10月の東京都区部の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.6%上昇しました。買い物の負担を読む数字ですが、全国の10月分の結果ではありません。総合は2.8%上昇で、生鮮食品を含むかどうかで動きが異なります。
今回の公表値
| 対象の指数 | 指数 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 総合 | 103.5 | 2.8%上昇 |
| 生鮮食品を除く総合 | 103.3 | 2.6%上昇 |
| 生鮮食品とエネルギーを除く総合 | 103.6 | 2.6%上昇 |
総務省統計局が10月30日に公表したのは、東京都区部の10月分中旬速報値です。指数の基準は2025年を100としています。全国の結果より先に東京の動きを速報として示すもので、対象は都内全域でも全国でもありません。
ニュースでコアCPI(シーピーアイ)と呼ばれるのは、生鮮食品を除く総合です。加工食品や外食はここに含まれます。食料品すべてを除く指数という意味ではないため、食費と関係がない数字として読むと範囲を取り違えます。

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上昇率と価格水準
生鮮食品を除く総合の前年同月比は9月の2.7%から10月の2.6%へ、0.1ポイント縮小しました。一方、生鮮食品を含む総合の前年同月比は2.7%から2.8%へ、0.1ポイント拡大しています。同じ東京の物価でも、集計範囲によって方向が違います。
「上昇率が下がった」は、物価が前年より安くなったという意味ではありません。生鮮食品を除く総合は依然として前年同月を2.6%上回っています。上がる速さが少し緩んだことと、価格水準の下落は別の変化です。
さらに、季節調整済みの前月比では総合が0.5%上昇、生鮮食品を除く総合が0.3%上昇、生鮮食品とエネルギーを除く総合が0.2%上昇しました。前年同月比と前月比は比較相手が違うので、数値だけを並べて上げ下げを判断しないようにします。
103.3という指数も、2025年10月から3.3%上がったことを直接表すものではありません。100は2025年の平均水準です。前年同月比は前年の同じ月を基準に計算しており、指数から100を引いた値とは一致しません。
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