🗨️「「火星の夜明け」の画像は、どこを撮った写真?」
火星探査車キュリオシティが、8月11日の朝8時30分(火星の現地時間)に撮影した、シャープ山の風で削られた崖です。NASA(アメリカ航空宇宙局)が10月6日に公開しました。手前が青く見えるのは、色の補正をかけずに朝の見え方のまま仕上げたためです。
[科学] この記事の要点
2026年10月7日 発表
公開された画像

| 撮影 | 2026年8月11日 午前8時30分(火星の現地時間) |
|---|---|
| 公開 | 10月6日(NASAジェット推進研究所) |
| カメラ | マストカメラ(Mastcam)の6枚をつないだもの |
| 写っているもの | ヤルダン(風が削った崖)が並ぶ層 |
ふだんのマストカメラの画像は、地球の光の下で見たような色に補正して公開されます。今回はその補正をかけていません。手前の地面が青みがかって見えるのは、早朝の火星の見え方をそのまま残したからです。
奥に光る崖「ヤルダン」
奥で白く光っているのは、ヤルダンと呼ばれる、風が長い時間をかけて削った尾根です。キュリオシティが2014年から登っているシャープ山(高さ約5キロ)の北西側に、約16キロにわたって続いています。

NASAの研究者は、この層を「場違いに見える。色が違い、層が妙な角度で傾いている」と説明しています。大昔の火山の灰が積もってできた可能性があるそうです。
キュリオシティのこれから
キュリオシティは最近、登り始めた地点から標高差約1キロに到達しました。火星の上で、探査車がこれほど高く登ったのは初めてです。ヤルダンの層のふもとには2027年に着く見込みで、ロボットアームで岩を詳しく調べる予定です。
12年かけて山を1キロ登り、その先にまだ見たことのない崖が待っている。次に届く写真が今から楽しみです。
公式出典
- NASA JPL「NASA’s Curiosity Rover Catches Stunning Martian Dawn」(2026年10月6日発表)
- NASA Photojournal PIA26728(画像:NASA/JPL-Caltech/MSSS)
- NASA Photojournal PIA15101(シャープ山の想像図。画像:NASA/JPL-Caltech/ESA/DLR/FU Berlin/MSSS)
更新履歴
- 2026年10月7日 NASA JPLの発表(10月6日)を確認し初版を公開
※本記事は2026年10月7日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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