ガソリン支援の基準価格は、2026年12月以降、春先に向けて毎月5円ずつ引き上げる方針です。車を使う家庭の燃料費に関わりますが、補助金を完全に終了する時期や店頭価格の上限は発表されていません。
[政治] この記事の要点
2026年10月29日 発表 (2026年10月30日 更新)
- 通勤や送迎でガソリン車を使う家庭
12月から変わること
| 項目 | 10月29日の発表 |
|---|---|
| 見直しの開始 | 2026年12月以降 |
| 変更するもの | ガソリン支援の基準価格 |
| 基本方針 | 春先に向けて毎月5円ずつ引上げ |
| 完全終了の時期 | 今回の会見では示していない |
高市早苗首相は10月29日の会見で、原油価格の動向を見ながら基準価格を引き上げ、支援を段階的に見直すと説明しました。当面の支援に必要な基金規模を確保するため、中東情勢等対応予備費の使用も指示しています。
10月23日時点では支援の在り方を検討する段階でしたが、今回、見直しを始める月と月ごとの基本的な引上げ幅が示されました。ただし、原油価格にかかわらず同じ条件で打ち切る、という発表ではありません。

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会見で説明された基金への支出額は、2022年1月の措置開始以降で累計約9.6兆円です。これは支援のための基金への累計支出であり、今回新たに同額を決定したという意味ではありません。
店頭価格と基準価格
補助の基準価格と、給油所の看板に出る販売価格は別です。首相が述べたのは支援を設計する際の基準の見直しで、全国すべての給油所に同じ価格で販売するよう命じるものではありません。
「基準価格が5円上がる」は、すべての給油所で同じ日に5円値上がりする、という意味ではありません。店頭価格には仕入れや在庫、地域の競争、原油価格なども関わります。実際の負担は利用する店舗の税込価格で確かめることになります。
会見で首相は、ガソリンの補助単価が足元で1リットル当たり50円を超えたと説明しました。この金額は会見時点の説明であり、12月以降も固定される補助額ではありません。毎週の支給単価は資源エネルギー庁の事業サイトで確認できます。
燃料油支援の最新単価を見る ▶給油量で見る計算例
仮に利用する給油所の価格が1リットル当たり5円上がり、給油量を変えなければ、増える支出は「給油量×5円」です。次の表は家計への大きさを比べる単純計算で、今後の販売価格を予測したものではありません。
| 給油量 | 1リットル5円上昇時の増加 |
|---|---|
| 1回20リットル | 100円 |
| 1回40リットル | 200円 |
| 月60リットル | 月300円 |
| 月100リットル | 月500円 |
毎月の使用量が違う家庭では、同じ値上がり幅でも負担が違います。通勤の距離、送迎の回数、冬場の燃費などで購入量が変わるため、前年の請求総額だけを比べず、レシートのリットル数と単価を分けて記録すると確認できます。
また、この計算をそのまま翌月、翌々月へ積み上げて年度末の価格を断定することはできません。首相は記者から終了時期や年度末の想定価格を問われ、引上げ期間や完全終了の見通しを予断をもって示さないと答えています。

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電気・ガス支援との違い
同じ会見では、冬の電気・ガス料金の負担軽減も発表されました。電気は12月が1キロワット時当たり1円、翌年1月と2月がそれぞれ4.5円の支援で、ガス料金にも支援を行うとしています。
標準的な家庭について、3か月の電気・ガス合計で7,000円程度の負担軽減効果が示されています。これはすべての世帯へ現金7,000円を一律に配るという説明ではなく、使用量などに基づく負担軽減の目安です。
3月の電気・ガス支援については、気候やエネルギー価格などを見て検討する段階です。ガソリンの段階縮小と電気・ガスの支援は、対象や計算単位が違うので、家計では燃料費と光熱費を別々に見ます。
この記事は10月30日に、前日の首相会見と燃料油支援の公式案内を照合したものです。給油の際は実際の販売価格、毎月の家計では購入量を確認し、発表されていない補助終了日を前提に予定を組まないことが判断の出発点になります。
結局どうすればよいか
- レシートで給油量と税込単価を分けて確認する
- 毎週の支給単価は資源エネルギー庁の公式案内で確認する
公式出典
更新履歴
- 2026年10月30日 公式資料を確認して初版を公開
※本記事は2026年10月30日に確認した公式資料に基づきます。今後の決定や実施条件は、発表元の最新情報をご確認ください。
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