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徳島市 津波 どこまで来るの?

徳島市で津波の浸水が想定されているのは、新町川と助任川に囲まれた中心部から、沖洲・津田・川内まで、市の東半分のほとんどです。町・字の代表点で見ると、市内482のうち360が徳島県の津波浸水想定(最大クラス)の範囲に入ります。

ただし、深さは大半が0.5〜3mの想定です。徳島市の津波は深さより広さに出て、県が2025年9月に見直した想定でも、浸水面積40.1km²は県内の市町村で最も広くなっています。

先に結論

  • ✓ 津波水位は最大5.2m(県の想定・2025年9月)。2012年の想定は6.2m
  • ✓ マリンピア東端では、海辺に危ない水位の変化が28分(まず引く)、1mの津波が43分
  • ✓ 津波避難ビル709施設と緊急避難場所36か所で約37万人分(2026年8月)。津波災害警戒区域は2026年3月11日に指定し直し

いま津波警報・注意報が出ているなら

この記事は平時に読む想定の地図です。いま出ている警報と予想の高さは気象庁の津波情報(予報区「徳島県」)、避難指示は市の防災情報で確かめてください。海や川の近くにいるなら、読むより先に高い所へ。

目次

徳島市で津波が来る範囲

徳島市の津波浸水想定(最大クラス)の深さを色で示した地図
徳島県の2012年10月版の想定です(2025年9月に見直し済み)。濃い色ほど深い想定です

範囲に入る360のうち319が0.5〜3m、13が3〜5mの想定です。3〜5mは北沖洲・南沖洲・末広・住吉・幸町一丁目・沖浜・津田本町五丁目・川内町で、沖洲の埋め立て地と川沿いに集まります。

0.5〜3mは徳島駅のまわりの寺島本町東や徳島町城内、新町橋まで広がります。市の津波避難計画は「本市面積の約30%が津波浸水想定区域」と書いています。

徳島市の津波浸水想定の拡大図(中心部から沖洲)
中心部から沖洲・津田。ほぼ全体に色が付く

拡大図で見ると、中心部はほぼ全体が0.5〜3mの色で、色が付かないのは城山と眉山・勢見山、津田山の山だけです。沖洲と末広の埋め立て地には、3〜5mの色が混じります。

町・字 想定の深さ(代表点)
沖浜二・三丁目 3〜5m
川内町 3〜5m
北沖洲一〜四丁目 3〜5m
幸町一丁目 3〜5m
末広三丁目 3〜5m
住吉三丁目 3〜5m
津田本町五丁目 3〜5m
南沖洲三・四丁目 3〜5m
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深さは、国土交通省「位置参照情報」の町・字の代表点(およその中心)1点で、重ねるハザードマップの津波浸水想定(最大クラス)を読んだ値です。地図と表は、重ねるハザードマップに載っている徳島県の2012年10月の津波浸水想定を読んでいます。県は2025年9月12日に想定を見直し、2026年3月11日に津波災害警戒区域を指定し直しました。新しい想定の図は県のページの図郭4-1〜6-2です。代表点が範囲の外でも、町・字の中の低い所は範囲に入っていることがあります(ハザードマップで色がない場所の意味)。

北沖洲一丁目(想定3〜5m)

点は町のおよその中心です。県の代表地点「マリンピア東端」(東沖洲)に近い沖洲の町で、新しい想定では1mの津波が43分で来ます。

北沖洲一丁目をGoogleマップで開く ›

揺れた瞬間に、部屋の中で起きることを減らすもの

地震のけがの3〜5割は、屋内の家具類の転倒・落下・移動によるものです(東京消防庁)。壁にネジを打てない部屋でもできる手から並べます。

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何メートルの津波が何分で来るか

徳島県が2025年9月12日に見直した津波浸水想定(南海トラフ巨大地震、M9.1)では、徳島市の津波水位は最大5.2m(東京湾平均海面からの高さ、満潮を含む)です。2012年の想定は6.2m、内閣府の2025年3月の想定は6mでした。

代表地点のマリンピア東端(東沖洲)では、地震から28分で海辺に危ない水位の変化が始まり、それは潮が引く形で来ます。1m上がるのは43分、最高水位(4.7m)は53分で、第1波が最大です。

内閣府の2025年3月の想定(ケース①)でも、徳島市に1mの津波が来るのは43分、3mは51分です。

マリンピア東端 2025年9月の想定 2012年10月の想定
海辺の水位が動き始める時間 28分(引き) 約41分(+20cm)
最高水位とその時間 4.7m・53分 約5.0m・約53分
市全体の津波水位(最大) 5.2m 6.2m

市の津波避難計画は今も2012年の想定の「41分」を使い、地震の10分後に歩き出して分速48mで歩く条件で、避難できる距離を約1,000mと計算しています。新しい想定では、海辺の水位が28分で動き始めます。

県の2026年2月の被害想定では、徳島市の津波による死者は最大4,400人(夏・昼)、津波の影響を受ける人は17万5,096人です。

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徳島県の留意事項:「浸水域や浸水深は、津波の第一波ではなく、第二波以降に最大となる場所もあります。」県のチラシは「津波は「引き」から始まるとは限りません」とも書いています。

徳島市に来た過去の津波

徳島市に来た過去の主な津波の年表
市・県・国・気象庁の資料から作成

徳島地方気象台の記録には、徳島市の名前で書かれた津波の被害はありません。名前が出るのは牟岐・宍喰・小松島などで、安政南海地震(1854年)の小松島は「1,000軒の内、倒壊、火災、津波をうけ残80戸」とあります。

昭和南海地震(1946年)の徳島県の被害は、死者(不明)202人、住家流出413戸です。最寄りの小松島の検潮所は、2011年3月11日に75cmを観測しました。

碑 場所 碑文の要旨(国土地理院「自然災害伝承碑」)
沖洲蛭子神社百度石 南沖洲 安政南海地震で船で逃げようとして命を失う者もいたため「船で避難してはいけない」、出火から「冷静に火の始末をせよ」、そして「100年のうちにこのような地震・津波がやってくる」と伝える

市内の津波碑は、南沖洲の沖洲蛭子神社百度石の1基です。安政南海地震のあと1861年に建てられ、2003年に北沖洲から移されました。

逃げる場所と、いま出ている情報

徳島市の津波避難ビルは709施設、緊急避難場所は36か所で、合わせて37万334人を受け入れられます(2026年8月3日)。2014年3月は650か所・約29万人でした。

川内町旭野には、徳島南部自動車道の法面を使った避難場所(高さ5.8m・5.9m)が2021年3月にできました。揺れを感じない遠くの地震の津波では、地震で自動で開く鍵の保管庫がある避難ビルには入れません。

  • 県の新しい津波浸水想定(2025年9月)の図で自宅の色を見る。徳島市は図郭4-1・4-2・5-1・5-2・6-1・6-2
  • 新しい津波災害警戒区域(2026年3月11日)の基準水位は、県の地図サイトか市役所の危機管理課の窓口で見られる
  • 市のエリアメール・緊急速報メールと同報無線で避難指示を受ける。津波警報が出ると、眉山山頂のLEDモニュメントが赤く点滅する
  • 避難は徒歩が原則。市の防災マップは「車で避難する」を、してはいけない避難の1番目に挙げている

徳島市は、気象庁が予報区「徳島県」に大津波警報・津波警報・津波注意報を出したら避難指示を出します。震度4程度以上の揺れや、弱くても長い揺れを感じたときも、必要と認めれば出します。

「徳島市は県南より津波が低いから大丈夫」とは言い切れません。高さは美波町(23.1m)の4分の1以下でも、浸水面積40.1km²は県内で最も広く、市の東半分のほとんどが範囲に入ります。

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徳島県の留意事項:「浸水域外でも浸水が発生したり、浸水深がさらに大きくなったりする場合があります。」色がない場所が、来ない場所ではありません。

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徳島市のほかの災害リスク・ほかの市

徳島市の津波は、深さは0.5〜3mが中心でも、市の東半分のほとんどに広がります。自宅が範囲にあるなら、県の新しい図で色を見て、歩いて行ける津波避難ビルを1つ決めておくところまでが準備です。

出典(すべて2026年10月4日に確認)

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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