🗨️「GPT-6 Astra(ジーピーティー6 アストラ)とClaude Fable 5.1(クロード フェイブル5.1)、どっちを使えばいい?」
API(エーピーアイ)の単価は入力10ドル・出力50ドルで同じですが、月額プランでの扱いは正反対です。ChatGPT Plus(プラス)ではAstraはWork(ワーク)とCodex(コーデックス)の中だけで使え、Claude Pro(クロード・プロ)ではFable 5.1はプランの枠に入らず、使うたびにクレジット払いになります。
[AI] この記事の要点
2026年10月5日 発表
- ChatGPT PlusかClaude Proを払っていて、最上位モデルをどこまで使えるか知りたい人
- APIで長い資料を読ませていて、1回あたりの料金を見積もりたい人
- 9月初めの比較記事を読んで、どちらにするか決めかけている人
月額プランでの扱い
プランごとの扱いを、OpenAI(オープンエーアイ)とAnthropic(アンソロピック)のヘルプから並べます。
| プラン | 最上位モデルの扱い |
|---|---|
| ChatGPT Plus | AstraはWorkとCodexだけ。チャットの「GPT-6 Pro(Astra搭載)」は対象外 |
| ChatGPT Pro(100・200・500ドル)・Business(ビジネス)・Enterprise(エンタープライズ) | WorkとCodexに加えて、チャットでもGPT-6 Pro(Astra搭載) |
| Claude 無料 | Fable 5.1は使えない |
| Claude Pro(月20ドル) | プランの利用枠に含まれない。使うたびに使用クレジット(API料金)で払う |
| Claude Max(月100ドル〜) | 週の利用枠の最大50%まで追加料金なし |
ChatGPT Plusの扱いは、英語圏の利用者の間でも混乱しました。OpenAIの公式コミュニティには9月5日、Astraが「すべてのChatGPT Plus利用者向け」と発表されたのにPlus(プラス)ではWorkとCodexに限られているとして、説明を求めるスレッドが立っています。9月8日についた返信は、PlusはWorkとCodexまで、Pro以上はチャットのGPT-6 Proまで、と整理したうえで、Plusの通常のチャットにAstraが来るかは分からないままだとしています。
PlusのWorkとCodexの利用枠は5時間と1週間の2本立てで(Pro 100・200・500ドルは今のところ5時間の枠なし)、入出力が大きいほど、深く考えさせるほど早く減ります。
Claude Proの人がFable 5.1を選ぶと、その分はプランの枠ではなく使用クレジットから引かれ、単価はAPIと同じです。次の章の料金表のうちFable 5.1の列は、APIを使う開発者だけでなく、Claude Proの人にもそのまま当てはまります。
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API料金と長文の割増
100万トークンあたりのAPI単価を、両社の公式料金表から並べます(単位はドル)。
| 項目 | GPT-6 Astra | Claude Fable 5.1 |
|---|---|---|
| 入力 | 10 | 10 |
| 出力 | 50 | 50 |
| キャッシュ読み取り | 1 | 0.25 |
| キャッシュ書き込み | 12.50 | 12.50(5分保持) |
| 長い入力の割増 | 27.2万トークン超で入力2倍・出力1.5倍 | なし |
| バッチ処理 | 半額 | 半額 |
差が出るのは2か所です。同じ資料を読み返すキャッシュ読み取りは、Fable 5.1がAstraの4分の1。そして長い入力の割増は、Astraにだけあります。Fable 5.1は100万トークンまで同じ単価で、Anthropicは「90万トークンのリクエストも9千トークンと同じ単価」と書いています。
出力を1万トークンに固定し、入力の量だけを変えて、1回あたりの料金を公式単価から計算しました。
| 入力 | Astra | Fable 5.1 |
|---|---|---|
| 20万トークン | 2.50ドル | 2.50ドル |
| 27万トークン | 3.20ドル | 3.20ドル |
| 28万トークン | 6.35ドル | 3.30ドル |
| 50万トークン | 10.75ドル | 5.50ドル |

入力を27万から28万へ1万トークン増やしただけで、Astraの1回は3.20ドルから6.35ドルに跳ねます。契約書の束やプログラム一式を丸ごと読ませる使い方では、この境目をまたぐかどうかで請求がほぼ2倍変わります。境目より短い仕事なら、どちらを選んでも1回の値段は同じです。
公式ベンチマークの比較
両方の数字が1枚にそろった公式資料は、Anthropicが9月22日にClaude Opus 5.5(オーパス5.5)を発表したページの表です。Anthropicが自社の計測に、OpenAIの公表値とZapier(ザピアー)の計測(AutomationBench)を合わせてまとめた表で、第三者が同じ条件でそろえて測った値ではありません。参考にOpus 5.5(各モデルの最高スコアの設定)の列も残します。
| 試験 | Astra | Fable 5.1 | (参考)Opus 5.5 |
|---|---|---|---|
| Terminal-Bench 4.0 (ターミナルでのコーディング) | 57.9% | 55.8% | 66.4% |
| Terminal-Bench-Science 0.1 (自律的な科学研究) | 64.6% | 52.6% | 58.7% |
| AutomationBench(オートメーションベンチ) (業務の自動化) | 41.4% | 31.4% | 40.0% |
| HLE(ヒューマニティーズ・ラスト・エグザム)ツールあり (難問の推論) | 57.2% | 65.6% | 67.7% |
| GDPval-AA v2.1 (ジーディーピーバル・エーエー/実務の成果物・スコア) | 1542 | 1735 | 1846 |
Astraが上回るのはターミナル操作・科学研究・業務の自動化の3項目、Fable 5.1が上回るのは難問の推論と実務の成果物の2項目です。そしてTerminal-Bench 4.0・HLE・実務の成果物の3つでは、あとから出たOpus 5.5が両方を上回っています。
同じ試験でも、資料によって値が違うものがあります。HLEのFable 5.1は、Fable 5.1の発表ページでは65.0%、Opus 5.5の発表ページでは65.6%です。上の表はOpus 5.5の発表ページの値です。
パソコン操作の試験OSWorld(オーエスワールド)は並べていません。Fable 5.1の値は8月版のタスクで測ったもので、Anthropic自身が「過去に公表された結果とは直接比較できない」と書いているためです。もう1つ、知識の期限は、あとから出たAstraが2026年4月30日、先に出たFable 5.1が2026年6月です。
9月22日以降の変化
9月初めに出回った比較記事のあと、9月22日からの1週間で両社の並びが変わりました。

- 9月22日 AnthropicがClaude Opus 5.5を公開。APIは入力4ドル・出力20ドルで、ほとんどの作業でFable 5.1並みとしています。モデル選びの案内も「迷ったらOpus 5.5から」に書き換え、Fable 5.1は厳しい推論や長い作業、Opus 5.5を高い設定で回しても足りないときに使うもの、と位置づけ直しました
- 9月28日(現地時間) OpenAIが次のGPT-6.1 Astraの公開を見送ったと、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)が報じ、OpenAIも同日認めました(ロイター)。安全性とアラインメントの社内試験で基準に届かず、新しい公開時期は示されていません
- 9月29日 OpenAIがGPT-6.1 Sol(ジーピーティー6.1 ソル)を公開。APIは入力2ドル・出力10ドルで、Astraに近い性能を低コストで、という売り方です。ただしOpenAIは、総合的な能力では引き続きGPT-6 Astraが最高のモデルだとしています
- 9月29日(現地時間) OpenAIがChatGPT Proの200ドル版の新規受付を再開し、あわせて利用枠の倍率を改めたと、窓の杜が報じました。報道によると、200ドル版はPlusの20倍から10倍へ下がり、Plusの25倍となる500ドル版が新設されました。条件を満たして契約を続ける200ドル版の既存加入者は、10月29日まで従来の枠を使えるとしています。200ドル版の新規受付は、Astraの需要急増で9月10日から止まっていました
Opus 5.5の単価はFable 5.1の4割、GPT-6.1 Solの単価はAstraの5分の1です。
どっちを選ぶか

10月5日時点の公式情報で分けると、こうなります。
- ChatGPT Plusで、Codexにコードを書かせたい → Astra。Plusの料金内で届く最上位はこちら
- Claude Proのまま使いたい → Fable 5.1は1回ごとにAPI料金がかかる。Anthropicの案内どおり、まずOpus 5.5で足りるか試す
- 27.2万トークンを超える資料を一度に読ませる → Fable 5.1。割増がない
- 同じ資料を何度も読み返す長い作業 → Fable 5.1。キャッシュ読み取りが4分の1
- ターミナル操作や自動化の公式スコアを重く見る → Astra
- 難問の推論や実務の成果物のスコアを重く見る → Fable 5.1
月額プランの人にとっては、「どっちが賢いか」より先に「自分のプランでどっちに届くか」が決まります。そのうえで、Anthropicは迷ったらOpus 5.5からと案内し、OpenAIはAstraに近い性能をうたうGPT-6.1 Solを5分の1の単価で出しました。最上位の2本を比べる前に、そのすぐ下の1本で足りるかを試すのが先です。Claude ProならOpus 5.5はプランの枠内で使え、ChatGPT PlusのWorkとCodexでは、5時間あたりの目安回数がAstraの5〜45回に対してGPT-6.1 Solは15〜160回です。
生活・仕事にどう効くか
- プラン:ChatGPT PlusはAstraをWorkとCodexで使える(チャットは対象外)。Claude ProはFable 5.1が枠の外で、使うたびにAPI料金のクレジットが減る。Claude Maxは週の枠の最大50%まで追加料金なし。
- 料金:入力10ドル・出力50ドルは同じ。入力が27.2万トークンを超えるとAstraだけ入力2倍・出力1.5倍になる。キャッシュ読み取りはFable 5.1がAstraの4分の1。
- 選び方:9月22日のOpus 5.5(Fable 5.1の4割の単価)と9月29日のGPT-6.1 Sol(Astraの5分の1)で、最上位のすぐ下に安い選択肢がそろった。
結局どうすればよいか
- ChatGPT PlusでAstraを試すなら、チャットではなくWorkかCodexを開く
- Claude ProでFable 5.1を既定モデルにしない。1回ごとにAPI料金のクレジットが減る
- APIで長い資料を読ませる前に、入力が27.2万トークンを超えるかを見積もる。超えるならAstraは単価が上がる
公式出典
- OpenAI API「GPT-6 Astra」
- OpenAI API「Pricing」
- OpenAI Help「Managing usage with GPT-6 Astra in Work and Codex」
- OpenAI Developer Community「Clarification Needed: GPT-6 Astra Was Announced for "All ChatGPT Plus Users," but Plus Access Is Currently Limited to Work/Codex」(2026年9月5日発表)
- Claude Docs「Models overview」
- Claude Docs「Pricing」
- Claude Help「Claude Fable models on your plan」(2026年9月2日発表)
- Anthropic「Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1」(2026年9月1日発表)
- Anthropic「Introducing Claude Opus 5.5」(2026年9月22日発表)
- OpenAI「GPT-6.1 Sol のご紹介」(2026年9月29日発表)
- Reuters(GMA News掲載)「OpenAI shelves new AI model release over safety concerns」(2026年9月29日発表)
- 窓の杜「OpenAI、月額200米ドルの『ChatGPT Pro』新規受け付けを再開。月額500米ドル版も追加」(2026年9月30日発表)
- Claude「Pricing」
更新履歴
- 2026年10月5日 初版を公開(OpenAI・Anthropicの料金表・モデル資料・ヘルプ、Opus 5.5の発表ページを2026年10月5日時点で確認)
※本記事は2026年10月5日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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