ANA便の予約情報へ不正アクセスがあり、一部の顧客情報が参照された形跡があると全日本空輸が発表しました。対象人数や情報項目は、10月29日の発表では明らかにされていません。
予約システム側から報告
「発表に人数がないから自分は対象外」とは限りません。数字が出ていないことと、対象ではないと確認できたことは別です。
全日本空輸の10月29日付のお知らせによると、同社が旅客サービスシステムの提供を受けるスペインのAmadeus IT Group(アマデウスITグループ)から報告がありました。対象として説明されているのはANA便の予約情報です。
| 確認する項目 | 発表の内容 |
|---|---|
| 報告された事象 | 予約情報への第三者の不正アクセス |
| 個人情報 | 一部が参照された形跡 |
| 対象人数・具体的な項目 | 公表なし・影響範囲を調査 |
| 対象者への案内 | 詳細確認後に知らせる |
同社はアマデウス社と連携して影響範囲を特定し、詳細が確認できた段階で対象の顧客へ知らせるとしています。予約した時期、搭乗した路線、会員であるかどうかといった条件だけで、この記事から個人の該当・非該当を判定することはできません。

画像の出典
写真:Pexels。特定企業の設備や被害状況を撮影したものではありません。JALの件数は足さない
同じシステム提供元をめぐってはJALも別に発表しています。ただし、JALの発表にある人数や情報項目を、そのままANAの対象範囲へ当てはめることはできません。航空会社ごとの発表と、利用者本人へ届く通知を分けて確認する必要があります。
「同じ委託先だから、自分も必ず対象だ」という決めつけも、「ANAから数字が出ていないから影響はない」という判断も、10月29日の公表内容を越えています。分かっているのは参照の形跡が報告され、範囲の調査が続いていることです。
メールの案内を受けたら
情報漏えいを名目にした連絡が届いたら、本文のリンクからすぐにログインする前に、ブックマークや公式アプリから航空会社の情報を開いて照合します。消費者庁も、不正アクセス事案に便乗した不審なメールや電話への警戒を呼びかけています。
補償や本人確認を理由に暗証番号、クレジットカード番号、パスワードの入力を求める画面へ誘導されても、受信した連絡だけを根拠に入力しないでください。確認のために電話する場合も、メールに書かれた番号を無条件に使わず、自分で開いた公式サイトの窓口から確かめます。
手元の通知を確認するときは、送信元の表示名だけで判断せず、どの会社のどのサービスについて、何が対象だと書かれているかを読みます。情報項目が明らかになったら、その項目に合う対応を選びます。予約情報の参照と、メールアカウントそのものへの侵入は同じ事象ではありません。
予約の変更とは別に確認
今回のANAのお知らせは、不正アクセスと影響範囲の調査についてのものです。記事を読んだだけで航空券の予約が取り消されたと判断したり、あらためて代金を支払ったりする必要はありません。運航予定や予約内容は、通常の公式の予約確認画面で確かめてください。
搭乗予定の便についての確認と、個人情報に関する通知の確認は、目的を分けて行うと整理しやすくなります。前者は自分の予約番号や公式アプリ、後者は10月29日付のお知らせと今後の個別案内が入口になります。
本稿は10月30日に確認したANAの10月29日付発表を基にしています。未公表の項目や件数は推計せず、対象の確定は今後の公式案内に従ってください。
結局どうすればよいか
- ANA公式サイトで対象範囲の更新を確認する
- 不審な連絡から認証情報を入力しない
公式出典
更新履歴
- 2026年10月30日 初版公開
※本記事は2026年10月30日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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