🗨️「原油が急に上がったのに、ガソリンの値段が動かないのはなぜ?」
上がったぶんを補助金が吸っているからです。資源エネルギー庁の資料によると、9月10日から16日に適用される補助額は1リットルあたり36.0円。前の週の26.2円から9.8円増えました。この9.8円は、支給額を決める計算式のなかで「原油価格の変動分」として名前がついている数字です。9月7日時点のレギュラーガソリン全国平均は170.0円で、前の週と同じ。補助がなければ196.2円になる計算です。
[経済] この記事の要点
2026年9月12日 発表
- 毎週給油している人
- 冬に向けて灯油を買う予定の世帯
- 軽油を使う車で通勤・配送をしている人
9月10日からの補助は36.0円です
資源エネルギー庁が毎週更新している資料に、次の一文が入っています。
9月10日(木)から適用するガソリンの補助額は36.0円。
— 資源エネルギー庁「ガソリン全国平均価格の推移」(2026年9月)
前の週は26.2円でした。1週間で9.8円増えています。対象はガソリンだけではなく、軽油・灯油・重油も同じ36.0円、航空機燃料は28.8円です。適用は9月10日(木)から9月16日まで。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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増えた9.8円には、資料の中で名前がついています
ここが読みどころです。支給単価は、次の式で決まると資料に書かれています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 今週の価格 | 170.0円 |
| 前週の支給額 | 26.2円 |
| 原油価格の変動分 | 9.8円 |
| 合計(翌週の想定小売価格) | 206.0円 |
| 基準価格を引く | −170.0円 |
| 支給単価 | 36.0円 |
つまり今回の増額9.8円は、丸ごと「原油価格の変動分」です。原油が上がったぶんを補助で足して、店頭を基準価格の170.0円に戻す、という計算になっています。
逆に言うと、店頭価格が動かないことと、原油が動いていないことは別です。ガソリンスタンドの表示が先週と同じでも、その裏で補助が10円近く積み増されていることがあります。
補助がなければ196.2円という計算です
同じ資料には、補助がなかった場合の価格も並べて載っています。9月7日調査の全国平均と比べます。
| 油種 | 9月7日の全国平均 | 補助なしの価格 | 差 |
|---|---|---|---|
| レギュラーガソリン | 170.0円 | 196.2円 | 26.2円 |
| 軽油 | 159.5円 | 185.7円 | 26.2円 |
| 灯油 | 140.8円 | 167.0円 | 26.2円 |
いずれも1リットルあたりです。差の26.2円は前週の支給額で、9月10日からはここが36.0円に入れ替わります。
この制度は3月19日に始まりました
今の仕組みは「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」という名前で、令和8年3月19日に始まりました。石油の元売・輸入事業者に卸価格を下げるための補助金を出して、卸の段階で価格を抑え、結果として小売価格を抑えるという組み立てです。読者が受け取る側で申請する種類の補助金ではありません。
資源エネルギー庁は、暫定税率の扱いについて結論が出てそれが実施されるまでの間の措置だと説明しています。期限が日付で切られているのではなく、別の結論が出るまでの間という書き方です。制度が終わる日を先に知ることはできません。
家計で先に効いてくるのは灯油です
車に乗らない家でも関係があるのが灯油です。9月7日時点の全国平均は140.8円で、補助がなければ167.0円。ストーブを出すのはまだ先という家が多い時期ですが、買う量が増えるのは補助額が決まったあとです。
18リットルのポリタンク1つで考えると、140.8円なら約2,534円、167.0円なら約3,006円。1缶あたりの差は約472円です。ひと冬に10缶使う家なら約4,720円の差になります。今の店頭価格が「安い」のではなく、補助が乗った結果の数字だということは押さえておいてください。
補助額は週ごとに決め直されます。木曜から翌週水曜までが1つの区切りなので、まとめ買いのタイミングを考えるならこの区切りが目安になります。価格も補助額も、資源エネルギー庁のPDFで毎週更新されています。
生活・仕事にどう効くか
- レギュラーガソリン:9月7日の全国平均は170.0円。補助がなければ196.2円で、差は26.2円だった。9月10日からは補助が36.0円に増える。
- 灯油:9月7日の全国平均は140.8円。補助なし価格は167.0円で、暖房を使い始める前の水準としては補助に支えられている状態。
- 軽油:9月7日の全国平均は159.5円。補助なし価格は185.7円。
結局どうすればよいか
- 補助額は週ごとに決め直される。満タンにする日を決める前に、木曜から翌週水曜という適用期間を頭に入れておく
- 灯油は今シーズンの買い方を決める前に、補助なし価格(9月7日時点で167.0円)との差を見ておく
- 価格の元データは資源エネルギー庁のPDFで毎週更新される。報道の見出しではなくそちらで確かめる
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 資源エネルギー庁「ガソリン全国平均価格の推移」(燃料油価格 定額引下げ措置)(2026年9月12日発表)
- 資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」(2026年9月12日発表)
更新履歴
- 2026年9月12日 初版を公開。価格・補助額は2026年9月7日調査/9月10日〜16日適用のもの
※本記事は2026年9月12日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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