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ChatGPT無料版でできないこと一覧|月3,000円を払う前に確かめる4つの壁と外注の相場

ChatGPT Plusは月3,000円、1年で36,000円です。無料版で止まるのが月に1〜2回の特定の作業だけなら、その作業を一度だけ人に作らせて仕組みにする方が、1年で見ると安く上がります。

どちらが安いかは感覚では決まりません。この記事では、OpenAIの公式料金ページに書かれている無料版の制限を2026年8月12日に全項目書き出し、外注側の相場もココナラで同日に実測して、金額で比較できる形に並べます。

先に結論

  • 無料版が「いいえ」なのは、スケジュールタスク・カスタムGPTの作成・上位の推論モデル・表やグラフの生成など
  • 実務で先に当たるのは入力量の壁。無料版の入力上限は約12ページ分、Plusは約40ページ分
  • 毎日詰まるなら課金(Go 1,400円/Plus 3,000円)、月に数回・特定の作業だけなら外注が安い
  • ココナラの「ChatGPT 自動化」は2,023件。上位60件の最低価格は中央値10,000円、5,000円以下が20件
  • 課金で解けるのは量の問題だけ。「動かない」は課金しても直らない

仕組みを作らせたのに動かない、という段階でつまずいている場合は、原因の切り分け手順をChatGPTに書かせたGASが動かない原因は5つにまとめてあります。この記事は、その手前の「そもそも無料版だと何ができないのか」を扱います。

目次

ChatGPT無料版でできないこと(公式表から抜き出した一覧)

OpenAIの料金ページには、プランごとの機能比較表があります。無料版の欄が「いいえ」になっている項目のうち、仕事で使うときに影響が出るものを抜き出しました。2026年8月12日時点の表記です。

無料版でできないこと 何が起きるか
スケジュールタスク 「毎朝9時に実行」のような定期実行を組めない
GPTの作成と共有(カスタムGPT) 自社の手順を覚えさせた専用チャットを作れない
上位の推論モデル(GPT-5.6 Sol / Sol Pro) 長い条件分岐や計算を含む依頼で精度が落ちる
インタラクティブな表やグラフ 集計結果をその場で図にできない
Thinkingによる画像生成 指示どおりの図版を作らせにくい
動画対応の音声モード 画面や現物を見せながらの相談ができない
社内ナレッジ・社内ツール接続 自社データベースやツールとつなげない

このうち事務作業の自動化で決定的なのは、一覧の先頭にあるスケジュールタスクです。理由は後述します。

「上限あり」の項目の方が、実務では先に当たる

完全に使えない項目より、使えるが上限がある項目の方が実害は出ます。無料版で「上限あり」と書かれているのは次の9つです。

メッセージとやり取り、ファイルアップロード、データ分析、Vision(画像の読み取り)、画像生成、Deep Research、メモリ、Codex、Excel・PowerPoint・Googleスプレッドシート拡張機能。

上限の具体的な回数は公式ページに書かれていません。書かれていないということは、こちら側で予定を立てられないということです。月末の集計を20件分まとめて流し込んでいる途中で止まり、翌日まで待つ、という止まり方をします。

応答時間も、無料版は「帯域幅と可用性に制限あり」と明記されています。混んでいる時間帯は遅くなる前提で、Plus以上は「高速」と書き分けられています。

一番よく当たるのは入力量の壁(無料版は約12ページ分)

公式の比較表で、無料版と有料版の差が数字で書かれている数少ない項目がここです。

項目 無料版 Go(1,400円) Plus(3,000円) Pro(16,800円〜)
コンテキストウィンドウ上限 27K 54K 54K 128K
1回の入力上限 約12ページ分 約40ページ分 約40ページ分 約250ページ分

約12ページというのは、A4の契約書1通か、物件資料3〜4枚分です。金曜の夕方、30ページある管理規約をまるごと貼り付けて「重要な制限事項を抜き出して」と頼むと、無料版では途中までしか渡っていない状態で回答が返ります。しかも「後半は読めていません」とは言ってくれません。前半だけを見た要約が、全体の要約の顔をして出てきます。

これが無料版で最も危ない挙動です。使えないなら諦めがつきますが、部分的に読んだ結果が完成品として返るので、受け取った側は気づけません。

対処は2つあります。資料を章ごとに分けて渡し、章ごとに要約を取ること。もう1つは、渡す前に不要なページを落として12ページ以内に収めることです。どちらも人間側の手間が増えますが、無料版の範囲で精度は保てます。

定期実行がないので、無料版だけでは「自動化」にならない

無料版のスケジュールタスクは「いいえ」です。つまり、人がチャットを開いて指示を打った瞬間しか動きません。

これは、AIを使った作業効率化と、業務の自動化を分ける線です。

  • 効率化:問い合わせメールの下書きをAIに作らせる。人が毎回チャットを開く
  • 自動化:毎朝9時に前日の反響を集計してシートに書き、Slackに通知する。人は結果だけ見る

後者は、無料版のChatGPTでは何回コードを書かせても実現しません。仕組みを置く場所が要るからです。実際に置き場所として使えるのはGoogle Apps Script(GAS)で、こちらはGoogleアカウントがあれば無料で定期実行のトリガーを設定できます。ChatGPTの課金では解決せず、置き場所を用意すれば無料で解決する、という種類の壁です。

課金と外注、どちらが安いか(ココナラの実測で比較)

2026年8月12日にココナラで「ChatGPT 自動化」を検索した結果です。

  1. 出品総数は2,023件
  2. 上位60件の最低価格は、中央値10,000円。最安1,000円、最高120,000円
  3. 60件のうち20件は5,000円以下から受けている

有料プラン側は、Goが月1,400円(年16,800円)、Plusが月3,000円(年36,000円)です。この2つを並べると分かれ目が出ます。

  • 毎日ChatGPTを開き、週に3回以上は上限や入力量で止まっている → 課金する。年36,000円は1日あたり99円で、その使用頻度なら回収できます
  • 月に数回、決まった作業のときだけ止まる → その作業だけ外注して仕組みにする。1回5,000〜10,000円の出費で、翌月からは止まらなくなります

ただし、課金しても解けない詰まり方があります。コードを貼る場所が違う、初回の権限承認で止まっている、トリガーを設定していない、実データの列がコードの想定とずれている。この4つはどれも自分のパソコンとGoogleアカウントの側にある問題で、ChatGPTを上位プランにしても1つも直りません。

私の見方:課金で買えるのは「量」だけ

私は、有料プランで買えるのは量であって、質ではないと考えています。

公式の比較表を全項目見て、無料版と有料版の差の大半は上限の緩和でした。回数が増える、入力できる量が増える、待ち時間が減る。上位の推論モデルという質の差もありますが、事務作業の自動化で詰まる原因の上位は、モデルの賢さではなく、置き場所と権限と実データの形です。

無料版の制限に毎日ぶつかっている人は課金で楽になります。一方で、月に数回「あれができない」と感じる程度なら、その数回の中身を見た方がいい。量ではなく設計で詰まっているなら、Plusに上げても同じ場所で止まります。

まとめ

  1. 無料版で「いいえ」なのは、スケジュールタスク・カスタムGPT・上位の推論モデル・表やグラフの生成など
  2. 実務で先に当たるのは入力量の壁。無料版は1回約12ページ分で、超えた分は黙って切られる
  3. 定期実行がないので、無料版だけでは自動化にならない。置き場所にはGASが無料で使える
  4. 課金は年16,800円(Go)か年36,000円(Plus)。外注は上位60件の最低価格が中央値10,000円
  5. 「動かない」の原因が貼る場所・権限・トリガー・列のずれなら、課金では1つも直らない

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プラン名・料金・機能の可否は、OpenAIの日本語料金ページ(chatgpt.com/pricing)を2026年8月12日に確認した時点の表記です。出品件数と価格はココナラ上の同日実測で、いずれも変動します。金額は税込表示・記載どおりの数値を用いています。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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