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ファスナー合流 やり方/先端で1台ずつ交互に

高速道路で車線が減る場所や、工事で片側1車線にしぼられた場所では、「早めに左へ入って並ぶ人」と「先頭まで走ってから入る人」に分かれます。先頭まで行く車を見ると「ずるい」と感じる人もいますが、NEXCO(ネクスコ)がすすめているのは、じつは先頭まで進んでから1台ずつ交互に入る合流です。

先に結論

  • ✓ ファスナー合流は、合流する場所の先端あたりで、1台ずつ交互に入ること
  • ✓ 混んでいるときは、手前で無理に車線を変えず、そのまま先端まで進む
  • ✓ NEXCO中日本の実験では、渋滞で失われた時間が約3割へった
目次

ファスナー合流とは

NEXCO東日本は、ファスナー合流を「インターの入口や車線が減る場所など、本線で合流が起きる場所で、合流部の先端付近で1台ずつ交互に合流すること」と説明しています。服のファスナーの歯が左右から1つずつかみ合うように、2つの列から1台ずつ入るので、この名前がついています。

NEXCO東日本の圏央道のファスナー合流の説明図。合流部まで無理な車線変更をせずにそのまま前進し、先端で1台ずつ交互に合流する。渋滞軽減、交互合流の表示板
圏央道の幸手IC〜久喜白岡JCTで試した表示(NEXCO東日本の2021年11月15日の発表より)

図のポイントは2つです。合流する場所までは、むやみに車線を変えずにそのまま前に進むこと。先端まで来たら、1台ずつ交互に入ること。手前から片方の車線にだけ車が並ぶと、もう片方の車線があいたままになり、道を使い切れません。

渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの

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渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。

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なぜ先端で入るほうが早い

NEXCO中日本は2019年11月から、愛知県一宮市の一宮JCTで、東海北陸道から名神の上り線へ入る合流部のラバーポールを先へのばし、合流できる場所を加速車線の先のほうにしぼりました。

一宮JCTの対策前と対策後のイメージ図。対策前は東海北陸道からの車がいたるところで合流して名神の流れが悪い。対策後はラバーポール区間を延伸し、先頭で交互に合流するファスナー合流で流れが良くなる
一宮JCTの対策のイメージ(NEXCO中日本の2020年2月27日の発表より)
項目 対策前 対策後
ラバーポールの長さ 100m 360m
合流できる長さ 350m 210m
渋滞で失われた時間(名神と東海北陸道の合計) 約50,100台・時 約36,200台・時(約3割減)
名神の渋滞区間を通る時間(16時〜20時の平均) 約13分 約10分

出典:NEXCO中日本「一宮JCT付近の渋滞対策の効果」(2020年2月27日)。対策前は2018年12月〜2019年2月、対策後は2019年12月〜2020年1月の比較で、交通量はほぼ同じでした。事故や工事による渋滞は数に入れていません。

あちこちで合流が起きると、そのたびに本線の車がブレーキをふみ、うしろへ波のように広がって渋滞が長くなります。合流の場所を1か所にまとめて交互に入ると、ブレーキの回数がへり、流れがそろいやすくなります。

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読者

でも、先頭で入れてもらうのは、なんだか割りこみみたいで気がひけるわ。

おかあさん

そう感じる人は多いのよ。でもNEXCOは看板で「交互合流」とお願いしているの。入る側は先端まで進んで1台ずつ、本線側は1台ゆずって次に進む。おたがいさまの順番、と考えるといいわ。

交互合流の看板が出る場所

ファスナー合流をお願いする看板は、車線が2本から1本にへる場所や、工事の車線規制の手前に立てられます。石川県の北陸道の新手取川橋の工事でも、対面通行の規制の手前に「混雑時は交互合流」の看板を立てていました。

  • インターや合流の加速車線:加速車線の終わりのほうまで進んでから入る
  • 車線がへる場所:へる側の車線を先端まで走り、1台ずつ交互に
  • 工事の車線規制:矢印の板やラバーポールの切れ目のところで交互に

空いているときは、先端までスピードを上げすぎず、まわりの流れに合わせて早めに入ってかまいません。ファスナー合流は、おもに混んで列ができているときの入り方です。

入るとき・ゆずるときのコツ

立場 すること
入る側(へる車線) 手前で無理に車線を変えず、先端まで進む。ウインカーは早めに出し、前の車が入ったら次に入る
本線側(へらない車線) 前の車との間を1台ぶんあけ、交互に1台ゆずる。2台続けて入れようとしない
どちらも 合流の手前でスピードをそろえる。急ブレーキや車間をつめすぎる運転をしない

交互に入る順番を守れば、どちらの列も同じくらいの速さで進みます。年末年始や大型連休のように、工事の規制と帰省の車が重なる時期ほど効き目が出ます。

あわせて読む

出典:NEXCO東日本「圏央道の交通対策について ファスナー合流促進対策の試行運用開始」(2021年11月15日)、NEXCO中日本 一宮JCT付近の渋滞対策の効果(2020年2月27日)、NEXCO中日本 新手取川橋リニューアルプロジェクト(2026年10月23日)。

アイキャッチ写真:北陸道の新手取川橋の工事区間に立てた「混雑時は交互合流」の看板(NEXCO中日本の発表より)。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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