MENU
お役立ち記事
【近日公開】AIが物件資料からSUUMO・at homeの入稿文を作成「入稿メイト」|先行登録受付中(無料)

住宅ローンの変動金利、8月3日に何が変わる?返済額が動くのは早くて2027年1月です

💬 Aさん「ニュースで『8月3日に金利が上がる』と見ました。うち、変動金利で住宅ローンを組んでいるんですが、来月から返済額が上がるということですか?」
💬 回答「8月3日に上がるのは銀行の『短期プライムレート』です。多くの銀行では、これが住宅ローンの変動金利に反映されるのは10月1日の見直しから。返済額が実際に動くのは、早くても2027年1月の引き落としからです」

2026年8月3日、三菱UFJ銀行が短期プライムレートを引き上げます。変動金利で住宅ローンを借りている方には気になるニュースですが、「8月から返済額が上がる」わけではありません

この記事では、8月3日に何が変わり、返済額が実際に動くのはいつなのかを、順番に整理します。

目次

8月3日に起きること

三菱UFJ銀行は2026年6月16日、短期プライムレートを次のとおり改定すると発表しました。

項目 内容
改定日 2026年8月3日(月)
改定前 年2.125%(2026年2月2日から適用)
改定後 年2.375%
引き上げ幅 0.25%

みずほ銀行・みずほ信託銀行も同時期に0.25%の引き上げを公表しており、こちらは改定日以降の新規実行・書き換え・利息支払日から適用されると案内されています。

背景にあるのは、日本銀行が2026年6月16日に決めた政策金利の引き上げです。政策金利は1.0%になり、これは約31年ぶりの水準です。

そもそも「短期プライムレート」とは

短期プライムレート(短プラ)は、銀行が信用力の高い企業に1年以内の短期で貸すときの、いちばん優遇された金利のことです。住宅ローンそのものの金利ではありません。

ただし、変動金利型の住宅ローンは、多くの銀行でこの短プラを土台に基準金利が決まる仕組みになっています。一般的にはこういう組み立てです。

基準金利 = 短期プライムレート + 1.0%
実際に適用される金利 = 基準金利 - 優遇幅(引き下げ幅)

借入時に決まった優遇幅は、通常は完済まで変わりません。つまり短プラが0.25%上がれば、基準金利も0.25%上がり、適用金利も0.25%上がる、という関係になります。

ただしネット銀行の一部など、短プラに連動しない独自の基準で金利を決めている商品もあります。ご自身のローンがどの方式かは、契約書か銀行のサイトでご確認ください。

返済額が変わるのはいつか

ここがいちばん誤解されやすいところです。短プラが上がった翌月に返済額が上がるわけではありません。多くの銀行では、次の順番で進みます。

時期 起きること
2026年8月3日 短期プライムレートが上がる
2026年10月1日 住宅ローンの基準金利が見直される(年2回の見直し日)
2026年12月の返済日の翌日 新しい利率での計算が始まる
2027年1月の引き落とし 新しい返済額での引き落としが始まる

変動金利の基準金利は、多くの銀行で年2回、4月1日と10月1日に見直されると決められています。8月3日の改定は4月1日を過ぎているので、反映されるのは10月1日の見直しからです。

そして10月1日に見直された金利は、12月の返済日の翌日から計算に使われ、返済額として引き落としに反映されるのは1月分から。だから「早くても2027年1月」なのです。

返済額が変わらない人もいます

もうひとつ知っておきたいのが、5年ルール125%ルールです。

5年ルール
金利が上がっても、毎回の返済額は5年間そのまま。ただし返済額の内訳(元金にいくら、利息にいくら)が変わり、元金の減りが遅くなります

125%ルール
返済額の見直しで増える場合でも、直前の返済額の1.25倍が上限になります。

「返済額が変わらないなら安心」と読みたくなりますが、そうではありません。返済額が据え置かれている間も利息は増えているので、元金が予定どおり減らず、あとで一気に負担が来ます。金利上昇が大きいと、利息が返済額を上回って「未払利息」が発生することもあります。

さらに、5年ルール・125%ルールが付いていない商品もあります。その場合は7月・1月の返済分から返済額そのものが見直され、上限のふたもありません。ネット銀行系に多い方式です。

自分のローンにこのルールがあるかどうかは、金利の話より先に確認しておく価値があります。

0.25%上がると、いくら変わるのか

3,000万円を35年・元利均等で借りた場合の試算です。

金利 毎月の返済額 35年の総返済額
0.5% 77,876円 約3,271万円
0.75% 81,235円 約3,412万円
1.0% 84,686円 約3,557万円

0.5%から0.75%へ0.25%上がると、毎月の返済額は約3,400円、35年の総返済額では約141万円増える計算になります。

毎月3,400円と聞くと小さく感じますが、これは1回の利上げ分です。0.5%から1.0%まで上がれば、毎月約6,800円、総額で約286万円の差になります。

(元利均等返済・ボーナス返済なし・繰上返済なしで計算した概算です。実際の返済額は借入時期や商品によって変わります)

今のうちにやっておく3つのこと

1. 自分のローンが短プラ連動かどうかを確認する
契約書か、銀行のマイページの金利説明ページで確認できます。

2. 5年ルール・125%ルールの有無を確認する
あるなら返済額は当面変わりませんが、元金の減りは遅くなります。ないなら1月から返済額が動きます。

3. 「あと0.5%上がったら」で家計を試算しておく
上がってから慌てるより、上がる前に数字を見ておくほうが選択肢が多く残ります。

借り換えを検討するなら、諸費用(登記費用・事務手数料・保証料など)を含めて損得を計算します。金利差が小さいうちは、諸費用のほうが大きくなることも珍しくありません。

まとめ

・2026年8月3日、三菱UFJ銀行の短期プライムレートが年2.125%→年2.375%に

・変動金利の基準金利に反映されるのは、多くの銀行で10月1日の見直しから

・返済額が動くのは早くても2027年1月の引き落としから

・5年ルールがあると返済額は据え置き。ただし元金の減りが遅くなる

・0.25%の上昇で、3,000万円・35年なら毎月約3,400円・総額約141万円の差

金利の見方や、固定と変動の選び方については固定金利と変動金利、2026年はどう選ぶ?住宅ローン金利の見方と家計チェックでも整理しています。金利が上がったときに家計がどうなるかを具体的に見たい方は「金利上昇」で家計が詰まった40代夫婦の事例もあわせてどうぞ。

出典
・三菱UFJ銀行「短期プライムレートの改定について」(2026年6月16日発表)
・三菱UFJ銀行「短期プライムレート」ページ
・各行の変動金利見直しルールに関する公表資料

※本記事は2026年8月1日時点の公表情報にもとづく解説です。適用される金利・見直し時期・ルールの有無は金融機関や商品によって異なります。ご自身の契約内容は必ず借入先の金融機関にご確認ください。特定の金融商品を推奨するものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハウスメーカー2社で営業職を経験し、不動産・建築の基礎を習得。
その後、地域密着型の不動産会社にて営業事務として勤務し、
契約書作成、ポータルサイト管理、物件情報の入力・更新など、
実務全般に携わってきました。

特に、ポータルサイトを「より魅力的に見せる工夫」や、
反響につながる「分かりやすい間取り図作成」を得意としています。
自分が関わった物件に反響があった時の喜びが、今の原動力です。

現在は子育てのため一線を退いていますが、
これまでの実務経験を活かし、
フリーランスとして不動産会社様向けの
バックオフィスサポート業務を開始しました。

現場目線を大切にしながら、
「早く・正確に・伝わる」業務サポートを心がけています。

コメント

コメントする

目次