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能登半島の活断層 海側は30年12〜14%

2024年1月1日の能登半島地震で動いたのは、能登半島の北の海底にある断層でした。その断層帯の名前は能登半島北岸断層帯といいます。

動いたばかりなので、同じ規模の地震が次に起きる30年確率はほぼ0%とされています。ただし同じ海域の東側では、マグニチュード7以上の地震が30年以内に起きる確率が12%〜14%。能登半島の周りには、ほかにも13本の海の断層が評価されています。

この記事でわかること

  •  能登半島北岸断層帯は2024年に動いたので30年確率はほぼ0%
  •  同じ海域の東部区域は30年12〜14%、西部は4〜6%
  •  陸で最も高いのは金沢市街を通る森本・富樫断層帯の2〜8%
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陸の断層の数字は地震調査研究推進本部「今までに公表した活断層及び海溝型地震の長期評価結果一覧」(令和8年1月14日現在・算定基準日2026年1月1日)、海の断層は「日本海中南部の海域活断層の長期評価(第一版)」(2025年6月27日公表)によるものです。
目次

北陸の活断層マップ

北陸の主な活断層帯の位置図

赤い線が主要な活断層帯です。図の中の断層名か、その下のボタンを押すと、その断層の詳細図と評価の節に移動します。詳細図には市や町の名前が入れてあります。

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この図は位置関係をつかむための概略図です。実際の断層線は数十メートル単位で曲がっているので、自宅の真下を通るかどうかの判定には使えません。判定に使える地図は最後の節で案内します。

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陸でいちばん高いのは金沢の森本・富樫断層帯

北陸の活断層を、今後30年以内に地震が起きる確率の高い順に並べるとこうなります。区間が分かれている断層帯は、区間ごとに載せています。

断層帯(区間) 30年以内の確率 ランク 想定される規模
①森本・富樫断層帯 2%〜8% S* M7.2程度
②高田平野断層帯(東縁) ほぼ0〜8% S* M7.2程度
③砺波平野断層帯(東部) 0.04%〜6% S* M7.0程度
④櫛形山脈断層帯 0.3%〜5% S* M6.8程度
③呉羽山断層帯 ほぼ0〜5% S* M7.2程度
⑤十日町断層帯(西部) 3%以上 S* M7.4程度
⑥長岡平野西縁断層帯 3%以下 S* M8.0程度
③砺波平野断層帯(西部) ほぼ0〜2% A* M7.2程度
⑦邑知潟断層帯 2% A M7.6程度
⑧月岡断層帯 ほぼ0〜1% A* M7.3程度
六日町断層帯(ケース1) 0.4%〜0.9% A M7.1程度
⑤十日町断層帯(東部) 0.4%〜0.7% A M7.0程度
⑨魚津断層帯 0.4%以上 A M7.3程度
⑩福井平野東縁断層帯(主部) ほぼ0〜0.07% Z M7.6程度
②高田平野断層帯(西縁) ほぼ0% Z M7.3程度
六日町断層帯(ケース2) ほぼ0〜0.01% Z M7.3程度
⑩福井平野東縁断層帯(西部) 不明 X M7.1程度
⑪能登半島北岸断層帯 ほぼ0% M7.8〜8.1程度(3区間が同時の場合)

ランクの意味はこうです。30年以内の確率が3%以上ならSランク、0.1〜3%がAランク、0.1%未満がZランク、データ不足で確率を出せないものがXランク。ランクに付く「*」は、前回の地震からの経過時間を平均活動間隔で割った「地震後経過率」が0.7以上であることを示します。

陸でいちばん高いのは森本・富樫断層帯で2%〜8%。金沢市の市街地を南北に貫いています。経過率は0.7〜1.2で、平均活動間隔1,700〜2,200年に対して前回が約2千年前から4世紀。ちょうど間隔ぶんの時間が過ぎたあたりです。

なお「Zランクだから当分来ない」とは読めません。同じ資料に、1995年の兵庫県南部地震が起きる直前の確率は0.02〜8%、2016年の熊本地震はほぼ0〜0.9%だったと書かれています。

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①森本・富樫断層帯

森本・富樫断層帯の詳細図。石川県津幡町から金沢市を経て白山市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市町 石川県河北郡津幡町〜金沢市〜白山市明島町(旧鶴来町)
長さ 約26km
30年以内の確率 2%〜8%(S*ランク)
想定される規模 M7.2程度(3m程度のずれ。うち上下成分2m程度)
最新活動時期 約2千年前以後、4世紀以前(平均活動間隔 1,700〜2,200年程度)

金沢市の市街地を南北に貫く断層帯です。東側が西側に乗り上げる逆断層で、北陸の陸の活断層では確率がいちばん高くなります。

経過率は0.7〜1.2。平均活動間隔とほぼ同じだけの時間が、すでに経っています。サジェストに「森本富樫断層帯 被害想定」が出てくるとおり、石川県はこの断層帯を前提にした被害想定を公表しています。

ただし評価文には「過去の活動が十分に明らかではないため信頼度は低い」とも書かれています。平均活動間隔は直接のデータではなく、ずれの速度から逆算した値です。

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②高田平野断層帯

高田平野断層帯の詳細図。新潟県上越市から妙高市に至る東縁・西縁の位置を示す

項目 内容
通る主な市 東縁 新潟県上越市〜妙高市/西縁 上越市直江津北方沖〜上越市〜妙高市
長さ 東縁 約26km/西縁 約30km
30年以内の確率 東縁 ほぼ0〜8%(S*)/西縁 ほぼ0%(Z)
想定される規模 東縁 M7.2程度/西縁 M7.3程度
最新活動時期 東縁は約3,500年前以後、19世紀以前/西縁は1751年の地震

上越市の高田平野を、東と西からはさむ2本の断層帯です。同じ平野にありながら、確率は正反対になります。

西縁がZランクなのは、1751年(宝暦元年)の地震で動いたためです。前回から275年しか経っておらず、平均活動間隔2,200〜4,800年に対してまだ1割にも届きません。

一方の東縁は、最新活動が約3,500年前から19世紀までという広い幅でしか分かっていません。平均活動間隔は2,300年程度なので、上限で読めば間隔を過ぎている計算になります。

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③砺波平野断層帯・呉羽山断層帯

砺波平野断層帯・呉羽山断層帯の詳細図。富山県高岡市から南砺市、富山市から富山湾に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市 砺波平野断層帯 富山県高岡市〜砺波市〜南砺市/呉羽山断層帯 富山市〜富山湾
長さ 西部 約26km/東部 約21km/呉羽山 約22km以上
30年以内の確率 東部 0.04%〜6%(S*)/呉羽山 ほぼ0〜5%(S*)/西部 ほぼ0〜2%(A*)
想定される規模 西部 M7.2程度/東部 M7.0程度/呉羽山 M7.2程度
最新活動時期 東部は約4,300年前以後、約3,600年前以前(平均活動間隔 3,000〜7,000年程度)

砺波平野をはさむ2本と、富山平野の西縁を通る呉羽山断層帯。あわせて3つの区間が評価されています。

呉羽山断層帯は富山市の市街地を通り、そのまま富山湾まで達しています。長さは22km以上で、地下の延長を含めるともっと長い可能性があります。

3つとも北西側または南東側が乗り上げる逆断層です。砺波平野断層帯西部は石動(いするぎ)断層と法林寺断層からなり、石動断層については過去の活動の資料が得られていません。

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④櫛形山脈断層帯

櫛形山脈断層帯の詳細図。新潟県胎内市から新発田市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市 新潟県岩船郡(旧荒川町)〜胎内市〜新発田市
長さ 約16km(両端の位置には不確かさがある)
30年以内の確率 0.3%〜5%(S*ランク)
想定される規模 M6.8程度(西側が1m程度隆起)
最新活動時期 約3,200年前以後、約2,600年前以前(平均活動間隔 約2,800〜4,200年)

新潟県北部、櫛形山脈の西の麓を通る断層帯です。長さ16kmは北陸の評価対象でいちばん短いのですが、Sランクに入っています。

理由は平均活動間隔の短さです。約2,800〜4,200年に対して前回が約3,200〜2,600年前。経過率は0.6〜1.1で、間隔の後半に入っています。長さが短いことと、確率が低いことは別の話です。

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⑤十日町断層帯

十日町断層帯の詳細図。新潟県小千谷市から十日町市を経て津南町に至る西部と東部の位置を示す

項目 内容
通る主な市町 西部 新潟県小千谷市〜十日町市〜中魚沼郡津南町西部/東部 十日町市の北部〜南部
長さ 西部 約33km/東部 約19km
30年以内の確率 西部 3%以上(S*)/東部 0.4%〜0.7%(A)
想定される規模 西部 M7.4程度/東部 M7.0程度
最新活動時期 西部は不明(平均活動間隔 3,300年程度)/東部は約3,900年前以後、約3,300年前以前

十日町盆地を西と東からはさむ2本の断層帯です。西部は西側が、東部は東側が乗り上げます。

西部の「3%以上」という書き方は、確率の下限しか出せていないという意味です。経過率も「0.9以上」となっていて、上限が決められていません。

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⑥長岡平野西縁断層帯

長岡平野西縁断層帯の詳細図。新潟県新潟市の沖合から長岡市を経て小千谷市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市 新潟県新潟市の沖合〜長岡市〜小千谷市
長さ 約83km
30年以内の確率 3%以下(S*ランク)
想定される規模 M8.0程度(西側が約6〜7m隆起)
最新活動時期 13世紀以後(平均活動間隔 約1,200〜3,700年)

北陸でいちばん長く、いちばん規模の大きい断層帯です。新潟市の沖合から小千谷市まで83km、想定されるマグニチュードは8.0程度。動けば地表が6〜7m隆起すると推定されています。

平均的な上下方向のずれの速度は1千年あたり3m程度で、これは国内でも速いほうです。最新の活動は13世紀以後で、平均活動間隔は約1,200〜3,700年。確率は「3%以下」と上限だけが示されています。

評価文には、鳥越断層以外は活動履歴の詳しい資料が得られていないと書かれています。とくに大河津分水路より北では、最近の活動の記録が乏しいままです。

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⑦邑知潟断層帯

邑知潟(おうちがた)断層帯の詳細図。石川県七尾市から羽咋市を経てかほく市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市町 石川県七尾市〜鹿島郡中能登町〜羽咋市〜羽咋郡宝達志水町〜かほく市
長さ 約44km
30年以内の確率 2%(Aランク)
想定される規模 M7.6程度(南東側が2〜3m程度隆起)
最新活動時期 約3,200年前以後、9世紀以前(平均活動間隔 1,200〜1,900年程度)

能登半島の付け根を、七尾湾から日本海側へ斜めに横切る断層帯です。読み方は「おうちがた」。サジェストに「邑知潟断層帯 読み方」が出てくるほど、読みにくい名前として知られています。

平均活動間隔1,200〜1,900年に対して、最新活動が約3,200年前から9世紀までという広い幅。間隔より活動時期の幅のほうが広いため、通常とは別の計算方法(ポアソン過程)で確率を出しています。そのため経過率は出せません。

2024年の能登半島地震で動いたのは半島の北の海底で、この断層帯ではありません。

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⑧月岡断層帯

月岡断層帯の詳細図。新潟県新発田市から阿賀野市・五泉市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市 新潟県の旧豊浦町(現 新発田市)〜旧村松町(現 五泉市)
長さ 約30km
30年以内の確率 ほぼ0〜1%(A*ランク)
想定される規模 M7.3程度(西側が3m程度もしくはそれ以上隆起)
最新活動時期 約6,500年前以後、約900年前以前(平均活動間隔 7,500年以上)

新潟平野の東の縁を通る断層帯で、月岡断層・村松断層などからできています。

最新の活動が約6,500年前から約900年前という広い幅で、平均活動間隔は7,500年以上。経過率は0.1以下から0.9まで開いています。確率の幅がほぼ0%から1%まであるのは、この読みの幅がそのまま出たものです。

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⑨魚津断層帯

魚津断層帯の詳細図。富山県朝日町から黒部市・魚津市を経て上市町に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市町 富山県下新川郡朝日町・入善町〜黒部市〜魚津市〜滑川市〜中新川郡上市町
長さ 約32km
30年以内の確率 0.4%以上(Aランク)
想定される規模 M7.3程度(南東側が2〜3m程度隆起)
最新活動時期 不明(平均活動間隔は8,000年程度以下の可能性)

富山湾の東岸に沿って、朝日町から上市町まで北北東-南南西に延びる断層帯です。南東側が乗り上げる逆断層で、北東の端では右横ずれを伴います。

最新活動時期が分かっていないため、確率はポアソン過程で計算されています。「0.4%以上」と下限だけが示されているのはそのためです。

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⑩福井平野東縁断層帯

福井平野東縁断層帯の詳細図。石川県加賀市沖からあわら市・坂井市を経て福井市に至る位置を示す

項目 内容
通る主な市町 主部 石川県加賀市沖合〜あわら市〜坂井市〜吉田郡永平寺町〜福井市/西部 坂井市沖合〜福井市
長さ 主部 約45km/西部 約33km
30年以内の確率 主部 ほぼ0〜0.07%(Z)/西部 不明(X)
想定される規模 主部 M7.6程度/西部 M7.1程度
最新活動時期 主部は約3,400年前以後、約2,900年前以前/西部は1948年福井地震

西部は1948年(昭和23年)の福井地震の震源断層です。マグニチュード7.1、死者は3,700人を超えました。この地震をきっかけに、気象庁の震度階級に「震度7」が設けられています。

西部がXランク(確率不明)なのは、平均活動間隔が分かっていないためです。動いたばかりなので次まで時間があると考えられますが、その「時間」の長さを計算できる材料がありません。

主部は左横ずれかつ東側が隆起する逆断層で、約3,400年前から約2,900年前に動いたと推定されています。経過率は0.3〜0.5です。

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⑪能登半島北岸断層帯

能登半島北岸断層帯の詳細図。石川県輪島市・珠洲市の北方沖に延びる位置を示す

項目 内容
主な位置 石川県輪島市・珠洲市の北方沖(猿山沖・輪島沖・珠洲沖の3区間)
長さ 約94km程度(3区間が同時に活動する場合)
30年以内の確率 ほぼ0%(固有規模の地震について)
想定される規模 猿山沖 M7.1程度/輪島沖 M7.1程度/珠洲沖 M7.6程度(3区間同時ならM7.8〜8.1程度)
最新活動時期 2024年1月1日の能登半島地震(マグニチュード7.6)

2024年1月1日の能登半島地震で動いた断層帯です。海の底にあるため、2024年より前は位置も長さも評価されていませんでした。

地震を受けて、地震調査委員会は2024年8月に位置・長さ・規模を前倒しで公表し、2025年6月27日に確率を追加しました。その結果が「固有規模の地震が起きる30年確率はほぼ0%(最新活動時期が2024年1月1日のため)」です。

⚠️ 注意が要るのは、この評価は2024年の地震のあとに続いている活発な地震活動を評価したものではないと明記されている点です。「ほぼ0%」は、同じ規模の地震が同じ断層帯で繰り返すまでの話で、余震や周辺の地震を否定するものではありません。

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日本海の海底にある23本が、2025年に初めて評価された

能登半島北岸断層帯は、2025年6月に公表された「日本海中南部の海域活断層の長期評価(第一版)」に入っている断層の1本です。この評価では、兵庫県・京都府・福井県・石川県・富山県の北方沖を2つの区域に分け、合計23本の海の断層を評価しています。

区域 30年以内にM7.0以上が起きる確率 断層の数 区域内で最大の断層
東部(金沢平野西方沖〜能登半島周辺〜富山トラフ) 12%〜14% 14本 能登半島北岸断層帯 約94km・M7.8〜8.1程度
西部(近畿北方沖〜北陸西部沖) 4%〜6% 9本 ゲンタツ瀬・大グリ南東縁断層帯 約52km・M7.7程度
全体 16%〜18% 23本

東部にある断層には、七尾湾東方断層帯(M7.6程度)、舳倉島(へぐらじま)近海断層帯(M7.8程度)、富山トラフ西縁断層(M7.8程度)などがあります。能登半島北岸断層帯が動いたあとも、周りには同じ規模の断層が残っています。

この評価には続きがあります。上越地方沖にある上越沖断層帯・名立沖断層・上越海丘東縁断層は次回へ持ち越しになっていて、新潟県沖から東北・北海道の日本海側についても、順次公表される予定だと書かれています。

陸の断層と海の断層は、数え方が違う

この記事には2種類の数字が出てきます。読み分けが必要です。

陸の活断層(①〜⑩)は、その断層が動いて起きる地震1つについての確率です。森本・富樫断層帯の2%〜8%は、この断層帯が動く確率になります。

海の区域の確率(12%〜14%など)は、その区域にある断層のどれかが動く確率です。断層1本の確率ではありません。数字が大きく見えるのは、対象が14本あるからです。

どちらも「自分の家が被災する確率」ではありません。断層から離れていても揺れは伝わり、地盤によっては断層の真上より大きく揺れることがあります。

自宅の下を通っているか調べる

上の図は概略図なので、自宅の判定には使えません。番地の単位で見るなら次の3つです。どれも無料で、登録もいりません。

  1. 産業技術総合研究所 活断層データベース … 断層の線を地図上で確認できる
  1. 国土地理院 都市圏活断層図 … 地理院地図に重ねられる。金沢・富山・新潟・福井などが整備済み
  1. 自治体のハザードマップ … 断層が動いたときの想定震度が町丁目の単位で色分けされている

私は北陸について、海の断層がやっと評価された段階だという事実のほうが重要だと見ています。2024年の地震で動いた断層は、その前年まで長さも位置も公表されていませんでした。いま「ほぼ0%」と書かれている断層の周りには、確率を出せるほどデータが集まっていない断層がまだ残っています。

結局は建物の耐震性に戻ってきます。1981年6月以降の新耐震基準か、2000年6月以降の現行基準か。そこを先に確認するほうが、線との距離を測るより効きます。

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ほかの地域は 糸魚川静岡構造線 30年14〜30%で全国最大東北の活断層 確率が高いのは山形、仙台は1%以下関西の活断層マップ/地震のリスクと備え にまとめています。

よくある質問

Q. 能登半島北岸断層帯の確率がほぼ0%なら、もう安心ですか

A. 違います。「ほぼ0%」は、同じ断層帯で同じ規模の地震が繰り返すまでの確率です。評価文にも、2024年の地震のあとに続いている地震活動を評価したものではないと明記されています。周りには七尾湾東方断層帯や富山トラフ西縁断層など、別の断層もあります。

Q. 邑知潟断層帯はなんと読みますか

A. 「おうちがた」です。石川県七尾市から羽咋市を通り、かほく市に至る長さ約44kmの断層帯で、30年確率は2%(Aランク)です。

Q. 金沢市の下に活断層はありますか

A. 森本・富樫断層帯が市街地を南北に貫いています。30年確率は2%〜8%で、北陸の陸の活断層ではいちばん高い数字です。

Q. 福井地震を起こした断層は、また動きますか

A. 福井平野東縁断層帯の西部が1948年に動きました。平均活動間隔が分かっていないため確率は出ていません(Xランク)。動いた直後なので当面の可能性は低いと考えられますが、数字としては示されていません。

出典

図は当サイトが作成した概略図で、実際の断層の位置・長さを厳密に表したものではありません。長期評価は将来の発生可能性を示すもので、特定の場所・日時・被害を予測するものではありません。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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