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大手銀行は住宅ローン金利を引き上げ中、ネット銀行は下げている。8月の金利差を比較

💬 Aさん「住宅ローンの固定金利がまた上がったとニュースで見ました。今は借りるタイミングとして良くないんでしょうか?」
💬 回答「上がっているのは三菱UFJなど大手銀行の話です。同じ8月に、住信SBIネット銀行やauじぶん銀行は固定10年金利をわずかに下げています。銀行によって動きが逆なので、どこで借りるかで結果が変わります」

2026年8月、大手銀行の住宅ローン固定金利が軒並み引き上げられる一方で、ネット銀行の一部は据え置き、あるいはわずかに引き下げています。同じ「金利上昇局面」でも銀行によって対応が分かれている状況を整理します。

目次

何が起きたか

長期金利の上昇を受けて、2026年8月の住宅ローン固定10年金利は、大手銀行で軒並み引き上げとなりました。

銀行 固定10年金利(8月) 7月からの変化
三菱UFJ銀行 3.590% +0.24%
三井住友信託銀行 4.105% 引き上げ

一方、ネット銀行は次のとおりです。

銀行 固定10年金利(8月) 7月からの変化
住信SBIネット銀行 2.859% -0.02%(引き下げ)
auじぶん銀行 3.050% -0.02%(引き下げ)

住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行を単純に比べると、固定10年金利で1.2ポイント以上の差があります。3,000万円を35年で借りた場合、金利1%の差だけでも毎月の返済額は1万円以上変わる水準です。

用語をひとつだけ確認しておきます

「固定10年」とは、借入から10年間は金利が変わらず、11年目以降に改めてその時点の金利で固定または変動を選び直すタイプの住宅ローンです。全期間固定(フラット35など)とは別の商品で、当初10年間の返済額を確定させたい人が選びます。

なぜ銀行によって動きが逆になるのか

住宅ローンの固定金利は、多くの銀行で長期金利(新発10年国債利回り)の動きを基準に決められます。長期金利が上がれば、通常はどの銀行も引き上げ方向に動きます。

違いが出るのは、各行が独自に上乗せしている優遇幅(金利の引き下げ幅)の設定です。ネット銀行は店舗を持たない分のコストを金利優遇に回しやすく、長期金利が上がる局面でも優遇幅を広げることで、店頭金利の上昇を吸収して低い水準を保つことができます。今回のauじぶん銀行・住信SBIネット銀行の引き下げも、この優遇幅の調整によるものです。

自分にどう効くか

これから住宅ローンを借りる方

「金利が上がっている」というニュースだけを見て焦る必要はありません。借入先によって数字がまったく違うので、大手銀行の店頭金利だけで判断せず、ネット銀行を含めて複数行を比較したうえで検討してください。ただしネット銀行は審査や団体信用生命保険の条件が大手銀行と異なる場合があるので、金利だけでなく審査基準・保障内容もあわせて確認が必要です。

既に住宅ローンを組んでいる方

借り換えを検討する場合、金利差だけでなく登記費用・事務手数料・保証料などの諸費用を含めて損得を計算する必要があります。金利差が1%前後あるケースでは、諸費用を差し引いても借り換えメリットが出やすい水準ですが、実際の判断は残債・残期間によって変わるため、複数の銀行でシミュレーションしてから決めてください。

今やること

1. 「金利上昇」のニュースは大手銀行の話か全体の話か確認する
ネット銀行では逆に下がっているケースがあります。

2. 固定10年で借りるなら大手・ネット双方の金利を比較する
今回のケースでは1ポイント以上の差が出ています。

3. 借り換えを考えるなら諸費用込みで試算する
金利差だけで判断すると損得を見誤ります。

まとめ

・2026年8月、三菱UFJ銀行は固定10年金利を+0.24%引き上げ、3.590%に

・三井住友信託銀行の固定10年は4.105%まで上昇

・住信SBIネット銀行は2.859%(-0.02%)、auじぶん銀行は3.050%(-0.02%)と、いずれも引き下げ

・違いは各行が独自に設定する「優遇幅」の調整によるもの

・金利だけでなく、審査基準・保障内容・諸費用も含めて比較することが大切

短期プライムレートの改定と変動金利への影響については短期プライムレート8月改定と返済額が変わる時期、大手銀行の固定金利引き上げの詳細は住宅ローン固定金利、8月も大手5行が引き上げにまとめています。

出典
・三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行 各社ウェブサイト公表金利(2026年8月適用分)
・住信SBIネット銀行・auじぶん銀行 各社ウェブサイト公表金利(2026年8月適用分)

※本記事は2026年8月4日時点で公表されている情報にもとづく解説です。金利は毎月改定されるため、実際の借入時には各金融機関の最新の公表金利を必ずご確認ください。特定の金融機関・商品を推奨するものではありません。

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この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

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