「11月分の電気代が上がる」と聞くと、11月に使う電気の話だと思いがちです。多くの場合は違います。電力会社の「◯月分」は、その月の検針日で締めた請求の名前で、中身はおおむね前の月に使った電気です。
先に結論
- ✓ 「11月分」=10月の検針日から11月の検針日の前日までに使った電気
- ✓ 国の補助は「◯月使用分」で書かれることがあり、電力会社の「◯月分」と1か月ずれる
- ✓ 自分の検針日は、検針票か電力会社の会員ページで確かめる
「◯月分」はいつからいつまで
東北電力の「よくあるお問い合わせ」は、1か月分の料金を前月の検針日から当月の検針日の前日までで計算すると説明しています。検針日は家ごとに決まっていて、月の初めの家もあれば、月末に近い家もあります。
同社が2026年11月分の料金を発表したときの注記は、もっとはっきりしています。11月分は「2026年10月の検針日から2026年11月の検針日前日までの使用分」です。
| 請求の名前 | 使った期間(検針日が毎月15日の家の例) |
|---|---|
| 10月分 | 9月15日〜10月14日 |
| 11月分 | 10月15日〜11月14日 |
| 12月分 | 11月15日〜12月14日 |
表の検針日は説明のための例です。実際の日付は家ごとに違い、曜日の都合で月によって前後します。

補助の「使用分」とずれる
迷いやすいのは、国の電気代の補助です。国の案内は「8月使用分」のように使った月で書かれることがあります。一方、電力会社の料金表は請求の月で書きます。
東北電力の2026年の例では、値引きは低圧で8月分と10月分が1kWhあたり3.5円、9月分が4.5円でした。8月に使った電気がいちばん大きく値引きされる、という国の案内は、電力会社の呼び方では「9月分」に当たります。
補助の終わりも同じずれ方をします。東北電力の11月分(10月の検針日以降に使った分)から値引きが無くなり、平均的な家庭のモデルで前の月より1,486円上がると発表されました。
引き落としはいつ
東北電力の口座振替は、検針日の翌日から数えて約10日目ごろです。11月分なら、11月の検針日から10日ほどで口座から引かれます。つまり、10月に使った電気が、11月の中旬から下旬に口座から出ていく、という流れになります。
振替日は会社や契約で違います。毎月決まった日に引き落とす指定ができる会社もあるので、家計簿でずれが気になるなら、契約している電力会社の案内を見てください。
自分の検針日の調べ方
- 紙の検針票(電気ご使用量のお知らせ)に、使った期間と次回の検針予定日が書いてある
- 電力会社の会員ページやアプリの「ご使用量」の画面に、期間つきで出る
- 引っ越した月は、使い始めた日から検針日の前日までの日割りになる
他の電力会社の値上げや値引きのニュースも、同じ読み方で「いつ使った電気か」が分かります。中国電力の10月分の例は中国電力 10月分の電気代、補助が終わる時期の話は電気代の値引きは8月使用分がいちばん大きいにまとめています。
検針と請求の決まりは電力会社と契約によって違います。ここでの日数と例は東北電力の公表内容にもとづきます。
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