サイトの一覧をExcelにしたくてChatGPTに頼むと、表はすぐ出てきます。ところが、その行数がサイトの表示件数と合っているか、そもそもそのサイトから取ってよいのかは、表を見ただけでは分かりません。間違いに気づかず取引先に渡すと、作り直しの手間と信用の両方を失います。
一覧のExcel化で詰まるのは、取る技術よりも「件数が合っているか」と「取ってよいサイトか」の2点です。この記事では、確かめ方と線引きを順に書きます。
表を信じる前に確かめる3点
たとえば、サイトに「全312件」と出ているのに、Excelに入った行が287行だったとします。エラーは出ません。25件が黙って抜けているだけです。AIの答えは、読み込めた分だけで組み立てた表になることがあるので、次の3点は自分の目で照らします。
- サイトの「全◯件」と、Excelの行数を比べる。違えば、抜けか重複を疑う
- 最終ページの末尾の1件が、表の最後の行に入っているか見る
- 空欄の列がないか見る。取れなかった項目を埋めた値が入っていると、後から区別できない
ページ送りが何十ページもある一覧ほど、この照合を飛ばせません。私は、AIで一覧を作る作業の手間は、作る工程より照合の工程にあると見ています。
取ってはいけないサイトの線引き
もう1つは、取ってよいサイトかどうかです。確かめる順番は次のとおりです。
- 利用規約に、自動収集やスクレイピングの禁止がないか
- ログインしないと見えないページ、有料会員向けのページではないか
- 個人の情報を集める内容ではないか
規約の文面はサイトごとに違い、はっきり書いてあるものもあります。たとえばGoogleマップのデータを扱うグーグルマップ・プラットフォーム(Google Maps Platform)の利用規約には、Googleマップのコンテンツを、サービスの外で使うために書き出す・抽出する・スクレイピングすることを禁じる趣旨の条項があります(2026年10月14日に規約の英文で確認)。
もう1点、取得の速さも問題になります。短時間に大量のアクセスを送ると、相手のサイトの負担になります。取れるかどうかではなく、相手のサイトに迷惑をかけない速さで、規約の許す範囲に収めるのが前提です。
外注するときの相場
ココナラで「スクレイピング」を検索すると2,595件、「データ収集」は3,523件でした(2026年10月14日)。「スクレイピング」の検索結果の先頭60件の価格は、中央値が9,500円で、3,000円から100,000円まで幅があります。3,000円の出品は10件でした。
高い価格の多くは、毎日動かすプログラムそのものを作る依頼です。一度きりの一覧をExcelで欲しいだけなら、データだけを納品してもらう形のほうが、金額も手間も小さく済みます。
データだけ納品してほしいとき
当方の出品は、サイトの一覧をExcelとCSVにして納品するものです。プログラム本体は納品しません。基本は1サイト・500件まで・10項目までで3,000円、500件増えるごとに2,000円です。
進め方は、URLと欲しい項目を送ってもらい、取得できるか・何件になるかを先に確認して金額と納期を案内します。そのあと先頭10件のサンプルで確認してもらい、全件を納品します。取れなかった項目は空欄にせず「取得不可」と書きます。
次のものは受けていません。ログインが必要なページ、利用規約で自動収集を禁じているサイト(Amazon・楽天・SNS・Googleマップ・大手不動産ポータルなど)、個人を対象にした情報の収集です。
URLと欲しい項目を送ると、購入前に取得可否と件数を案内します
ChatGPTに表・CSVを整形させたら列がズレる話を見てみる
取れたあとの整形で詰まった方はこちら
ココナラの件数・価格・出品内容は2026年10月14日時点の検索結果と出品ページの記載で、変動します。規約の内容は変更されることがあるため、実際に取る前に各サイトの最新の規約を確認してください。
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