🗨️「サムスン 決算の発表内容は?」
サムスン電子が10月29日に公表した7〜9月期の決算資料では、営業利益が107兆4000億ウォン、売上高が195兆3000億ウォンでした。ただし、利益の大半は半導体部門で、スマホなどを扱う部門は赤字です。
[経済] この記事の要点
2026年10月29日 発表
- サムスン電子の決算発表と半導体事業の状況を確認する人
- スマートフォンなど完成品事業の実績を知りたい人
本日の決算と速報値
| 連結業績 | 7〜9月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 195兆3000億ウォン | 127%増 |
| 営業利益 | 107兆4000億ウォン | 783%増 |
| 研究開発費 | 14兆4000億ウォン | 63%増 |
今回の発表が対象にしているのは、2026年7月から9月までの3カ月間です。説明会は韓国標準時の10月29日午前10時からで、日本との時差はありません。日本時間でも同じ29日午前10時です。
営業利益は前年同期の約8.8倍となりました。「783%増」は前年の約7.8倍を上乗せしたという意味なので、利益の総額が前年の7.8倍という読み方とは違います。会社の資料では、売上高と営業利益がともに4四半期連続で過去最高を更新したと説明しています。
10月8日に先に出ていたのは業績の速報です。その時点の売上高見通しは約195兆ウォン、営業利益見通しは約107兆4000億ウォンでした。29日の詳細資料では売上高が195兆3000億ウォンとなり、営業利益は速報と同じ水準です。8日付の記事を、本日初めて出た数字として読むと発表の順序を取り違えます。

画像の出典と利用条件
出典:サムスン電子・第3四半期決算説明資料5ページ。原資料を画像化して引用。半導体部門で利益拡大
半導体部門の売上高は147兆1000億ウォン、営業利益は106兆5000億ウォンです。連結営業利益107兆4000億ウォンの大半を、この部門が稼いでいます。前年同期の半導体部門の営業利益は7兆ウォンだったため、連結全体の伸びの中でも半導体の寄与が大きいことが読み取れます。
メモリー事業について会社は、人工知能(AI)向け製品を中心に販売構成を組み、高帯域幅メモリーのHBM4(エイチビーエムフォー)と、サーバー用記憶装置のSSD(エスエスディー)の販売を増やしたとしています。サーバーの強い需要を背景に、各用途のメモリー価格が上昇したという説明です。
半導体部門の売上高と、スマートフォンや家電などの部門の売上高をそのまま足しても、連結の195兆3000億ウォンにはなりません。資料の部門売上高には社内の部門間取引が含まれているためです。会社全体の規模を見るときは連結売上高を使い、各部門の表は事業の違いを読むために使います。
完成品部門とは損益に差
スマートフォン、テレビ、家電などの完成品部門は、売上高52兆1000億ウォンに対して営業損失8000億ウォンでした。半導体部門の好調さが、そのまま完成品の増益を表しているわけではありません。
このうちスマートフォンとネットワーク機器を合わせた事業は、売上高37兆7000億ウォン、営業損失6000億ウォンです。前の四半期の営業損失7000億ウォンからは赤字幅が縮まりましたが、前年同期は3兆6000億ウォンの営業黒字でした。スマートフォン単独の営業損益と、この合計値を混同しないようにしてください。
会社はスマートフォンについて、折りたたみ端末を含む新しい上位機種が売上高を押し上げた一方、費用の増加が利益を圧迫したと説明しています。テレビ・家電事業でも原材料費や物流費などに言及しています。売上高の増減と営業損益は、別の欄で確認できます。
次四半期は会社の見通し
10〜12月期について、メモリー事業は人工知能向けを中心とする販売方針を続け、高帯域幅メモリー、サーバー向けメモリー、記憶装置の販売を増やす計画を示しました。2027年については、人工知能の設備投資拡大を背景に、2026年より供給制約が厳しくなると会社は見込んでいます。
これらは7〜9月期の実績とは区別する部分です。会社が需要や供給の先行きを説明していても、その通りの業績がすでに出たという意味にはなりません。現在の資料で確認できるのは、第3四半期の業績と、発表時点での会社の計画です。
同じ決算でも、連結全体と部門別、営業利益と税引き後利益、実績と見通しでは数字が変わります。今回のサムスン決算では、連結営業利益を支えた半導体と、赤字が続いた完成品部門の違いまで読むと、過去最高という見出しの中身を確認できます。
表紙写真の出典
表紙は電子基板のイメージ写真。Pexelsの写真素材。結局どうすればよいか
- 10月8日の速報値と29日の詳細決算を分けて確認する
- 連結全体の利益と部門別の損益を読み分ける
- 第4四半期以降の説明は実績と区別する
公式出典
更新履歴
- 2026年10月29日 公式の決算説明資料に基づき初版を作成
※金額は韓国ウォン。10月29日の会社公表資料に基づきます。資料は外部レビュー完了前の数値と説明しており、レビュー結果によって変更されることがあります。
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