🗨️「リニアの神奈川県駅はどこにできて、いつ開業するの?」
橋本駅の南側、県立相原高校の跡地を中心とする地下にでき、ホームは深さ約30mの地下3階です。ただ、駅の工事は2030年春ごろまで延びる見込みで、品川・名古屋間の開業の年はJR東海がまだ示していません。
[インフラ・再開発] この記事の要点
2026年10月24日 発表
- 25日(日)にさがみはらリニアフェスタへ行く人
- 橋本駅の南口の周りに住む人・通う人
- リニアの開業をあてにして、橋本の周りで住まいを探している人
軌道階の見学は事前の抽選制で、TBSテレビによると倍率は約12倍でした。見学した人は、開業すると見えなくなる線路側の壁にメッセージを書き込みました。共同通信によると、中が想像より広くて驚いたという声が出ています。
神奈川県駅はどこ
駅ができるのは、JR横浜線・相模線と京王相模原線が通る橋本駅の南側です。フェスタ会場の工事現場は相模原市緑区橋本2丁目で、JR東海は橋本駅から歩いて3分と案内しています。
中心になるのは、神奈川県立相原高校があった跡地です。JR東海が2019年11月に出した工事の資料を見ると、駅は東西に細長く、西は国道16号の近くから、東はJR横浜線の線路の下をくぐった先まで延びています。工事の場所は、緑区の西橋本・橋本・東橋本にまたがります。

公開された地下ホーム
神奈川県駅のあらましは次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 深さ | 約30m(ホームは地下3階) |
| 幅 | 最大で約50m |
| ホームと線路 | ホーム2面・線路4本 |
| 工事の契約 | 2019年6月 |
深さ・幅・ホームと線路の数は、JR東海が2019年に出した資料によります。
地下3階は、真ん中に本線、その両側にホーム、いちばん外側に副本線が並ぶ造りです。地下2階にはフェスタの特設ステージが置かれ、音楽のライブが開かれています。

去年(2025年)のフェスタでは、安全のため来場者は地下に降りられませんでした。今年は地下2階と地下3階が会場になりました。
駅の完成予定と南口の区画整理
駅の工事は当初、2027年3月末までの予定でした(JR東海の2019年の資料)。共同通信によると、JR東海は9月1日、この工事が2030年春ごろまでかかる見込みだと発表しました。橋本駅の南側の地下で、想定より大きな岩が出たことなどが理由です。NHKも、駅の工事は2030年春ごろの完成をめざす計画だと伝えています。
駅の上と周りでは、UR(ユーアール)都市機構が「橋本駅南口地区土地区画整理事業」を進めています。2025年9月25日に国の認可を受けた事業で、旧相原高校の跡地などの約13.7haに、駅と一体になった街をつくります。駅前の交通広場や道路、公園を整える計画で、期間は清算期間を含めて2025年度から2035年度まで、事業費は約290億円です。
リニアの駅を見込んだ橋本の地価の動きは、別の記事でまとめています。
開業はいつ
駅の工事が2030年ごろに終われば、リニアに乗れるようになるの?
そうはならないの。JR東海は品川から名古屋までの区間をまず開業する計画で、その開業時期がまだ決まっていないのよ。
最初の目標だった2027年の開業は、静岡県内の工事に入れなかったことから、2024年に断念しています(日本経済新聞)。
共同通信によると、JR東海の社長は7月24日に国土交通大臣と会い、新しい開業時期を年内に示すと伝えました。TBSテレビは10月24日、開業は「早くても2036年以降」と見込まれていると伝えましたが、JR東海が示した年ではありません。
一方、静岡県内の工事は、請け負うゼネコンが談合事件で営業停止の処分を受けたため年内に始めるのは難しく、来年の春以降にずれ込む見通しです(中日新聞10月22日、静岡放送10月23日)。静岡放送は、開業時期の検討にも響きうると伝えています。
工事現場を見る方法
フェスタは25日(日)も、午前10時から午後5時まで開かれます(最終入場は午後4時30分)。入場は無料で、JR東海グループのポイントアプリ「TOKAI STATION POINT(トスポ)」から、当日の午後4時30分まで申し込めます。申し込みがなくても入れますが、会場の受付で登録するため時間がかかることがあります。
軌道階の見学チケットは10月13日で受け付けを終え、当選した人にだけアプリで知らせています。抽選に外れた人も、イベントには入れます。
フェスタのあとは、現場の中にある「さがみはらリニアひろば」から工事を見渡せます。工事現場に仮に置いた土の山の上を整えた場所です。JR東海によると、開いているのは毎週金曜日と第1・3・5土曜日の午前10時から午後4時で、予約はいらず、入園料もかかりません。10月はこのあと30日(金)と31日(土)が開園日です。警報が出たときや風が強いときは閉まります。ひろばへの道が坂のため、車いすとベビーカーはひろばの中では使えません。

写真の出典
アイキャッチ:橋本駅そばのリニア中央新幹線 神奈川県駅(仮称)の工事現場(2025年6月撮影。撮影 武田信徳・CC BY 4.0・ウィキメディア・コモンズ。上下を切り抜き、文字を重ねています)
生活・仕事にどう効くか
- 25日のフェスタ:入場は当日も申し込める。軌道階の見学は当選した人だけ
- 駅の完成:共同通信によると、駅の工事は2030年春ごろまでかかる見込み
- リニアの開業:品川・名古屋間の開業時期は、10月24日時点でJR東海が示していない
結局どうすればよいか
- 25日に行くなら、トスポのアプリで入場を申し込む(当日の午後4時30分まで。申し込みがなくても受付で登録すれば入れる)
- 歩きやすい靴で、電車やバスで行く(駐車場・駐輪場はなく、地下では傘が使えない)
- 軌道階を見られなかった人は、さがみはらリニアひろばから地上で工事を見渡せる(10月は30日・31日)
- 開業の年はJR東海の正式な発表で確かめる(報道に出ている年は会社が示したものではない)
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
更新履歴
- 2026年10月24日 初版を公開(JR東海・神奈川県の発表と10月24日の報道にもとづく)
※本記事は2026年10月24日時点でJR東海・神奈川県・相模原市・UR都市機構が公表している情報と、共同通信・NHK・TBSテレビ・静岡放送・中日新聞・日本経済新聞の報道にもとづきます。駅の工事の期限や開業時期は変わる可能性があるため、最新の内容はJR東海の発表をご確認ください。
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