん

私は、この155円は「安くなってよかった」とは別に置いて読む数字だと考えています。店頭の値段が原価の目安に近づくというのは、生産から小売までのどこかで誰かの取り分が薄くなっているということだからです。

作る側で起きていること 概算金は20,535円を下回った

同じコスト指標を、生産段階だけで切り出すと玄米60kg当たり20,535円です。これに対して、2026年産の概算金(JAが収穫時に農家へ払う前払い金)は、FNNプライムオンライン(2026年8月27日配信)が次の額を伝えています。

穂が垂れるほど実った稲が、田んぼで密に並んでいる
2026年産の概算金は、業界団体が出した生産コストの目安(玄米60kgで20,535円)を下回りました。写真はイメージです(写真: Pexels)
  • ホクレン ゆめぴりか 18,500円(前年は30,000円)
  • ホクレン ななつぼし 17,000円(前年は29,000円)

どれも20,535円に届いていません。

旭川市でコメを作っている川添宏明さんは、FNNプライムオンラインの取材に「コストが上がって過去最高に経費がかかっている状態なので、今後の物価高を考えると、概算金は2万円は欲しかったと思っています」と話しています(2026年8月27日配信)。

栄営農組合の顧問・伊藤秀雄さんは、AERA DIGITAL(アエラデジタル)の取材に「昨年と今年の価格を平均すれば、ちょうどいい価格になるんでしょうね。昨年は異常な高値で、今年は異常な安値だから」と話しています(2026年9月4日配信)。

「5kgで1,500円」に戻るのか 今の位置

今年1月、Yahoo!知恵袋にこんな質問が出ていました。

いつになったらまた前みたいに5kg1500円程で買える時はくるんでしょうか?

投稿は1月24日。その日を含む週(1月19日〜25日)の平均は4,188円でした。そこから今週までで1,217円下がっています。ただし1,500円まではまだ1,471円あり、その手前に原価の目安2,816円が置かれています。ここまでの8か月で起きたのは「元の値段に戻る」ではなく、「原価の目安のところまで降りてくる」という動き方でした。

生活・仕事にどう効くか

  • 毎月の食費:1人が1年に食べる53.4kg(5kg換算で10.68袋)に当てはめると、去年と同じ量を買っても13,927円ぶん安く済みます。4人家族なら約55,700円です。
  • 買う量:安くなったぶん、1回にまとめて買う量が増えます。常温の床置きのままだと気温と虫で味が落ちるので、置き場所を先に決めておくほうが早いです。
  • 銘柄の選び方:銘柄米とブレンド米等の差は122円まで縮みました。値段で避けていた銘柄を、いま食べ比べて決めておけます。

結局どうすればよいか

  • 買う前に、今週の全国平均2,971円を基準にする。近所の店がこれより高いか安いかで判断できます
  • まとめ買いするなら、常温の床置きをやめて密閉できる容器か冷蔵庫の野菜室に移す
  • 産地や銘柄で迷うなら、銘柄米とブレンド米等の差が122円しかない今のうちに、食べ比べて決めておく

公式出典

更新履歴

  • 2026年9月19日 初版を公開

※本記事は2026年9月19日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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