お金の渡し方が、この1年で変わっている
同じ資料に、被害金がどうやって渡ったかの内訳があります。SNS型ロマンス詐欺の分だけ抜き出します。
| 渡し方 | 認知件数 | 前年比 | 被害額 |
|---|---|---|---|
| 振込型(銀行口座へ振り込む) | 3,055件 | +8.2% | 276.0億円 |
| 暗号資産送信型 | 2,177件 | +177.0% | 247.7億円 |
| その他 | 413件 | — | — |
今回の静岡の事例は、指定口座への振り込みでした。件数でいえばまだこちらが半分を超えていますが、1年で3倍近くに増えているのは暗号資産のほうです。警察庁の資料では、振込のうち暗号資産交換業者の口座へ振り込むものと合わせると、被害額の48.6%が実質的に暗号資産になったとされています。
県警が出した線引きは1行だけ
静岡県警の呼びかけは、判断の基準をひとつに絞った書き方でした。
SNS上でしか知らない相手から「投資」の話が出たら「詐欺」です
相手が本物かどうかを見分けようとするのではなく、「会ったことがない」と「投資の話が出た」が重なった時点で切る、という線の引き方です。会話の内容や相手の写真で判断しようとすると、そこはいくらでも作れます。
家族の側からできることも同じ考え方になります。誰とやり取りしているかを問いただすより、短い期間に何度も高額の送金が出ていないかを通帳かアプリで見るほうが早いです。この事例でいえば、2か月で6回という動きが通帳に残っていました。
すでに振り込んでしまったあとでも、相談先はあります。警察相談専用電話は#9110です。
生活・仕事にどう効くか
- お金:被害は2か月で6回、合わせて約1,100万円。1回あたり平均183万円ずつ動いている。
- 気づく時期:この男性が通報したのは、6回目を振り込んだあと。疑問を持ちながら振り込みを重ねていた期間が2か月ある。
- 家族:相手と一度も会っていないまま関係が続いた。同居していても、やり取りの中身は外から見えにくい。
結局どうすればよいか
- SNSだけで知り合った相手から投資の話が出たら、その時点でやり取りをやめる
- 高齢の家族が短期間に複数回の高額送金をしていないか、通帳かアプリで見る
- もう振り込んでしまった場合は、金額の大小にかかわらず警察相談専用電話(#9110)か最寄りの警察署へ相談する
公式出典
- 静岡県警発表(静岡放送 SBS 報道)「80代男性がSNS型ロマンス詐欺被害 約1100万円だまし取られる」(2026年9月20日発表)
- 警察庁 組織犯罪対策第二課・生活安全企画課 広報資料「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」(2026年5月22日発表)
- 警察庁 特殊詐欺の認知・検挙状況等について(2026-09-21確認発表)
- アイキャッチ写真 Pexels(2026-09-21取得発表)
更新履歴
- 2026年9月21日 初版を公開
※本記事は2026年9月21日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。









コメント