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商品登録 csv/色・サイズ違いの行数

「商品が50個なら、CSVも50行」とは限りません。色・サイズ違いは1つにつき1行で、10品番を3色×2サイズで売るなら60行、200品番なら1,200行になり、BASE(ベイス)では1日で登録しきれません。

ところが、同じ商品の2行目以降に何を書くかと、取り込める上限を何で数えるかは、Shopify(ショッピファイ)・BASE・らくうるカートで違います。

この記事でわかること

  • ✓ 説明用の見本は3品番が6行、2026年8月の実案件は32商品が91行になった
  • ✓ 2行目以降は、Shopifyが商品名などを空け、BASEが種類名を変えた行を足し、らくうるカートはNo.1〜11だけを書く
  • ✓ BASEの新規登録は1日1,000件(種類をふくむ)、らくうるカートは最大3,000行(バリエーション行も含む)
目次

色・サイズ違いは何行になるか

色もサイズも1つしかない商品だけが、1品番1行で済みます。

1品番が色×サイズの数だけCSVの行になる図
例:Tシャツ(T100)を色3×サイズ2で売ると6行。1行目と2行目以降で書く項目が変わります

当方が説明用に作った架空の見本(受託した案件のデータではありません)では、3品番が6行になりました。シャツ(品番A101)が白・紺×M・Lで4行、バッグとトレーが1行ずつです。A101の4行には、行ごとに別のJAN(ジャン)コードを入れてあります。JANコードはバーコードの番号で、13桁の標準タイプと8桁の短縮タイプがあります。

1SKU1行で作った商品マスターの見本(架空データ・4列抜粋)
3品番が6行になった見本の一部(当方の制作サンプル・架空データ。商品名・原価・売価の列は省略)

バッグとトレーの2行はJANが分からない想定なので、空欄のままにしました。推測で埋めた番号は、あとから本物と見分けがつかなくなるからです。

実際の仕事でも同じことが起きます。2026年8月に受けた案件では、最初の納品が32商品で91行でした。商品名が入っているのは各商品の1行目にあたる32行で、残る59行は色・サイズなどの行です。列の並びと項目名は、取り込み先の指定どおりにしました。販売価格は依頼者が決める項目なので空欄で返し、資料から読めなかった値は推測せず、確認事項の一覧に出しています。

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読者

色違いは、1行の右に「色2」「色3」と列を足していけばいいのでは?

おかあさん

この記事で比べる3社は、どれも右ではなく下に足します。色・サイズ1つにつき1行です。

表を作り始める前に決めるのは、1行を品番で数えるか、色・サイズまで分けたSKU(エスケーユー。在庫を数える最小の単位)で数えるかです。ネットショップで客に色とサイズを選ばせるなら、SKUの単位で持ちます。仕入先の価格表やカタログは品番の単位で書かれていることがあり、そのまま写すと品番の数しか行ができません。仕入先ごとに形式の違う資料を1つの表にまとめる手順は、商品マスターの作り方に書きました。

バリエーション行の書き方と上限

Shopifyのヘルプは、1行目に商品の全項目と1枚目の画像のURLを入れ、2行目以降はURL handle(商品ごとの識別名)を入れたうえで、Title(商品名)・Description(商品説明)・Vendor(販売元)・Tags(タグ)を飛ばすよう書いています。2行目以降は、商品名の欄が空いた行になります。色・サイズなどのオプションは、1商品に3つまでです。色・サイズ・素材までは分けられても、4つ目の分け方は持てません。

BASEのヘルプは「種類が複数ある商品を登録する場合は、既存の種類以外に、新しく商品情報の行を作成し、種類名の箇所を変更すれば、取り込めます。」と書いています。続けて「商品情報の行が1行だけの商品は、種類名の箇所を変更しても、『種類なし』の商品として取り込まれます。」とあります。色が1つしかない商品に色名を入れても、種類としては登録されません。新しい商品を登録するときは、商品IDと種類IDの欄を空けておきます。

BASEヘルプ『種類が複数ある商品を、一括で登録できますか』の画面
BASEのヘルプ画面(2026年10月24日撮影)

出典

BASE ヘルプセンター「種類が複数ある商品を、一括で登録できますか」

らくうるカートのマニュアルは「CSVファイルでは、1行ごとに1商品(または1バリエーション)を表しています。」としたうえで、「※バリエーション行の場合、No.1~11のみ入力可能です。」と断っています。1行目を下にコピーして色だけ書き換える作り方だと、No.12以降の欄にも値が残ります。

上限の数え方もそろっていません。BASEは「1日に登録できる商品数(種類をふくむ)は、最大1,000件です。」としていて、色・サイズ違いの種類も1件として数えます。1品番が6種類なら、200品番は品番で数えると200件でも、行で数えると1,200件になり、1日では登録しきれません。既存商品の更新は1回のCSVで10,000件まで、CSVファイルの大きさは10MBまでです。らくうるカートは「最大3,000行(バリエーション行も含む)」で、1品番6行なら500品番で3,000行に届きます。

取り込み先 2行目以降に書くこと 数え方・上限
Shopify URL handleを入れ、Title・Description・Vendor・Tagsは飛ばす オプションは1商品に3つまで
BASE 商品情報の行を新しく作り、種類名を変える 新規登録は1日1,000件(種類をふくむ)
らくうるカート バリエーション行はNo.1〜11のみ入力できる 最大3,000行(バリエーション行も含む)

私は、商品マスターは1SKU=1行の表で作り、取り込み先ごとのCSVはそこから起こすのが手戻りが少ないと見ています。3社とも色・サイズ1つを1行で持つ点は同じで、違うのは2行目以降の埋め方だけだからです。1SKU=1行の表が手元にあれば、取り込み先が変わっても、作り直すのは2行目以降の空け方と列の並びで済むと考えています。

取り込む前の検算の手順

全件を取り込む前に、次の順で数えます。どれもExcelの関数か、目で1回見るだけで終わります。

  1. 行数を合わせる。品番ごとに「色の数×サイズの数」を足した見込みと、CSVの行数(見出しの1行を除く)を比べる
  2. 同じ色・サイズの重複を探す。品番・色・サイズを「&」で1列につなぎ(品番がA列、色がC列、サイズがD列なら =A2&C2&D2)、その列がH列なら、隣の列にCOUNTIF(カウントイフ)関数で =COUNTIF(H:H,H2) と入れて下までコピーする。2以上になった行が重複
  3. 文字コードと改行を確かめる。保存したCSVをメモ帳で開くと、画面下のステータスバーに文字コードと改行の形が出る
  4. JANの列が13桁のまま残っているか見る
  5. 全件の前に、色・サイズのある1商品だけを取り込む。管理画面で色・サイズが分かれて入ったかを見てから、残りを取り込む

2つ目の重複は、Shopifyでは取り込みのエラーになります。ヘルプに載っている「options are not unique」というエラーで、例として「2 medium products, both in black」(黒のMサイズが2つ)が挙がっています。SKUの列があるなら、SKUの重複も同じ関数で数えます。

3つ目の文字コードは、取り込み先ごとに求める形が違います。Shopifyのヘルプは、UTF-8(ユーティーエフエイト)で、改行はLF(エルエフ)形式で保存するよう書いています。BASEは文字コードをシフトJISかUTF-8にするよう求めています。ステータスバーが出ていなければ、メモ帳の[表示]から出せます。

4つ目は、CSVをExcelで開いて保存すると、長い数字が丸められて別の番号に変わることがあるからです。止め方は13桁のコードがExcelで丸まる話に書きました。

5つ目の試し取り込みは、取り込み先ごとの決まりを、全件を入れる前に1商品で確かめるためです。たとえばBASEでは、1行だけの商品は「種類なし」で取り込まれます。

自分で作るか任せるか

ここまでの手順は、元の資料が1つのExcelにまとまり、色・サイズが行に分かれていれば自分で進められます。「50個なら50行」のつもりで始めた表が何倍にも膨らんで手が止まるのは、その手前の作業です。仕入先ごとに形式の違う価格表や、PDF・紙のカタログから、色・サイズを1行ずつ起こすぶん、写す量も品番の数より増えます。

PDFをAIに読ませて起こす方法もありますが、読めない値を作ってしまうことがあります。その確かめ方はPDFをAIで読み取ると値が作られる話にまとめました。

ココナラで「商品登録 csv」と検索すると855件あり、先頭60件の価格の中央値は10,000円、幅は3,000円から300,000円でした(2026年10月24日)。同じ「商品登録」でも、表を作るだけか、管理画面への登録までかで仕事の範囲が変わります。登録代行の料金がどう決まるかは、別の記事で比べました。

当方もココナラで、資料から商品マスターをExcel・CSVで作る仕事を受けています。基本料金は3,500円で、書類20枚、または商品50点までが目安です。資料の読みやすさ、必要な列、仕入先ごとの形式を見たうえで、総額を購入前に案内します。納品するのは、指定の列構成に整えたExcel、文字コードを指定できるCSV、不足している項目・読めない値・資料どうしの食い違いをまとめた確認事項の一覧です。品番・JAN・価格は推測で埋めません。

受けていないのは、各モールの管理画面へのログインと商品登録、販売価格や税区分の判断、読めない値の推測です。CSVの取り込みはご自身で行っていただく形で、商品画像の収集と紐付けは基本料金に含まず、必要なら別に見積もります。最初は、資料の見本1枚から見積りを相談できます。

取り込み先の列と文字コードで作れるか聞いてみる ▶

見本は個人情報・非公開の情報を伏せたものでかまいません

バラバラの価格表を1つの表にする手順を見てみる

出典

  • 見本:当方が説明用に作った架空データ(3品番・6行)。受託した案件のデータではありません
  • 実案件:2026年8月に当方が受託した案件の最初の納品データ(32商品・91行)。依頼者が特定できる情報は記載していません
  • Shopifyヘルプ:商品CSVの取り込みでよくあるエラー/GS1 Japan:JANコードとは
  • ココナラ:2026年10月24日、ログインせずに見られる検索結果ページで「商品登録 csv」を検索し、先頭60件の価格を集計

各社のヘルプ・マニュアルの記載と、ココナラの件数・価格・出品内容は2026年10月24日時点の確認で、変わることがあります。取り込む前に、取り込み先の最新のヘルプで書き方と上限を確かめてください。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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