🗨️「首都高が10月から値上げされると聞きました。いくら上がるの? 短い区間しか乗らない人も上がりますか。」
上がるのは長く乗る人です。下限料金は据え置きで、上限だけが上がります。中型車以上は2027年6月まで据え置く特別措置がついています。
[交通] この記事の要点
2026年9月14日 発表
- 首都高を長い距離で使う人(おおむね20km以上)
- トラック・バスなど中型車以上で首都高を使う事業者
- ETCを付けずに首都高へ入る車
車種ごとに、いくらからいくらになるのか
首都高速道路株式会社の説明資料に載っている、車種区分ごとの基本料金の新旧です。左の数字が下限、右の数字が上限です。
| 車種区分 | 現行 | 10月1日から |
|---|---|---|
| 軽・二輪 | 280円〜1,590円 | 280円〜1,740円 |
| 普通車 | 300円〜1,950円 | 300円〜2,130円 |
| 中型車 | 330円〜2,310円 | 330円〜2,520円(※) |
| 大型車 | 400円〜3,110円 | 400円〜3,410円(※) |
| 特大車 | 550円〜5,080円 | 550円〜5,570円(※) |
(※)中型車以上には特別措置があります。下で書きます。
渋滞と通行止めで動けなくなったときに要るもの
迂回路を調べるにも、その場で待つにも、要るのはトイレと電源の2つです。車に積みっぱなしにできる小さいものだけ挙げます。
渋滞と通行止めで動けなくなったとき、いちばん先に困るのがトイレです。高速道路上ではパーキングまで降りられないので、車に積んでおくものの中では優先度が高い1つです。
渋滞中はナビと地図と渋滞情報でスマホを使い続けるので、電池は思ったより早く減ります。迂回路を調べる段になって充電が無いと、動けるのに動けません。
災害時に多いつまずきが「ケーブルが見つからない・端子が合わない」です。本体にケーブルが付いている型だとそこで止まりません。20000mAhでスマホ数回分。
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下限は据え置き、上がるのは長く乗る人
表を縦に見ると、どの車種も左の数字が変わっていません。普通車なら300円のままです。これは短距離だけ使う車が増えて渋滞するのを抑えるために置いている料金なので、今回も据え置くと説明されています。
変わるのは距離に応じて増える部分です。普通車の場合、1kmあたりの料金が29.52円から32.472円になります。式で書くと、現行が「(150+29.52×距離)×1.10」、改定後が「(150+32.472×距離)×1.10」です。距離が長いほど差が開く形なので、上限に届く55km以上の利用がいちばん影響を受けます。
途中の距離での目安として、説明資料には20km前後で810円から880円へ、70円上がる例が載っています。上限に届く区間では1,950円から2,130円で、差は180円です。平均改定率は全車で8.1%と書かれています。
中型車以上は2027年6月まで据え置き
中型車・大型車・特大車には、改定後の額とは別に「特別措置期間中に適用される額」が併記されています。期間は2026年10月から2027年6月まで、額は現行と同じです。つまりトラックやバスは、10月1日にはまだ上がらず、2027年7月から上がります。
中型車以上の()内の料金は特別措置期間中(2026.10〜2027.6)に適用される額
首都高速道路株式会社 説明資料「首都高速道路の料金改定」について
この特別措置は、道路運送事業で運賃に価格転嫁を進めるための環境整備として置かれたものです。運ぶ側が荷主に運賃を上げてもらう交渉の時間を確保する、という趣旨で、説明資料にも参考資料としてまとめられています。仕事で使う車の経費を見積もるときは、2027年7月から本来の額に戻ることを織り込んでおく必要があります。
ETCを付けていない車の扱い
首都高は距離に応じて料金が決まりますが、ETCを付けていない車は入口から出口までの距離が分かりません。そのため、非ETC車には区間の最大料金が適用されます。普通車なら2,130円です(放射線の下り方向の利用など一部を除きます)。
現行でも同じ考え方で1,950円が適用されていたので、仕組みが変わるわけではありません。ただし上限が上がるぶん、ETCの有無による差は180円ぶん広がります。短い区間しか乗らない場合でも、ETCがなければ上限額を払うことになります。
なぜ上げるのか
首都高が挙げている理由は、労務費と材料費の高騰による維持管理コストの上昇です。首都高は1962年の開通から60年を超えた区間を抱えていて、大規模更新や補修が続いています。今回の改定は、その原資を利用者に求めるものだと説明されています。
生活・仕事にどう効くか
- 長距離の利用:普通車の上限は1,950円から2,130円へ180円上がる。55km以上はどこまで走っても上限額なので、長距離の人ほど影響が大きい。
- 短距離の利用:下限料金は普通車300円のまま据え置き。ごく短い区間だけの利用は変わらない。
- 仕事の車:中型車以上は改定後の額(中型車の上限2,520円など)がいったん決まるが、2026年10月から2027年6月までは現行額が適用される。
結局どうすればよいか
- 自分がよく使う区間の距離を確認する。20kmを超えるなら上がる側に入る
- ETCを付けていない車は、区間最大料金が適用される。10月までにETCを付けるか検討する
- 中型車以上で運ぶ仕事をしているなら、2027年7月からの本来の額で先に見積もりを組み直しておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
ほかに使える無料ツール
公式出典
- 首都高速道路株式会社「2026年10月1日から首都高速道路の料金が変わります」(2026年7月31日発表)
- 首都高速道路株式会社 説明資料「首都高速道路の料金改定」について(PDF)(2026年7月31日発表)
更新履歴
- 2026年9月14日 初版を公開
※本記事は2026年9月14日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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