🗨️「日本に上陸した歴代最強の台風は何ですか」
気象庁の統計(1951年〜2026年第8号)で、上陸時の中心気圧が最も低いのは1961年の第二室戸台風の925hPaです。2位は1959年の伊勢湾台風の929hPaでした。統計前の参考記録では、1934年の室戸台風が911.6hPaです。
[災害] この記事の要点
2026年10月24日 発表
- 日本に上陸した最強の台風を知りたい人
- 伊勢湾台風や室戸台風の強さを知りたい人
- 気象庁が名前を付けた台風を知りたい人
日本に上陸した台風で、記録の残る中で最も強かったのは、1961年の第二室戸台風です。上陸したときの中心気圧は925hPa(ヘクトパスカル)でした。ただ、「最強」を気圧で決めるか、風で決めるか、被害で決めるかで、名前の挙がる台風は変わります。
先に結論
- ✓ 上陸時の気圧が最も低いのは第二室戸台風の925hPa(1951年以降)
- ✓ 統計が始まる前では、1934年の室戸台風が911.6hPa
- ✓ 上位10個のうち6個が鹿児島県に上陸
上陸時の気圧 歴代ランキング
台風の強さは、中心の気圧が低いほど強いとされます。気象庁の中心気圧が低い台風では、日本に上陸したとき(直前)の中心気圧の低い順に、次の10個を挙げています。期間は1951年から2026年の台風第8号までです。
| 順位 | 台風 | 上陸時の気圧(hPa) | 上陸した日と場所 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1961年 第18号(第二室戸台風) | 925 | 9月16日 高知県室戸岬の西 |
| 2 | 1959年 第15号(伊勢湾台風) | 929 | 9月26日 和歌山県潮岬の西 |
| 3 | 1993年 第13号 | 930 | 9月3日 鹿児島県薩摩半島南部 |
| 4 | 1951年 第15号 | 935 | 10月14日 鹿児島県串木野市付近 |
| 5 | 2022年 第14号 | 940 | 9月18日 鹿児島県鹿児島市付近 |
| 5 | 1991年 第19号 | 940 | 9月27日 長崎県佐世保市の南 |
| 5 | 1971年 第23号 | 940 | 8月29日 鹿児島県大隅半島 |
| 5 | 1965年 第23号 | 940 | 9月10日 高知県安芸市付近 |
| 5 | 1964年 第20号 | 940 | 9月24日 鹿児島県佐多岬付近 |
| 5 | 1955年 第22号 | 940 | 9月29日 鹿児島県薩摩半島 |

上位10個のうち、6個は鹿児島県への上陸です。南の海で発達した台風が、まだ勢いを保ったまま最初にぶつかるのが九州の南の端だからです。1位と2位は、高知県と和歌山県の岬の西でした。
2022年の第14号は、この表で唯一の2000年以降の台風です。940hPaで鹿児島市付近に上陸しました。
強さを風で見ると、第二室戸台風が上陸した1961年9月16日に、室戸岬で最大瞬間風速84.5m/sを観測しています。この値は、全国の観測史上でいまも3位です。
統計前の室戸台風と枕崎台風
気象庁の順位表は1951年からです。それより前の台風は、同じページに「参考記録」として2つ載っています。
| 台風 | 気圧(hPa) | 日付・観測した場所 |
|---|---|---|
| 室戸台風 | 911.6 | 1934年9月21日・室戸岬 |
| 枕崎台風 | 916.1 | 1945年9月17日・枕崎 |
どちらも、陸の観測所で測った気圧です。この2つを入れると、日本に上陸した台風で気圧が最も低いのは1934年の室戸台風になります。高知県の室戸岬は、室戸台風と第二室戸台風の2回、記録の1位を出した場所です。
じゃあ気圧がいちばん低い台風が、いちばん被害も大きかったの?
そうとは限らないの。被害は、どこを通ったか、雨や高潮がどうだったかで決まるわ。名前が付いた台風を見るとよくわかるわよ。
名前が付いた台風10個
気象庁は、大きな災害を起こした台風に名前を付けています。気象庁が名称を定めた気象・地震・火山現象一覧にある台風は、次の10個です。
| 名前 | 年月(台風番号) | 気象庁が書いている主な被害 |
|---|---|---|
| 洞爺丸台風 | 1954年9月(第15号) | 青函連絡船・洞爺丸の遭難、岩内大火 |
| 狩野川台風 | 1958年9月(第22号) | 狩野川(静岡県)の氾濫 |
| 宮古島台風 | 1959年9月(第14号) | 宮古島の7割の住家が損壊 |
| 伊勢湾台風 | 1959年9月(第15号) | 紀伊半島沿岸と伊勢湾沿岸の高潮 |
| 第2室戸台風 | 1961年9月(第18号) | 暴風と高潮 |
| 第2宮古島台風 | 1966年9月(第18号) | 宮古島の半数以上の住家が損壊 |
| 第3宮古島台風 | 1968年9月(第16号) | 宮古島の3千戸近くの住家が損壊 |
| 沖永良部台風 | 1977年9月(第9号) | 沖永良部島の半数の住家が全半壊 |
| 令和元年房総半島台風 | 2019年9月(第15号) | 房総半島を中心に暴風 |
| 令和元年東日本台風 | 2019年10月(第19号) | 記録的な大雨で多数の河川が氾濫 |
気圧の順位表と名前の一覧の両方に入っているのは、伊勢湾台風と第二室戸台風だけです。伊勢湾台風は気圧では2位ですが、被害の中心は伊勢湾沿岸の高潮でした。
令和元年東日本台風は、気圧の順位表には入っていません。それでも記録的な大雨で多くの川があふれ、名前が付きました。宮古島台風や沖永良部台風のように、島を襲って名前が付いた台風もあります。島は「上陸」に数えないので、上陸時の順位表には出てきません。
私は、「歴代最強」を知りたいなら、気圧の数字よりも「自分の住む場所が何に弱いか」と合わせて見るべきだと考えています。海沿いなら高潮、川のそばなら大雨、高台なら風です。同じ台風でも、場所によって怖さの中身が違います。
台風がどの県に多く上陸しているかは台風 上陸数 ランキング/1位は鹿児島県で数えました。
この住所は浸水しやすい場所ですか?
住所を入れるだけ。ハザードマップの指定(浸水・土砂・津波)と地盤の強さが5秒で出ます。会員登録も電話番号も要りません。
よくある質問
Q. 日本に上陸した歴代最強の台風は何ですか。
A. 気象庁の統計(1951年以降)では、上陸時の中心気圧が最も低いのは1961年の第二室戸台風(925hPa)です。統計前の参考記録では、1934年の室戸台風が911.6hPaでした。
Q. 伊勢湾台風の気圧はいくつでしたか。
A. 上陸時の中心気圧は929hPaで、気象庁の順位表で2位です。1959年9月26日に和歌山県潮岬の西に上陸しました。
Q. 最近の台風で強かったものはどれですか。
A. 上陸時の気圧の順位表で2000年以降に入っているのは、2022年の第14号(940hPa、鹿児島市付近)だけです。
Q. 室戸台風と第二室戸台風は同じ台風ですか。
A. 別の台風です。室戸台風は1934年(911.6hPa)、第二室戸台風は1961年の第18号(925hPa)で、どちらも高知県の室戸岬付近に上陸しました。
生活・仕事にどう効くか
- 気圧:上陸時の1位は第二室戸台風925hPa。2000年以降で入ったのは2022年第14号だけ。
- 場所:上位10個のうち6個が鹿児島県に上陸。
- 名前:気象庁が名前を付けた台風は10個。令和元年の2つは気圧の順位表に入っていない。
結局どうすればよいか
- 気圧だけでなく、住む場所が高潮・大雨・風のどれに弱いかを確かめる
- 台風が来る前に、窓や排水口など家の周りを見ておく
- 住所の浸水や土砂のリスクを調べておく
あわせて読む・調べる
くわしく知る(保存版の記事)
公式出典
更新履歴
- 2026年10月24日 初版を公開
※本記事は2026年10月24日時点で公表されている情報にもとづきます。数値・制度・進路などは今後変わる可能性があるため、最新の内容は各公式発表をご確認ください。
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