新潟市で津波の浸水が想定されているのは、信濃川の河口から中央区のほぼ全体と、東区・西区の海や川に近い低地です。新潟県の2017年の想定(最大クラス)を町・字の代表点で読むと、中央区504のうち408が範囲に入り、ほとんどは3m未満の浅い想定です。
ただし、浅くても水が引かない想定です。県は新潟市について、ゼロメートル地帯が広いため、沖の津波が収まったあとも海水が流れ込み続け、浸水が長く続くと書いています。
先に結論
- ✓ 沖合約30mの最高津波水位は標高11.8m(佐渡島の南の越佐海峡の断層)。海面が動き始めるのは最短5分以内(長岡平野西縁断層帯。新潟県 2017年)
- ✓ 浸水想定面積は10,736haで市域の約15%。区域内に226,922人が住む(市の地域防災計画)
- ✓ 大津波警報で避難指示が出るのは市内765の町、うち中央区が456(2025年4月30日現在)
いま津波警報・注意報が出ているなら
この記事は平時に読む想定の地図です。いま出ている警報と予想の高さは気象庁の津波情報(予報区「新潟県上中下越」)、避難指示は市の防災情報で確かめてください。海や川の近くにいるなら、読むより先に高い所へ。
新潟市で津波が来る範囲

代表点で3〜5mになるのは、東区の臨海町・桃山町一丁目・空港西二丁目と、中央区の窪田町の4つです。ほかの町・字の代表点は3m未満で、新潟島の北の入船町・稲荷町・寄居町や、東区の臨港・山木戸、西区の小新などが0.5〜3mの色です。
古町・本町・万代・沼垂・女池は丁目ごとに色が分かれ、表に入る丁目と、淡い1m未満の色の丁目があります。表には0.5〜3mの色が付く217の町・字を載せ、淡い色の220は区ごとの棒グラフにだけ数えています。

拡大図では、新潟島から信濃川の対岸の万代・沼垂まで、浅い色が切れ目なく続いています。海沿いの寄居浜には5〜10mの細い帯があります。
県は「信濃川の万代橋下流は、港湾として利用されており、また、背後には低平地が広がっていることから、市内に浸水が広がる原因の一つとなっています」と書いています。
「海から離れていれば、津波の水は来ない」とは言い切れません。市の津波避難計画は「川沿いから1キロ以上離れた場所でも、河川遡上の影響をうけることがある」と書いています。
県の想定では、地震で堤防が沈むと、新川の流域では津波が届く前に川の水があふれます。市は浸水が始まるまでの時間で、市内を「発災~30分未満」「30~120分未満」「120分~約7日後」の地域に分けています。

| 町・字 | 区 | 想定の深さ(代表点・0.5〜3mの色以上) |
|---|---|---|
| 新鼻 | 北区 | 0.5〜3m |
| 空港西二丁目 | 東区 | 3〜5m |
| 桃山町一丁目 | 東区 | 3〜5m |
| 臨海町 | 東区 | 3〜5m |
| 秋葉一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 秋葉通二丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 榎町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 大山一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 上王瀬町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 北葉町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 河渡 | 東区 | 0.5〜3m |
| 下山二丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 下木戸・下木戸一丁目・下木戸二丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 神明町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 長者町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 津島屋五・八丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 中木戸 | 東区 | 0.5〜3m |
| 浜町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 浜谷町一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 東臨港町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 船江町一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 古川町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 牡丹山三丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 松崎 | 東区 | 0.5〜3m |
| 松島一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 松浜町 | 東区 | 0.5〜3m |
| 桃山町二丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 山木戸六・八丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 臨港一丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 臨港町二・三丁目 | 東区 | 0.5〜3m |
| 窪田町 | 中央区 | 3〜5m |
| 相生町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 赤坂町一〜三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 明石二丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 曙町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 網川原二丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 医学町通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 礎町通六ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 稲荷町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 入船町一〜六丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 祝町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 浮洲町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 海辺町一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 海辺町二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 営所通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 上近江四丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 上大川前通十番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 上大川前通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 上大川前通十二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 上大川前通九番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 川端町二〜五丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 神道寺一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 北浜通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 北毘沙門町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寄附町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 窪田町五丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寿町一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 小張木一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 魁町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 三和町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 紫竹山四〜六丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 下旭町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 新島町通四ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 新和二・四丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 水道町一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 菅根町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 住吉町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 清五郎 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 田町一〜三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 忠蔵町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 附船町一〜三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寺裏通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寺裏通二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寺山町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 鳥屋野四丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 豊照町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 中大畑町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 長潟一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 鍋潟新田 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 並木町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西受地町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西厩島町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西中町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通三番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通四番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通七番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通八番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀通九番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀前通十番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀前通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西堀前通四番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西湊町通一ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西湊町通二ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西湊町通三ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 西湊町通四ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 沼垂西二・三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 沼垂東五丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 艀川岸町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 早川町一〜三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 万代六丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東入船町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東受地町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東厩島町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東大通一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東大畑通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東大畑通二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東中通二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東万代町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀通十番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀通十二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀通十三番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀通三番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東堀前通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東湊町通一ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東湊町通二ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東湊町通三ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 東湊町通四ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 日の出三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 雲雀町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 船場町一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 船見町一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 古町通十番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 古町通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本町通十一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本町通十二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本町通十三番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本町通十四番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本町通九番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 本間町一〜三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 松岡町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 緑町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 湊町通一ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 湊町通二ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 湊町通三ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 湊町通四ノ町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 南大畑町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 南浜通一番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 南浜通二番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 南横堀町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 室町一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 女池三丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 女池上山一〜五丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 女池北一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 女池南二丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 元祝町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 元下島町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 山田町一・二丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 夕栄町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 横七番町通一〜五丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 横六番町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寄合町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 寄居町 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 竜が島一丁目 | 中央区 | 0.5〜3m |
| 亀田長潟 | 江南区 | 0.5〜3m |
| 鐘木 | 江南区 | 0.5〜3m |
| 五十嵐一の町 | 西区 | 0.5〜3m |
| 五十嵐東三丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 大潟 | 西区 | 0.5〜3m |
| 上新栄町二丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 亀貝 | 西区 | 0.5〜3m |
| 北場 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小新 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小新大通一丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小新西一〜三丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小新南二丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小平方 | 西区 | 0.5〜3m |
| 新田 | 西区 | 0.5〜3m |
| 新通 | 西区 | 0.5〜3m |
| 寺地 | 西区 | 0.5〜3m |
| 鳥原 | 西区 | 0.5〜3m |
| 平島三丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 松海が丘三・四丁目 | 西区 | 0.5〜3m |
| 與兵衛野新田 | 西区 | 0.5〜3m |
| 小新流通東 | 西区 | 0.5〜3m |
| 横戸 | 西蒲区 | 0.5〜3m |
| 三角野新田 | 西蒲区 | 0.5〜3m |
深さは、国土交通省「位置参照情報」の町・字の代表点(およその中心)1点で、重ねるハザードマップの津波浸水想定(最大クラス)を読んだ値です。表は凡例の0.5〜3mの色が付く町・字で、淡い0.5〜1mの色の町・字は棒グラフの数にだけ入れています。代表点が範囲の外でも、町・字の中の低い所は範囲に入っていることがあります(ハザードマップで色がない場所の意味)。
2023年6月2日、新潟市内の一部が津波災害警戒区域(イエローゾーン)に指定されました。対象は、浸水が始まるまで120分未満の地域だけです。県は「津波災害警戒区域は…津波浸水想定の範囲よりも狭くなっております」と注意しています。
県は、警戒区域内の物件なら、不動産会社に重要事項説明で区域内である旨を伝える義務が生じると書いています。浸水が始まるのが120分以上の低平地は区域の外で、この説明はありません。家を買う・借りる前に、浸水想定はハザードマップで確かめてください。
揺れた瞬間に、部屋の中で起きることを減らすもの
地震のけがの3〜5割は、屋内の家具類の転倒・落下・移動によるものです(東京消防庁)。壁にネジを打てない部屋でもできる手から並べます。
東京消防庁の実験では、L型金具で壁に直接ネジ止めするのが最も効果が高いとされています。賃貸で壁に穴を開けられない部屋での代わりがこれです。家具の両端の側板部を、できるだけ奥で突っ張ります。天井側にも強度が要ります。
突っ張り棒だけだと効きが落ちます。同じ資料が、ポール式にはストッパー式や粘着マット式の併用をすすめています。マット単独でも効果は小さいので、上の棒と2つで1組と考えてください。
お湯でも水でも作れて、袋のままおにぎりの形になります。断水すると鍋も食器も洗えません。洗い物の出ない形を先に入れておくと、水の減り方が変わります。
飲料水は1人1日3L。4人家族の1週間分で84L=2Lボトル42本なので、6本入りだと7ケースぶんです。5年保存タイプなら入れ替えの手間が減ります。
※ 本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介している商品は、記事の内容に関連するものを編集方針にもとづいて選んでいます。Amazonのアソシエイトとして、おかあさんのおうちは適格販売により収入を得ています。
何メートルの津波が何分で来るか
新潟県の想定は、国の検討会が示した日本海の断層のうち県に影響が大きい7つと、県独自の2つの計9断層で計算したものです。
新潟市で最も高くなるのは佐渡島の南の「F38(越佐海峡)」で、沖合約30mの地点で標高11.8m、海岸の代表地点では寄居浜の11.0mです。
日本海側は震源が陸に近く、県は「本県の沿岸部では、最短で5分以内に水位への影響が生じます」と書いています。新潟市で最も早いのは、県独自の長岡平野西縁断層帯の5分以内です。
| 想定 | 値 | 出どころ |
|---|---|---|
| 最高津波水位(沖合約30m・全海岸線) | 標高2.8〜11.8m(F38 越佐海峡) | 新潟県 2017年11月 |
| 最高津波水位(海岸の代表地点) | 標高3.2〜11.0m(寄居浜) | 新潟県 2017年11月 |
| 海面が20cm上下するまで | 5分以内(長岡平野西縁断層帯) | 新潟県 2017年11月 |
| 浸水面積 | 10,736ha(県全体16,334ha) | 新潟県 2017年11月 |
| 浸水想定区域内に住む人 | 226,922人(106,459世帯) | 新潟市地域防災計画(2026年3月) |
| 津波による死者の想定 | 約583人(F34 県北・山形沖、冬の深夜) | 新潟県 地震被害想定(2022年3月) |
想定の条件は、潮は満潮、防波堤と護岸は地震で無くなり、土の堤防は耐震対策の済んだ区間を除いて沈む、というものです。計算は地震から最長7日間続けています。
津波の高さが最大になるF38と、死者の想定が最も多いF34(県北・山形沖)は別の断層です。新潟県の想定には、+1mの津波が来るまでの分数を市町村別に出した表はありません。
新潟県の注記:「地震の震源が想定より陸域に近いなど、条件が異なる場合には、ここで表した時間よりも早く津波が来襲する可能性があります。」
新潟市に来た過去の津波

1964年6月16日の新潟地震では、信濃川河口付近の護岸が崩れて川の水が流れ込み、13時35分から14波にわたって高さ1〜2mの津波が来ました。
地盤沈下でゼロメートル地帯になっていた河口部の低地の浸水が大きくなり、市内約5,600haが浸水しました(市の地域防災計画)。
気象庁の調査では新潟港の痕跡高は1.8mです。信濃川沿いにあった新潟地方気象台も、さかのぼってきた津波で1mほど浸水しました。
2024年1月1日の能登半島地震では津波警報が出て、市内では17時09分に0.3mを観測しました。市は警報と同じ16時12分に避難指示を出しました。
市の検証報告書は課題として、「原則は徒歩避難であるが、48.4%が「自家用車」で避難」して渋滞が起きたことと、自宅や勤務先の津波浸水想定を「知らなかった」人が52.0%いたことを挙げています。
| 碑 | 場所 | 伝承内容の要旨(国土地理院「自然災害伝承碑」) |
|---|---|---|
| 桃山の碑 | 東区桃山町二丁目(桃山小学校) | 新潟地震で津波と液状化で広く浸水。教職員が1,388人の子どもを連れて避難し、一部の児童を二日一夜、三日二夜守り続けた |
| みちびきの像 | 中央区一番堀通町(新潟県民会館) | 新潟地震で26名が亡くなり、津波と液状化で広く浸水、港では火災。地震のさなかの師弟の愛情を後の世に伝える |
津波の碑は2基とも1964年の新潟地震のものです。桃山の碑が立つ場所の標高は、国土地理院のデータで1.0mです。
逃げる場所と、いま出ている情報
市が指定している津波避難ビル・津波避難場所は市全体で166か所、うち中央区が95か所です(2026年10月1日更新の一覧の行を数えた値)。鉄筋コンクリート造などが原則で、1981年施行の新耐震基準に合うか、耐震診断で安全が確かめられていることが条件です。
市の地域防災計画(2026年3月修正)では、大津波警報・津波警報に加えて、津波注意報でも避難指示を出します。大津波警報なら浸水想定の全域、津波警報なら120分未満に津波が来る区域、津波注意報なら海にいる人が対象です。
- 中学校区ごとの「新潟市津波ハザードマップ」(2018年8月作成・2026年3月修正)で、自宅の色と、到達時間の4区分(赤・黄・青・薄緑)を見る
- 市の「避難指示対象地域(町名)」で、自宅の町が津波警報で対象か、大津波警報で対象かを確かめる
- にいがた防災メール、市のLINE公式アカウント(@niigata_city)、危機管理防災局のX(エックス)で津波情報を受ける
- 青の「低平地浸水地域」なら、市は「逃げ遅れると長期の湛水により避難生活が長期化する恐れがある」と書いている。徒歩で浸水しない所まで出る道を決めておく
津波警報は気象庁が予報区「新潟県上中下越」に出します。市単位では出ません。
新潟市 津波ハザードマップの注意:「白地の地域についても、津波の危険性について日頃から十分な関心を持ち、いざとなれば、ご自身の判断で行動してください。」色がない場所が、来ない場所ではありません。
新潟市のほかの災害リスク・ほかの市
- 新潟市 冠水 どこが危ないの?
- 新潟市中央区 冠水 どこが危ないの?
- 新潟市東区 冠水 どこが危ないの?
- 重ねるハザードマップ 液状化/同じ住所で答えが違う
- 津波 到達時間/南海トラフは最短2分
- ハザードマップ 色なし うちは安全ってこと?
- 静岡市 津波 どこまで来るの? (静岡県)
- 仙台市 津波 どこまで来るの? (宮城県)
- 浜松市 津波 どこまで来るの? (静岡県)
- 高知市 津波 どこまで来るの? (高知県)
- 千葉市 津波 どこまで来るの? (千葉県)
- 横浜市 津波 どこまで来るの? (神奈川県)
- 大阪市 津波 どこまで来るの? (大阪府)
- 徳島市 津波 どこまで来るの? (徳島県)
- 大分市 津波 どこまで来るの? (大分県)
- 那覇市 津波 どこまで来るの? (沖縄県)
- 小田原市 津波 どこまで来るの? (神奈川県)
- 館山市 津波 どこまで来るの? (千葉県)
- 八戸市 津波 どこまで来るの? (青森県)
- 宇和島市 津波 どこまで来るの? (愛媛県)
- 宮崎市 津波 どこまで来るの? (宮崎県)
- 釧路市 津波 どこまで来るの? (北海道)
- 和歌山市 津波 どこまで来るの? (和歌山県)
- 苫小牧市 津波 どこまで来るの? (北海道)
- 鎌倉市 津波 どこまで来るの? (神奈川県)
新潟市の津波は、中央区のほぼ全体と東区・西区の低地に浅く広く入り、水が長く引かない想定です。県の想定では、海面は最短5分以内に動き始めます。
自宅の町が表にあるか、淡い色の町なら、ハザードマップで到達時間の色を見てください。赤や黄なら揺れたらすぐ、青なら水が引かない前提で、歩いて浸水しない所へ出る道を1本決めておくところまでが準備です。
出典(すべて2026年10月5日に確認)
- 新潟県「津波浸水想定図(平成29年度版)」・「津波浸水想定について(解説)」本編・参考資料・平成25年度公表との比較(平成29年11月)
- 新潟県「津波災害警戒区域の指定について」・「津波災害警戒区域」(新潟市 令和5年6月2日指定)
- 新潟県「新潟県津波避難計画策定指針」(2026年3月)
- 新潟市「新潟市津波ハザードマップ」(平成30年8月作成・令和8年3月修正)
- 新潟市「津波避難ビル・津波避難場所」(2026年10月1日更新)
- 新潟市「新潟市における津波警報、大津波警報発表時の避難指示対象地域(町名)について」
- 新潟市地域防災計画(令和8年3月修正)
- 新潟市「津波避難計画」(平成31年3月)
- 新潟市「令和6年能登半島地震と被害の概要」
- 新潟市「災害初期対応検証報告書」(令和6年10月)
- 新潟市「新潟市における災害時の情報発信」
- 気象庁 新潟地方気象台「新潟県の地震(津波)災害」
- 気象庁 新潟地方気象台「新潟地震」(防災・減災にいがたプロジェクト2024)
- 気象庁 新潟地方気象台「沿革」
- 気象庁 新潟地方気象台「新潟県の地震概況 令和6年(2024年)1月」PDF
- 地震調査研究推進本部「新潟県の地震活動の特徴」
- 気象庁「津波予報区について」
- 国土地理院「自然災害伝承碑」
- 地図:国土地理院「重ねるハザードマップ」(津波浸水想定)・地理院タイル/町・字の代表点:国土交通省「位置参照情報」(2025年版)
- 気象庁「津波警報・注意報、津波情報、津波予報について」
- アイキャッチ:地理院タイル(全国最新写真)を加工して作成
Googleで「おかあさんのおうち」の新着を優先表示する
災害・道路・住まいの新しい記事がGoogleのトップニュースに出やすくなります。ボタン1回で登録できます。










コメント