🗨️「台風30号は関東にも影響するの?」
関東甲信では26日(月)から27日(火)にかけて、警報級の大雨になる可能性があります。ただし雨を降らせるのは台風そのものではなく、本州付近に停滞する前線です。台風30号は26日夜までに四国の南で温帯低気圧に変わり、そのあと本州の南岸を東へ進む見込みです(気象庁、24日16時30分発表)。
[災害] この記事の要点
2026年10月24日 発表
- 栃木・群馬を除く関東甲信の7都県(26日は午前から警報級の可能性[中])
- 伊豆諸島(24時間に多い所150ミリの雨が2日続く予想)
- 低い土地・川の近く・がけの近くに住む人
関東の大雨はいつからいつまで
東京地方の天気予報(24日19時発表)では、25日(日)は曇りで昼過ぎから時々雨、26日(月)は雨時々くもりです。週間天気予報(17時発表)の降水確率は26日が90%、27日(火)が60%で、雨の日が2日続く予報です。
気象庁は、警報を出す可能性がある日を5日先まで「早期注意情報」で知らせています。24日17時(東京都は19時)の発表では、26日は午前・午後とも、栃木と群馬を除く7都県で、大雨か土砂災害の警報級の可能性が[中]でした。
| 都県 | 26日(月) | 27日(火) |
|---|---|---|
| 茨城 | 大雨[中] | - |
| 栃木 | - | - |
| 群馬 | - | - |
| 埼玉 | 大雨[中] | - |
| 千葉 | 大雨・土砂災害[中] | 雨[中] |
| 東京(23区・多摩) | 大雨[中] | - |
| 伊豆諸島 | 土砂災害[中] | 雨[中] |
| 神奈川 | 大雨・土砂災害[中] | 雨[中] |
| 山梨 | 土砂災害[中] | - |
| 長野 | 土砂災害[中] | - |
気象庁の早期注意情報(24日17時発表、東京都は19時発表)から作成。「-」は[高]も[中]も出ていないことを表します。27日は都県ごとの雨の判定です。
[中]は、気象庁の説明では「可能性が高くはないが一定程度認められる」段階です。ひとつ上が[高]で、大雨でどちらかが出ているときは、災害への心構えを高める「警戒レベル1」にあたります。24日19時までの発表では、関東甲信に[高]は出ていません。
冠水した道で車が動けなくなったときに要るもの
JAFのテストでは、セダンが走れなくなる水深と、ドアが開かなくなる水深がほぼ同じでした。つまり止まった時点で、窓を割る以外に外へ出る方法がなくなります。車に置いておくものから挙げます。
水に浸かった車は、外からの水圧でドアが開かなくなります。割れるのは側面のガラスで、フロントガラスは合わせガラスなので割れません。グローブボックスの奥ではなく、座ったまま手が届く場所に置いてください。
119番も家族への連絡も、スマホが生きていることが前提です。水に落とすと沈んで探しようがなくなるので、浮く型かどうかがそのまま連絡手段の有無になります。入れたまま操作できます。
鍵につけて持ち歩けるサイズ。停電や夜道、内見での床下確認にも使えます。備えは「持ち歩けるかどうか」で使用率が変わります。
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予想される雨の量
24日16時30分の「関東甲信地方気象解説情報(大雨)」では、26日から27日にかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。24時間に降る雨の量は、多い所で次のとおりです。
| 地域 | 25日18時〜26日18時 | 26日18時〜27日18時 |
|---|---|---|
| 関東地方北部 | 60ミリ | 60ミリ |
| 関東地方南部 | 80ミリ | 80ミリ |
| 甲信地方 | 80ミリ | 50ミリ |
| 伊豆諸島 | 150ミリ | 150ミリ |
都県ごとの情報では、千葉県は北西部・北東部・南部とも、どちらの期間も80ミリです。神奈川県は東部・西部とも26日18時までが80ミリ、その後が50ミリ。山梨県は峡南地域と富士五湖で、26日18時までが80ミリです。伊豆諸島では、25日夜のはじめ頃から27日にかけて激しい雨の降る所がある予想です。
80ミリは、東京(千代田区)で10月の1か月に降る雨の平年値234.8ミリの、およそ3分の1にあたります。関東地方南部では、その量が多い所で24時間のうちに降り、次の24時間も同じ量が予想されています。
千葉県では、8月の千葉豪雨と台風25号の大雨で川の堤防が傷んだことなどを受けて、大雨の警報などを通常より低い基準で出している市町があります。山梨県でも、6月26日の地震で揺れの大きかった富士河口湖町と大月市は、土砂災害の警報などの基準を下げて運用しています。
台風30号は温帯低気圧へ
台風30号は24日18時、東シナ海を北へ時速30キロで進んでいて、中心気圧は985ヘクトパスカルです。気象庁の18時45分の発表では、26日15時もまだ台風のまま東シナ海にあり、27日15時には温帯低気圧として、日本の東を時速50キロで東へ進む予想です。

関東甲信の雨は、この前線がもたらします。前線は27日頃まで本州付近にとどまる見込みです。そこへ台風のまわりの暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になるとされています(全般気象解説情報、24日17時26分発表)。
「温帯低気圧に変われば、もう安心」と思うかもしれません。気象庁は、台風が温帯低気圧に変わると、中心付近の風はたいていピークを過ぎていても、強い風の範囲は広がり、中心から離れた場所で大きな災害が起きることもあると説明しています。熱帯低気圧に変わった場合も強い雨が降ることがあり、どちらも「消滅するまで油断はできません」としています。
月曜の朝に見ておくこと
26日(月)の[中]は午前(0時から12時)から出ていて、通勤や通学の時間帯も含まれます。
気象庁の目安では、1時間に30ミリ以上50ミリ未満の「激しい雨」は、バケツをひっくり返したように降り、道路が川のようになる降り方です。車で出る人は、線路や道路の下をくぐるアンダーパスに水がたまっていたら、入らずに引き返してください。
雨が降り出してからは、気象庁の「キキクル」で、土砂災害や浸水の危険度が地図の色で分かります。
自宅が土砂災害警戒区域や、川があふれたときの浸水想定区域に入っているかは、雨が降り出す前に調べておけます。
次の発表は25日朝
次の「関東甲信地方気象解説情報(大雨)」は、25日6時頃に出る予定です。都県の情報は、東京都と神奈川県が6時頃、千葉県と山梨県が7時頃の予定です。
気象庁は、雨雲が予想より発達したり、同じ所にかかり続けたりすると、警報級の大雨になる可能性があるとしています。25日(日)の朝の発表で、雨の量の予想と[中]の地域が変わっていないかを確かめてください。
生活・仕事にどう効くか
- 26日(月):東京地方・神奈川・埼玉・千葉・茨城で、大雨の警報級の可能性が午前から[中]。通勤・通学の時間帯も含まれる
- 27日(火):千葉・神奈川・伊豆諸島は27日も雨の警報級の可能性が[中]。雨への備えが2日続く
- 車での移動:1時間30ミリ以上の激しい雨では道路が川のようになる(気象庁の目安)。アンダーパスに水がたまっていたら入らない
結局どうすればよいか
- 25日朝に出る次の気象解説情報(6時頃、千葉県・山梨県は7時頃)と早期注意情報で、[中]が[高]に上がっていないかを見る
- 26日に雨が強まったら、気象庁のキキクルで自宅や通勤路の危険度の色を確かめる
- 自宅が土砂災害警戒区域や洪水の浸水想定区域に入っているかを、25日のうちに調べておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
- 気象庁「天気図」(2026年10月24日発表)
- 気象庁「早期注意情報の変更について」
- 気象庁「台風の一生」
- 気象庁「雨の強さと降り方」
更新履歴
- 2026年10月24日 初版を公開(24日19時までの気象庁の発表にもとづく)
※本記事は、2026年10月24日16時30分発表の関東甲信地方気象解説情報(大雨)、同日17時(東京都は19時)発表の早期注意情報、18時45分発表の台風第30号の情報など、気象庁の発表にもとづきます。予報は数時間ごとに更新されるため、最新の内容は気象庁の早期注意情報とキキクルでご確認ください。
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