🗨️「静岡でロマンス詐欺の被害が出たと聞いたけど、どんな流れだったの?」
静岡市に住む自営業の80代男性が、SNSで知り合った女性を名乗る人物に約1,100万円をだまし取られました。7月中旬に知り合ってから9月中旬までの2か月で、指定された口座へ6回に分けて振り込んでいます。男性は相手と一度も直接会っていません。静岡県警は「SNS上でしか知らない相手から『投資』の話が出たら『詐欺』です」と呼びかけています。
[事件・事故] この記事の要点
2026年9月21日 発表
- SNSで知らない相手とやり取りしている人と、その家族
- 高齢の親が誰とLINEしているか把握していない人
- 口座から短期間に何度も高額の送金をしている人
2か月かけて6回、静岡市の男性から1,100万円
静岡県警が20日に明らかにした流れを、時系列で並べます。
| 時期 | 起きたこと |
|---|---|
| 7月中旬ごろ | SNSで女性を名乗る人物と知り合う。LINEで「ダーリンに会いたい。デートしたい」などと言われる |
| そのあと | 相手から「投資倍増計画」という投資話を持ちかけられる |
| 9月中旬まで | 指定された口座へ6回にわたり、合計約1,100万円を振り込む |
| 9月20日 昼ごろ | 男性が「ロマンス詐欺にあった」と警察に通報 |
被害にあったのは静岡市に住む自営業の80代男性です。6回で1,100万円ということは、1回あたり平均183万円。2か月のあいだ、この金額が動き続けていたことになります。
そして、男性は相手と一度も直接会っていません。
疑問を感じてからも、振り込みは止まらなかった
県警の説明でいちばん気になったのはここでした。男性はやり取りや振り込みを重ねていくたびに疑問を感じるようになったとされています。それでも通報したのは、6回目まで終わったあとでした。
詐欺の手口の話をすると「なぜ気づかないのか」という方向に流れがちですが、この事例はそうではありません。途中から疑っていて、それでも止まらなかったという形です。好意を持った相手を疑い切れない状態と、ここでやめたら今までの振り込みが無駄になるという気持ちが、同じ方向に働きます。
逆に言えば、止める手がかりは「怪しいと思うかどうか」ではありません。回数と金額という、外から見える数字のほうです。
ロマンス詐欺は全国で年5,645件
静岡だけの話ではありません。警察庁が2026年5月に出した確定値から、SNS型ロマンス詐欺の数字を引きます。
| 項目 | 令和7年 | 前年からの増減 |
|---|---|---|
| 認知件数 | 5,645件 | +1,821件(+47.6%) |
| 被害額 | 546.4億円 | +145.5億円(+36.3%) |
| 検挙件数 | 261件 | +129件(+97.7%) |
被害額を認知件数で割ると、1件あたりおよそ968万円です。静岡の1,100万円は、特別に大きい被害というより、この種類の詐欺の平均どおりの額でした。
\この記事は2ページ構成/










コメント