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ChatGPTでCSVデータを分析する方法|集計・グラフ化を初心者向けに解説

ネットショップから書き出した注文データのCSV。Excelで開いたら文字が化けていて、商品コードの先頭の0まで消えている。集計を始める前に、直す作業だけで午前中が終わることがあります。

CSVはExcelで開かなくても、ファイルのままChatGPTに渡せます。この記事では、渡す前の下ごしらえから、集計・グラフ化、そして出てきた数字の検算までを順番に解説します。

先に結論

  • CSVはExcelで開かず、ファイルのままChatGPTに添付する。文字化けも先頭ゼロ落ちも踏まない
  • 渡す前の下ごしらえは3つ。1行目を見出しにする/説明行を消す/個人情報の列を消す
  • 列の意味を文章で伝える。「金額は税抜きで、1行が1商品ぶん」の一文で結果が変わる
  • 頼み方は段階に分ける。集計→比較→傾向の順に聞き、一度に全部を求めない
  • 最初に行数と合計を出させて、元データと突き合わせる。この検算だけは省かない
目次

この機能でできること

ChatGPTにCSVファイルをアップロードすると、データ分析機能が働き、集計・比較・グラフ化までしてくれます。ファイル添付は無料プランでも使えますが、2026年8月時点で1日3ファイルまでの制限があり、仕事で毎日使うなら有料プランのChatGPT Plusが現実的です。

CSVはどこから出てくるか

出どころ 書き出されるデータ 集計したいこと
ネットショップの管理画面 注文データ 商品別・月別の売上
アクセス解析 ページ別の表示回数 よく読まれたページ
会計ソフト 仕訳・経費の明細 費目別の合計
アンケートフォーム 回答の一覧 選択肢ごとの割合
仕入先から届くリスト 商品の一覧 分類ごとの点数

どれも、画面のボタンを押せば出てくるデータです。つまずくのはその次で、CSVをExcelで開いた瞬間に中身が変わってしまうことがあります。

CSVをExcelで開くと起きること

CSVは、値をカンマで区切っただけのテキストファイルです。表計算ソフト専用の形式ではないため、Excelで開くと次の2つが起きます。

  • 文字化け: 書き出した側とExcelとで文字コードの解釈が食い違い、日本語が記号の羅列になる
  • 先頭ゼロ落ち: 「0012」のような商品コードや電話番号・郵便番号が、数値と判断されて「12」になる

やっかいなのは、化けた状態で上書き保存すると元のデータが壊れることです。

ChatGPTには、Excelで開かずにCSVのまま添付できます。 テキストとして中身を読むため、Excelの表示ルールを通りません。

開いて直してから集計する、という順番をやめる。CSVのまま渡せば、直す作業そのものがなくなります。

こんな仕事に便利

  • ネットショップの注文CSVから、月別・商品別の売上を出す(EC運営)
  • アクセス解析の書き出しから、読まれているページの上位と全体に占める割合を出す(Web担当)
  • 会計ソフトの経費データを費目別に集計し、前の月と比べる(経理)
  • アンケートの回答CSVから、選択肢ごとの割合と自由記述の傾向を出す(企画・顧客対応)
  • 仕入先から届いた商品リストの重複と欠けを洗い出す(商品登録・在宅ワーク)

共通するのは、行数が数百から数千あって、目で追うには量が多すぎるデータです。

実際にやってみる

ここからは、ネットショップの注文データCSV(注文日・商品コード・商品名・数量・金額・都道府県の6列、1年分)を例に進めます。※画面は更新されることがあります。

STEP1 CSVはExcelで開かずに用意する

ダウンロードしたCSVは、ダブルクリックせずにそのまま置いておきます。中身を確かめたいときは、右クリックの「プログラムから開く」でメモ帳などのテキストエディタを選べば、文字コードを壊さずに見られます。

行数だけは先に控えてください。あとの検算で使います。書き出し元の画面に「該当◯件」と出ていればその数字を、無ければテキストエディタの行番号で最終行を見て、見出しの1行を引いた数が行数です。

STEP2 説明行と個人情報の列を落とす

下ごしらえは3つです。

  • 1行目を見出しにする: 1行目に列名(注文日、金額など)が並んでいる状態にする
  • 説明行を消す: 書き出し日や「※税抜き表示」などが上に入っていれば取り除く
  • 個人情報の列を消す: 氏名・住所・メールアドレス・電話番号の列は、集計に使わない

書き出す画面で不要な列のチェックを外せるなら、そこで外すのが一番安全です。 外せない場合はExcelを使いますが、ダブルクリックでは開かず、「データ」タブの「テキストまたはCSVから」で文字コードを指定して読み込みます。列を消したあと「名前を付けて保存」でCSV形式を選べば、化けていないCSVができます。

説明行が消せないときは、そのままで「上から2行は説明文です。3行目を見出しとして読んでください」と指示に書けば通ります。

STEP3 CSVを添付して、列の意味を文章で伝える

ChatGPTの入力欄の左にある+(プラス)ボタンを押し、CSVファイルを選んで添付します。

添付したら、列の意味を文章で書きます。ここが結果を左右します。たとえば「添付は当店の注文データです。1行目は見出しです。金額は税抜きの売上金額で、1行が1商品ぶんです。まず、行数・列名・期間・金額の合計を教えてください」と書きます。

列名だけでは、その列が何を表すかまでは伝わりません。「金額」が税込みか税抜きか、1注文ぶんか1商品ぶんかで、集計結果は変わります。一文添えるだけで、あとから直す手間が消えます。

STEP4 行数と合計を先に出させて、元データと突き合わせる

STEP3の指示の最後に入れた「行数と金額の合計」が、検算の土台です。返ってきた行数を、STEP1で控えた行数と見比べます。

ここで数が合わなければ、この先の集計はすべてずれます。ずれ方は2つに絞られていて、見出し行がデータとして数えられて1件多い場合と、空行や末尾の合計行が混ざっている場合です。「1行目は見出しです」「最終行の合計行は除いてください」と伝え直してから先へ進みます。

行数と合計が元データと一致していること。ここを通してから、はじめて集計を頼みます。

STEP5 集計→比較→傾向の順に、段階を分けて聞く

一度に全部を聞かないでください。1つ聞いて、結果を確かめて、次を聞きます。

  • 集計: 「商品名ごとに、金額の合計と件数を、合計の多い順に表にしてください」
  • 比較: 「同じ集計を月ごとに出して、前の月と比べて増減の大きかった月を教えてください」
  • 傾向: 「都道府県別の金額を出し、上位5件と、その5件で全体の何割かを教えてください」

グラフは、集計が固まってから「この月別の合計を棒グラフにしてください」と続けて頼みます。文章で説明されるより、増減の形が一目で分かります。

受け取り方は3つあります。画面の集計表をコピーする、グラフを画像として保存する、そして「集計結果をCSVファイルで出してください」と頼む方法です。ファイルで受け取れれば、共有フォルダに置いたり、Excelに読み込んで体裁を整えたりできます。ファイルが出てこないときは、画面の表をコピーして貼れば足ります。

渡したいのがCSVではなくExcelファイルそのものだったり、集計を自分のシート上で関数を使ってやりたい場合は、ChatGPTでExcelを使う方法にまとめています。

コピペで使えるプロンプト

【 】の中を、あなたのCSVに合わせて書き換えてください。

列の意味を伝えて、全体像を出してもらう

コピーして使えるプロンプト

添付は【当店の注文データ】のCSVです。
・1行目は見出しです。
・【注文日】=受注日、【金額】=税抜きの売上金額(1行が1商品ぶん)、【数量】=個数、【都道府県】=配送先
まず次の4つだけ教えてください。
1. 行数(見出しを除く)
2. 列名の一覧
3. 【注文日】の最も古い日と新しい日
4. 【金額】の合計
集計はまだしなくて大丈夫です。

検算用に、行数と合計をもう一度出してもらう

コピーして使えるプロンプト

いまの集計に使った行数と、【金額】の合計をもう一度教えてください。
・除外した行があれば、その理由と件数も書いてください。
・空欄や、数値として読めなかったセルがあれば、列名と件数を書いてください。

条件を絞って集計する

コピーして使えるプロンプト

添付したCSVから、次の条件で集計してください。
・対象:【都道府県が「東京都」の行】だけ
・【商品名】ごとに、【金額】の合計と件数
・合計の多い順に並べる
・表の最後に、対象になった行数の合計を入れてください。

月ごとの推移を出してグラフにする

コピーして使えるプロンプト

添付したCSVの【金額】を、【注文日】を使って月ごとに集計してください。
・月ごとの合計と件数を表にしてください。
・その表を棒グラフにしてください。
・前の月から2割以上増減した月があれば、その月の【商品名】別の内訳も出してください。

実際の仕事での使用例

ネットショップを1人で運営しているCさんは、月初に管理画面から注文データのCSVを書き出しています。以前はExcelで開くたびに商品コードの先頭の0が消え、直すところから作業が始まっていました。いまは書き出したCSVをそのまま添付し、列の意味を書いた指示と一緒に投げています。最初に行数と合計を出させて手元の受注件数と照合し、そのあとで商品別・月別の集計を頼む流れです。

Webメディアを担当しているDさんは、アクセス解析から書き出した数千行のCSVを月次で見ています。以前は上位20件を眺めるだけで終わっていました。「表示回数の合計と行数を先に出したうえで、上位20ページで全体の何割を占めるか」を頼むようにしてから、伸びたページと落ちたページを数字を添えて報告できるようになりました。

よくある失敗

見出し行と列の意味を伝えずに投げた

「集計して」だけでCSVを渡すと、どの列を金額と見なすか、1行目をデータと見なすかを、ChatGPTが推測で決めます。列名が「amount」「qty」のような英字の略語だとなおさらです。列の意味を書いた一文が、そのまま集計の精度になります。

文字化けしたCSVをそのまま渡した

Excelで開いて化けた状態のまま上書き保存し、そのファイルを渡す失敗です。中身が壊れているので、集計結果も壊れます。書き出し直して、開かずに渡すのが最短です。

一度に全部を頼んだ

「売上を分析してレポートにして」と頼むと、どの数字がどこから来たのかを追えない文章が返ってきます。段階を分ければ、ずれたときにどこでずれたかが分かります。

出た数字を検算しなかった

データ分析機能の集計も間違います。空行を1件と数えていたり、数値として読めなかったセルを飛ばしていたりします。そして気づけるのは、元データを持っているあなただけです。行数と合計の照合だけは、必ず自分で通してください。

氏名やメールアドレスの列を消さずにアップロードした

注文データや問い合わせ履歴には、集計に使わない個人情報の列が残ったままです。使うのは日付・金額・分類の列だけです。次の注意点にまとめます。

注意点

仕事のデータで使う前に、この4つを確かめてください。

  • 顧客データは、氏名・住所・メールアドレス・電話番号などの列を削ってから渡す。集計に使うのは日付・金額・分類の列だけで足りる
  • 個人情報・社外秘を入れない。取引先から預かったデータや社外秘の数字は、勤務先にAI利用のルールがあるかを先に確認する
  • AIの回答は間違うことがある。数字と固有名詞は、元のCSVと突き合わせてから使う
  • 会社の資料を入れる前に、データの学習利用設定を確かめる。設定→データコントロールの画面で、入力内容を学習に使わせない設定にできる

まとめ

CSVはExcelで開かず、ファイルのままChatGPTに渡すのが出発点です。渡す前に説明行と個人情報の列を落とし、列の意味を一文で伝えます。頼むときは集計→比較→傾向の順に段階を分け、最初に行数と合計を出させて元データと突き合わせます。

検算を通した数字なら、そのまま報告に使えます。逆にこれを省くと、間違いに気づける人が誰もいなくなります。

集計した結果を報告メールや社内の共有文に仕立てる段階では、ChatGPTで文章を要約・整理する方法の頼み方がそのまま使えます。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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