アイリスオーヤマのHUGEL(ヒューゲル)真空断熱マグボトル500mlの保温時間は、公式で約18時間です。ただ、18時間たったときの中身は50℃。これは「熱いお茶が18時間もつ」という意味ではありません。
熱いまま飲めるかどうかの目安になるのは、もう1つの数字「保温効力77度以上(6時間)」のほうです。朝7時に熱湯を入れれば、昼の1時にまだ77℃以上ある、という読み方になります。
運営者はこの商品を買っていません。使った感想は、実際に試して書いた人の名前を添えて紹介します。
アイリスオーヤマ HUGEL
真空断熱マグボトル 500ml HSB-500(アッシュホワイト)
実容量500ml約230g保温効力77度以上(6時間)
取っ手付きのふたと本体の2パーツで使うボトルです。Amazonの出品は出荷元・販売元ともAmazon.co.jpです。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより(クリックでAmazonの商品ページが開きます)
この記事で確かめたこと
- ✓ 公式の「保温時間 約18時間」は、95℃の熱湯が50℃に下がるまでの時間です。
- ✓ 熱さの目安は6時間後の温度で、500mlは77度以上、750mlは80度以上です。
- ✓ Amazonの500mlの商品名にある「24時間保温」は、750mlの数字です。
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保温時間は50℃になるまでの時間
アイリスオーヤマの公式ページは、保温時間を次のように定義しています。室温20±2℃の部屋で熱湯を満たし、縦に置いたまま、湯温が95±1℃から50℃に下がるまでの時間です。社内試験の結果と書かれています。

つまり、500mlの「約18時間」、750mlの「約24時間」は、どちらも終わりの時点で50℃です。湯気の立つお茶を思い浮かべて入れた人には、想像より低い温度です。
途中で何時間後に何℃になるかは、公式には書かれていません。わかっているのは、始まりの95℃、6時間後の温度、50℃に届く時間の3点だけです。
読者
じゃあ「保温◯時間」の数字は、見てもしかたないの?
同じメーカーのサイズ違いを比べるには使えます。ただ、何時に何度あるかを知りたいなら、次の6時間後の数字を見るほうが確かです。
熱さの目安は6時間後の温度
水筒の箱や仕様表にある「保温効力77度以上(6時間)」のような書き方は、メーカーが自由に決めたものではありません。消費者庁の家庭用品品質表示法の決まりで、ステンレス製の携帯用魔法瓶には表示が求められています。
測り方も決まっています。室温20℃±2℃で、95℃±1℃の湯を中栓の下端まで入れ、携帯用なら6時間置いたときの温度を表示します。どのメーカーの水筒でも同じ条件なので、他社の製品と比べるならこちらの数字を使えます。
| サイズ | 6時間後の温度 / 50℃に下がるまで |
|---|---|
| 500ml(HSB-500) | 77度以上 / 約18時間 |
| 750ml(HSB-750) | 80度以上 / 約24時間 |
| 1900ml(HSB-1900) | 88度以上 / 約60時間 |
出典:アイリスオーヤマ公式「HUGEL 真空断熱マグボトル」、公式通販アイリスプラザの仕様(2026年9月29日確認)。保温時間は社内試験の結果です。
500mlは3サイズの中でいちばん冷めやすい、という前提で選ぶことになります。
反対に、保温がよく効くと困る場面もあります。知恵袋には2019年に、朝に熱湯で溶かしたコーヒーを昼に飲もうとして「思ったより熱くて、飲めませんでした。」という質問がありました。すぐ飲むつもりなら、熱湯ではなく少し冷ましてから入れる人もいます。
「24時間保温」の表記に注意
Amazonで500mlの商品ページを開くと、商品名に「最大30時間保冷」「24時間保温」と書かれています。ところが公式の数字は、500mlが保冷約24時間・保温約18時間で、30時間と24時間は750mlの数字です。
商品画像のほうには「※750mlの場合」と注記があり、保温時間が50℃までの時間であることも書かれています。500mlを選ぶときは、商品名ではなく画像の注記と公式の仕様表で数字を見てください。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより
公式通販アイリスプラザの500mlの商品名は「最大24時間保冷/18時間保温」で、公式の仕様表と同じ数字です。
取り上げたきっかけ
野本氏は1900mlについて、室温20℃前後の場所に置き、「10日後も形のある氷が残っていました」と書いています。500mlも製氷皿の氷を詰めて、24時間後に氷が残っていたそうです。
試しに熱湯を入れて検証してみると、8時間経過しても、お湯はヤケドしそうに感じたほどの熱さがキープされていました。
野本氏の500mlの保温の話は、手で感じた熱さの記述です。何℃だったかは記事に書かれていません。
どんな商品か
HUGELは、アイリスオーヤマのアウトドア向けブランドです。真空断熱マグボトルは500ml・750ml・1900mlの3サイズで、500mlと750mlにはアッシュホワイトとチャコールグレーの2色があります。
公式によると、ふたまで真空断熱の構造で、本体は外びん・真空断熱層・銅箔・銅メッキ層・内びんなどの6層です。500mlのふたはパッキンと一体になっていて、外して洗う部品がありません。
画像:Amazon.co.jp の商品ページより
主な仕様
| 型番 | HSB-500(500ml) |
|---|---|
| 実容量 | 0.5L |
| サイズ | 直径約7.3cm×高さ約24.3cm |
| 重さ | 約230g |
| 保温効力 | 77度以上(6時間) |
| 保冷効力 | 7度以下(6時間) |
| 保温時間 | 約18時間(95℃から50℃まで) |
| 保冷時間 | 約24時間(水温が10℃になるまで) |
| 材質 | 本体:ステンレス鋼(ポリエステル樹脂塗装)。ふた:ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、シリコーンゴム |
| 飲み口の直径 | 約3.8cm(Amazonの商品画像による) |
| 食洗機 | Amazonの商品説明は対応と記載。公式ページでは確認できませんでした |
| 公式通販の価格 | 3,300円(税込・送料無料)。 |
出典:アイリスオーヤマ公式、公式通販アイリスプラザの仕様、Amazonの商品画像・商品説明(2026年9月29日確認)。
買う前の注意点
- 「保温時間」の終わりは50℃です。熱いまま飲めるのは、6時間後77度以上の範囲と考えたほうが確かです。
- 500mlは3サイズの中でいちばん冷めやすく、保温時間は750mlより約6時間短いです。
- Amazonの500mlの商品名にある「24時間保温」は750mlの数字です。
- ふたとボトルが直結するマグタイプで、コップは付いていません。熱い飲み物を直接口にするときは温度に気をつけてください。
- アイリスプラザのレビューには、500mlの購入者が「少し蓋が固くて締めて開けるのが大変」と書いたものがあります。
1900mlを考えている人は、重さも見ておくとよさそうです。野本氏は1900mlについて、空の状態でも約970gあり、氷を詰めると「ずっしりとした重さ」を感じたと書いています。
こんな人は見てもよさそう
- 朝に入れた温かい飲み物を、昼休みに熱いまま飲みたい人。
- パッキンを外して洗う手間を減らしたい人。
- 夏は保冷、冬は保温と、1本を通年で使いたい人。
反対に、夕方や翌朝まで熱いお茶を持たせたいなら、500mlでは足りない可能性があります。保温効力の数字が大きい750ml以上か、他社の製品と6時間後の温度で比べてみてください。
この記事で確認した情報源
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